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RENT

映画「FROZEN Ⅱ (アナと雪の女王2)」

201912 アナ雪の続編です。前回は、大好きなイディナ・メンゼルの「Let It Go」が大ヒットして、映画「FROZEN(アナと雪の女王)3D」とイディナ・メンゼル でイディナについても熱く語ってました。その後日本でのコンサートもありました。そのイディナとアナ役のクリステン・ベル、オラフ役のジョシュ・ギャッドもそのまま。

アレンデール王国で平和に暮らすエルサ、アナ、オラフ、そしてクリストフ。しかしエルサには不思議な歌が聞こえてきます。その謎を解くべく、森に向かった一行は、亡くなった父母の秘密を知ります。さらに謎を解こうと、一人海へ向かうエルサ、そしてアナは…。

一応ネタバレ避けますが、姉妹の絆の物語だった前作と比べると、ファンタジー色が強い感じ。物語が進むほど、ああ、「ロードオブザリング」と似ているな、と思いました。話の流れや設定は違うんですけど、雄大な自然の引きの映像(とても凝っていて美しい!)、トロールのような精霊、困難な旅、ドラマチックなBGM。紅葉が、地面に落ちた赤い落ち葉もきれいでした。

一方で、前作同様、ブロードウェイ的な歌がそれぞれよくて、ミュージカルとして楽しめました。特にイディナの、わりと初めの方にある "Into the Unknown"と”Show Yourself”がすばらしく、ちょっと拍手しそうになっちゃいました。クリステンもかわいいんですよね。オラフや、新キャラも表情豊かでほっとします。

クリストフはいいやつですが、あくまで脇役で、大事なときにしばらくいないのもかえってよくて、やっぱりあくまでアナとエルサの物語でした。

 

 

来日ミュージカル「RENT」@シアターオーブ

Rent201808    RENTの20周年ワールドツアーによる来日公演です。RENTは5年ぶり、前回はオフブロードウェイの新演出版でしたが、今回のツアーはまたオリジナル演出に戻ったRENTでした。

ほんとのRENTHeadには到底及ばない(というかレベルがちがう)ですが、私としては8回見ている最多ミュージカル、映画版RENTが、ミュージカルにはまった原点の作品ですから(このブログだってRENTアダム・パスカル中心だったですしカテゴリもある)、やっぱりロジャーが登場して、RENTが始まったときは、ここからだーと鳥肌と涙が出そうになりました。

とにかく、映画DVDをこれほど見て、サントラCDをこれほど聞いた作品はないので、曲すべてが愛おしく、時間が過ぎるのがあっという間でした。

20年前の作品ですが、作者のジョナサン・ラーソンが自分や友人たちの姿を映しているので、同性カップルが本当に自然なかたちで描かれていて、さまざまな人々が愛でつながっているというテーマが、今でも普遍的なものとして伝わってきます。オリジナルキャストのジェシーだったか、ブロードウェイでは「黒人役」のような扱いが多いけど、この作品はそういう属性とは関係なく人間として描かれているんだ、と語ってましたっけ。

カンパニーとしては若くて、粗削りなところも多く、何となく学生の演劇部みたいな感じがして、それもRENTの初期みたいで新鮮だなあと思ってみていたんですが、実際に、ミミ(デリアンドラ・タッカー)とエンジェル(ジャボン・キング)は、大学在学中なんだそうです。ほかのキャストもあまり情報がない若い俳優さんばかりという感じでした。

ロジャー(ローガン・ファリン)、今まで見た中で、声が、アダム・パスカルに一番似てて、ロックな高音。本人もファンなのか、ツアー的な要請なのか、歌い方も相当似てました。コリンズ(デヴィンレ・アダムス)もジェシーにかなり似てました。エンジェルのセレモニーの歌はとってもよかった。エンジェル(ジャボン)は、大柄ですが動きのキレがよく、キュート。ジョアン(レンシア・ケベテ)もすっごくうまかった。モリーン(リンディ・モエ)も個性的でなかなかいいモリーン。マーク(ローガン・マークス)は明晰なセリフがよかったです。

やや残念だったのは、ミミが若干力不足で、とくに「Out Tonight」は聞いててつらかったのと、髪があ!ナチス協力のために坊主頭にされたみたいな短髪って…歌詞にもmoonlight out of your hair ってあるじゃないですか。チラシのビジュアルともちがうし~。ベニーもいまいちでしたね。

2幕最初の「Seasons of love」、やっぱりよかったです。ソロも最高でした。歌舞伎だと休憩後の最初はちょっと遅れても大丈夫なような始まりが多いんですが、これは本当に見逃しちゃいけない2幕冒頭です。

(おまけ)

ところで、アダム・パスカルは今どうしているかと思ったら、今年の5月に「Something Rotten」のシェイクスピア役を離れたそうです。2016年11月からですから、1年半もツアーに出ていたということですよね。お疲れ様でした。

今は、ミュージカル指導なども行っているようです。そして、12月には、アンソニー・ラップとのジョイントライブもあるみたいです。二人の「What You Own」は最高ですからね!

映画「ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ」

Hedwig   先日のジョン・キャメロン・ミッチェルの特別公演の後、映画のDVDを見てみました。というか、名作なんだし、せっかく生ジョン様見るんだから、見とけよってことですよね。

ああ、ほんとに、映画見ておくべきでした。さまざまなメイクとカツラとファッションのジョン様が名曲の数々を歌うだけでもすばらしいんですが、ドキュメンタリーっぽい映像に、架空ながらリアルなヘドウィグの人生が描かれていて感動的。オーブに集まったファンたちは、1曲1曲にこの映像を重ねながら、ジョン様の歌を聞いたんでしょうね。それは熱狂するわー。

「ロッキー・ホラー・ショー」と似てるなんて言われているようですが、似てるのはフランクフルター博士とヘドウィグのビジュアルの雰囲気くらいで、ずっとリアルで深い。そして、メイクなどはかなり強烈なんですが、ジョン様の小さな顔やスリムな体があまり肉感的でなくて、ある種さわやかさがあるのがいいです。

ヘドウィグ(ジョン・キャメロン・ミッチェル)は東ベルリンに生まれ、ルーサー軍曹と結婚して出国するために、切断手術をうけますが、その失敗で1インチ残っちゃいます(Angry Inchi!)。アメリカでルーサーと別れ、ベビーシッターをしているときに知り合った少年トミーTommy(マイケル・ピット)とたくさん曲を作りますが、トミーはヘドウィグの曲をパクッって大スターに。ヘドウィグと恋人のイツハク(ミリアム・ショア)のバンドはトミーのやる会場の隣のカフェでライブをやりながら、権利を取り戻そうとしますが…。

このイツハク、小柄で声が高いとはいえ髭も濃く、まさか女優がやっているとはおもえませんでした。中村中って、ミュージカル版でこのイツハクを演じていたんですね!イツハクは、RENTのTシャツを着ていて、RENTのグアム・ツアーのオーディションを受け、エンジェルに決まるんですが、そこが、この映画がつくられた頃のRENTの地位を思うと、ああ、って思います。RENTのゲイはいくつもある愛の形という感じで、とても自然な描かれ方ですからね。

トミーと再会してからのヘドウィグについては、いろいろな解釈がありうるようです。イツハクとも別れちゃったのかどうかよくわからなかったし。ヘドウィグはこれからどうするんでしょうか。このバンドはやめてしまっても、いつか音楽に帰ってくると信じたいです。

アダム、「Something Rotten」にシェイクスピア役で出演!

Something_r2  「Disaster!」の思わぬ早期クローズで、アダムはどうしているのかしら、ときどきライブはやっているようだけど、と思っていたら、11月の初めから、「Something Rotten」というブロードウェイ・ミュージカルにシェイクスピア役で出演!というニュースが入ってきました。

このミュージカル、16世紀のカリスマ的なスター作家シェイクスピアに憧れるニック・ナイジェル兄弟が、中途半端な預言家ノストラダムスに、未来に流行っている演劇はミュージカルときいてそれを作ろうとする、みたいな話だそうでパロディ満載のコメディ。このタイトルは、「Something is rotten in the state of Denmark.」(デンマークの国で何かが腐っている)というハムレットの中のセリフからとられています。

2015年4月に本公演が始まって、トニー賞にもいろいろノミネートされたんですが、残念ながら、来年1月1日でクローズするそうです。だからアダムはクロージングキャスト。アダムの出演、ちょっとニュースになったりしてますね。しかしオリジナルキャストとクロージングキャストの多い人な気がする。

シェイクスピアはご覧の通り一癖あるロックスターで、コスチュームもメイクもめちゃくちゃ似合ってますよ。インタビューでは、「シェイクスピアあんまり知らなけど(そんな感じですよね)、でも勉強する」なんて言っちゃってます。

Broadway,comの写真、すっごいかっこいい!

ある日のアンコールでは、One Song Glory 歌ったみたいです。もうすでに持ち歌ですね。

しかもしかも、クロージングの後、このキャストのままで米国内ツアーを半年やるみたいなんです。おお、チャンス!東急オーブさん、梅芸さんでもいいけど、今こそ出番ですよ、是非是非日本に呼んでください!信じて待ってます。

「Disaster!」突然のクローズ!

Disasterclose_2 アダム・パスカルが久々にオリジナルキャストとして出演していたブロードウェイミュージカルの「Disaster!」、なんと初演からたった2か月でクローズすることがアナウンスされてしまいました。5月8日、今週の日曜日ですよ!急すぎますよね。http://disastermusical.com/

70年代のディスコヒットに乗って、Disaster映画のパロディというコメディで、チャラいボーイ役のアダムの扱いが当初よりも大きくなり(写真だって真ん中)、見られるかもと楽しみにしてたのに(泣)。

チケットの状況だって見てましたけど、Hamilton やBook of Mormonのように100%超Disaster3_2えているのやディズニーは別として、Jersey Boys やKinkiy Bootsなどの佳品よりはよかったのに。

慌てて今見たら、CDさえ出ていないじゃありませんか(号泣)。

あの前宣伝期間の長さと比較して、この非情な打ち切り。ブロードウェイの厳しさを改めて思い知りました。

せっかくですので動画をどうぞ。

https://www.youtube.com/watch?v=GQwZ7MzhXmI

(追記)

オリジナルキャストアルバムは発売されて、入手しました。アダム、いっぱい歌っていて、とても楽しい70年代ポップスアルバムです。

アダム、ブロードウェイ進出の「Disaster!」に出演!

Disaster12月に来日するアダム、会えるのはうれしいけど、代役に決まるなんて、(ヒマなのかしら) なんてちらっと思った私でしたが、オフブロードウェイからブロードウェイに進出するミュージカル「Disaster!」に出演するというニュースが出ていました。

Look Out! All-Star Disaster! Will Hit Broadway, Starring Adam Pascal, Roger Bart, Faith Prince & More

Seth Rudetsky's Disaster! Musical Headed for Broadway with Adam Pascal and Faith Prince

Seth Rudetsky's Disaster! Will Play Broadway With Kerry Butler, Adam Pascal, and More

5人くらいのメインキャスト(ほかは、Kerry Butler, Roger Bart, Faith Prince, rachel York)の一人として、「ブロードウェイの人気者が出るよー」みたいな感じで報じられているのがちょっとうれしかったりして(オフのキャストは入れ替えられちゃうんですね)。

お話は、1979年にNYに新しくできたカジノ&ディスコが、地震や津波などのdisasterに襲われる、disaster映画のパロディ的なコメディだそうです。1970年代のヒット曲も使われるとか。ブロードウェイでいろいろやっているSeth Rudetskyが、友人たちとブロードウェイ・ミュージカルを作るという夢がかなった作品だとか。

アダムの役は、チャラいカジノの黒服チャドだそうです。軽薄な役、似合うかも!写真を見ると、しっかり節制して、ルックスを保っているようですね。

来年2月にプレビュー、3月に開幕です。面白そうなので、ヒットするといいな。

(追記2016.1.9)

Disastercastbroadway.comの Exclusive Photo! Get Wild with Roger Bart, Adam Pascal, Kerry Butler & More で、キャストの写真が公開されました。

アダム、黒服でかっこよく、真ん中で写ってますね!おしゃれな大人のミュージカルのようですね。

イディナ・メンゼル@武道館

Idina_2大好きなイディナ・メンゼルのワールド・ツアー@武道館、行ってまいりましたですよ。私にとって、もっとも身近に感じられていたブロードウェイ女優のイディナ、「アナと雪の女王」の大成功で、すっかり世界の大スターになっちゃいました。

1曲目は、「Wicked」の「Defying Gravity」。聞きたかった曲ですが、こんなに盛り上がる曲を最初に?! と驚きました。ほんとはもっと後の方がよかったかもと思いますが、でもほぼ満員の観客は大拍手。

そこからしばらくあまり馴染みのない曲が続きましたが、イディナ独特のコブシ、張りのある声はさすが。写真で見るより少しふっくらと、堂々たる姿です。メイクは完璧。

メドレーの合間に、ポリスのヒット曲「Roxanne」や、「Anything Goes」のタイトルナンバー(この役彼女に似合うかも)はわかって、へーと思いつつ、やっぱり「The Wizard and I」(Wickedの最初の方のナンバーなので、すごく耳になじんでる)みたいな曲が聞きたいなあと思ってたら、「いつも元気ではいられない、つらい、落ち込むこともあるわよね」と言ってドラマチックに歌った「Creep」には、知ってる曲とかどうのとかいうのを超えてイディナの歌に引き込まれてしまいました。

そして「RENT」から、「Take Me or Leave Me」。デュエットなのにどうするのかなあと思ってたら、客席に降りて 歌わせる。さすが手を挙げて歌う女の子たち(男の子もいた!)うまい~。彼女らが、イディナが大好きなのが伝わってきて、会場が温かい雰囲気になりました。もしかして、アナ雪ファンで来た観客には何のこっちゃだったかも。でも東京にはRENTファン多いですからね。Idinaph2_2


大騒ぎした後は、「RENT」のことを静かに語ります。こんなにいろいろなミュージカルで成功しても、最初に世に出たきっかけのRENT、やっとダイナーの仕事をやめて夢だったミュージカルのオープニング前夜に急死したジョナサン・ラーソンのことはしっかりと心に残っているのだなあと、今をしっかり生きてというメッセージをせつせつと歌う「No Day But Today」に泣きそうになりました。

さらに3月まで主演していたミュージカル「IF/THEN」から、トニー賞のステージでも歌った「Always Starting Over」。イディナにぴったり合った、感動的な歌で、後半になるほど声に艶が増していたこともあって、やっぱり鳥肌が立ちました。

マイクなしで会場に響き渡った 「For Good」に、会場全体が息をひそめた後は、いよいよ「Let It Go」。サビを日本語で練習していたのは知っていましたが、みんなで歌ったのも楽しかった!さすがコンサートまで来たみなさん、イディナが英語に戻ったら、マイクを向けられたら今度は英語で「The cold never botherd me anyway」ってきれいに歌ってました。

アンコールの最後は、「Annie」の「Tommorow」。少女ではなく、大人の女性が歌い上げるこの歌もよかったです。

「Chess」のナンバー、とくに「I Know Him So Well」とか、「AIDA」のアムネリウスの「My Strongest Suits」なんかも聞いてみたかったですが、今のっている元気でチャーミングなイディナの堂々とした歌に、パワーをもらいましたです。世界中でコンサートをするのが夢だったけどかなったと言うイディナ、ほんとにすばらしかった。ありがとう、イディナ!

映画「アニー」

Annie毎年アニー役のオーディションが話題になるミュージカル「アニー」、見たことないけど面白そうなキャストで映画化されたということで見てきました。

元のミュージカルの舞台は1933年、大恐慌直後のニューヨーク、孤児院のアニーと大富豪の物語ですが、映画は思い切り現代のニューヨークにして、里子のアニーと市長選に苦戦している携帯会社社長のスタックスに置き換えています。主要キャストや、インテリア、ファッションさらに今のNYの風景もちゃんと現代になっていて、なぜ今アニーとは思わずに楽しめました。

冒頭のシーンで、アニーがルーズベルト大統領の話をするんですが、原作ミュージカルではルーズベルト大統領に会って影響を与えるんですよね。そういうのをちょっと入れたりするところ、ニクイ演出です。

前宣伝で強調されていますが、アニーのグワベンジャネがうまいんですよね。いつも前向きなアニーにスタックスが惹かれてというとすごく月並みなんですが、その前向きさ加減が、鼻につくほどじゃなくて、両親のいないさみしさとか(毎週両親が現れないかと何時間も待ってたりする)、ちょっと荒れた境遇とかを踏まえた前向きさになってて。この子、将来ウーピ―ゴールドバーグみたいになるのではと思わせます。「Tommorow」だけで泣きそうになりました。つらいときのこの歌詞(Tomorrow, tomorrow  I love you tomorrow You're always a day away ...)、じーんときます。

ジェイミー・フォックスの社長は、またいつもながらのうまさで、歌も群を抜いています。キャメロンをただのいじわる里親にしていないところもまた今風で、すさんだ中にもキャメロンならではのキラキラ感が楽しかったです。ジェイミーの秘書グレースのローズ・バーンもすごく好感が持てるキャラで、素敵でした。

さて後半、アニーの母と名乗るその人は、RENTの映画版でジョアン役だったトレイシー・トムズじゃありませんか。年齢的にも、ルックスも(グワベンジャネに似てる)適役っちゃあ適役なんですけど、ミュージカル映画で、女性キャストの中では一番歌がうまいのに、歌わないなんてもったいない!ディズニー映画で歌わないかな、なんて思っちゃいました。

ま、舞台は観に行かないかもしれないですが、映画はともあれ面白かったです。

アダムの新曲&映画「THE DEVIL'S CARNIVAL: ALLELUIA 」

Adam_halloweenアダム・パスカルのファンといいつつ、実質的な記事は「華麗なるミュージカル・コンサート」での来日から1年も書いていなかったんですが、幼馴染のイディナ・メンゼルが大ブレイクしていたこの間、アダムも地道に活動していました。

1つめは、昨年秋のハロウィンの曲「HALLOWEEN FUN HOUSE」。メロディアスな曲じゃないから、と本人も言っていましたが、Amazonで買ってみたら、ほんとにインストゥルメンタルで、パートナーのラリー・エドフのピアノしか印象に残りません。いったいなぜアダムの歌のない曲をリリースしたのやら。

もう一つの新作映画(2015年公開予定)の話は、もうちょっと期待できる内容です。「SAW2」の監督ダーレン・リン・バウズマンによる、ホラーミュージカルDevil2のシリーズ第2作だそうで、トレイラーが公開されています。

Devilそこになんと!アダムが妙な髪型で、あの高音を響かせた歌を聞かせてくれています。あの、なかなか比べるもののない、独特の声、こういうカルトな監督がチェックしていたとは、見る目あるじゃないですかって感じ。ファンならずとも、一見の価値ある、極採色の画面とぴったりのあの歌。なかなかセンスのある監督のようで、ビジュアル、美しいです。

https://www.youtube.com/watch?v=tEG2EO6rjzw

ホラーは苦手だけど、アダムのクレジットけっこう大きいしなー。とりあえず、がんばってるみたいなので、よかったです。

このほか、アダムは、ラリーとのコンビでの単独だったり、アンソニーやミミのダフネと一緒だったり、ミュージカルスターというくくりで呼ばれたりと、NY近郊でコンサートを重ねているようです。

NYミュージカル2014(その3)「イディナ・メンゼルのIF/THEN」

Ifthen

  • 今年3月に始まったばかりの「IDINA MENZEL IF/THEN」です。イディナ・メンゼルの」ってついているのは、アメリカでは前年11月に公開された「アナと雪の女王(Frozen)」と「Let It Go」が大ヒットしたからというわけでもなさそうな、イディナをフューチャーした作品です。
(イディナについては、「アナと雪の女王とイディナ・メンゼル」もどうぞ)

離婚してニューヨークに戻ってきたエリザベス(イディナ)。新しい人生を始めるのに、恋愛中心のリズと、仕事中心のベスの生活が、交互に描かれます。女友達ケイト(LaChanze)、古くからの友人ルーカス、リズが出会うイケメンのジョシュ、それにケイト、ルーカスの同性の恋人が絡んでお話が進んでいきます。

この、イディナが超かっこいいニューヨークの働く女性で、(ディズニー映画の「魔法にかけられて」みたいに)、ファッションも飾り気ないけどいい感じ。共演者もうまくて、映画かドラマのような自然なシーンに見えます。
途中、回り舞台のアクシデントで芝居が中断したんですが(!)、「ちょっと待ってね」、っていうイディナがキュートで、かえって得した気持ちでした。Ifthen2_2

歌も、独特のコブシのきいた低音が気持ちよく、オーラがあってほんとに素敵でした。ラスト近くの「Always Starting Over」、鳥肌ものでした。トニー賞も、惜しかったですね。

ルーカスのオリジナルキャストはもう一人のRENTスター、アンソニー・ラップでしたが、7月から怪我で一時的にはずれていて、Curtis Horbrookが演じていました。外見もアンソニーと似ていて、やっぱり演技も重なって見えました。

さて、この作品、2つのストーリーが語られるんですけど、エリザベスはジキルとハイドのような二重人格なんじゃなくて、同じ人格がちょっとのことで違う人生を歩んでいくんですね。眼鏡のあるなしで区別してますが、初めて見る者にはちょっと混乱します。

作者は、「ネクスト トゥ ノーマル」 のTom Kitt とBryan Yorkeyで、あ、似たメロディと思うのがありました。

今まであまり見なかった現代の都会のミュージカル、ちゃんとアンサンブルのダンスや歌も楽しめて、素敵な作品でした。

(おまけ)
イディナとラミン・カリムルーのアイスバケツチャレンジの動画もアップされてます。舞台後の真夜中ですね。アンソニーラップ、指名されちゃったですよ。

(追記)
Ifthecdその後例によって、オリジナルキャストCDを買ってみました。「What If?」とか、「I Hate You」とか、イディナの気持ちのよい歌がたくさん聞けますが、やはり終盤の「Always Starting Over」が圧巻で、感動を思い出します。その後クリスマスアルバム(ジャケット美人過ぎ!)もヒットして、
Idinaxmasメイシーズのパレードやロックフェラーセンターのクリスマスツリー点灯式のような、NYの風物詩の行事に呼ばれたりして、とにかく絶好調なイディナ、でも、坊っちゃんとの生活も楽しんでいるようで、素敵です。

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