2018年11月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

アダム・パスカル

来日ミュージカル「RENT」@シアターオーブ

Rent201808    RENTの20周年ワールドツアーによる来日公演です。RENTは5年ぶり、前回はオフブロードウェイの新演出版でしたが、今回のツアーはまたオリジナル演出に戻ったRENTでした。

ほんとのRENTHeadには到底及ばない(というかレベルがちがう)ですが、私としては8回見ている最多ミュージカル、映画版RENTが、ミュージカルにはまった原点の作品ですから(このブログだってRENTアダム・パスカル中心だったですしカテゴリもある)、やっぱりロジャーが登場して、RENTが始まったときは、ここからだーと鳥肌と涙が出そうになりました。

とにかく、映画DVDをこれほど見て、サントラCDをこれほど聞いた作品はないので、曲すべてが愛おしく、時間が過ぎるのがあっという間でした。

20年前の作品ですが、作者のジョナサン・ラーソンが自分や友人たちの姿を映しているので、同性カップルが本当に自然なかたちで描かれていて、さまざまな人々が愛でつながっているというテーマが、今でも普遍的なものとして伝わってきます。オリジナルキャストのジェシーだったか、ブロードウェイでは「黒人役」のような扱いが多いけど、この作品はそういう属性とは関係なく人間として描かれているんだ、と語ってましたっけ。

カンパニーとしては若くて、粗削りなところも多く、何となく学生の演劇部みたいな感じがして、それもRENTの初期みたいで新鮮だなあと思ってみていたんですが、実際に、ミミ(デリアンドラ・タッカー)とエンジェル(ジャボン・キング)は、大学在学中なんだそうです。ほかのキャストもあまり情報がない若い俳優さんばかりという感じでした。

ロジャー(ローガン・ファリン)、今まで見た中で、声が、アダム・パスカルに一番似てて、ロックな高音。本人もファンなのか、ツアー的な要請なのか、歌い方も相当似てました。コリンズ(デヴィンレ・アダムス)もジェシーにかなり似てました。エンジェルのセレモニーの歌はとってもよかった。エンジェル(ジャボン)は、大柄ですが動きのキレがよく、キュート。ジョアン(レンシア・ケベテ)もすっごくうまかった。モリーン(リンディ・モエ)も個性的でなかなかいいモリーン。マーク(ローガン・マークス)は明晰なセリフがよかったです。

やや残念だったのは、ミミが若干力不足で、とくに「Out Tonight」は聞いててつらかったのと、髪があ!ナチス協力のために坊主頭にされたみたいな短髪って…歌詞にもmoonlight out of your hair ってあるじゃないですか。チラシのビジュアルともちがうし~。ベニーもいまいちでしたね。

2幕最初の「Seasons of love」、やっぱりよかったです。ソロも最高でした。歌舞伎だと休憩後の最初はちょっと遅れても大丈夫なような始まりが多いんですが、これは本当に見逃しちゃいけない2幕冒頭です。

(おまけ)

ところで、アダム・パスカルは今どうしているかと思ったら、今年の5月に「Something Rotten」のシェイクスピア役を離れたそうです。2016年11月からですから、1年半もツアーに出ていたということですよね。お疲れ様でした。

今は、ミュージカル指導なども行っているようです。そして、12月には、アンソニー・ラップとのジョイントライブもあるみたいです。二人の「What You Own」は最高ですからね!

松尾スズキの「キャバレー」@KAAT

Photo   「キャバレー」といえば、ブロードウェイの初演(あのハロルド・プリンス演出)は1966年、1972年にはライザ・ミネリ主演の映画(見てませんが)が大ヒット、その後も各地で上演され、1998年にはサム・メンデス演出のリバイバル版が大ヒットという、ミュージカル史上に輝く作品で、2003年にはアダム・パスカルがMC役を務めたこともあり、いずれ必ず見なくっちゃと思っていた作品です。

その「キャバレー」ですが、演出はあの松尾スズキさん。松尾さんの演出作品って実は見たことないんですが、大人計画の(役者の)雰囲気と、ブロードウェイミュージカルって、どうも 結びつかないんですよねえ。いったいどんなものになるかと思ったら、セリフの面白さは抜群ながら、アンサンブルの見せ方、両側の階段やセットの変化など、とても的確でうまく、キャストの魅力も十分引き出していました。

2階のバンドが、みんなバニースタイルの素敵な女性たちで、ときどき目立つんですが、とてもキュートで雰囲気に合ってました。

舞台は、ナチスが台頭しつつあるベルリン。小説を書くためにやってきたアメリカ人クリフ(小池徹平)は、エルンスト(村杉蝉之助)の紹介で、シュナイダー夫人(秋山奈津子)のやる下宿に住むことになります。MC(石丸幹二)が仕切るキャバレーキットカットクラブで出会ったのがサリー(長澤まさみ)。二人は恋に落ち、シュナイダー夫人はユダヤ人の果物商シュルツ(小松和重)と結婚の約束をしますが…。

「真田丸」で今更ながら、長澤まさみの魅力と実力を知った私ですが(今までどちらかというと好きじゃなかった)、この舞台の彼女は、やはり素敵。美しいのはもちろん、肌は全身輝いているわ、スタイルも痩せすぎず本当にちょうどいい。それを惜しげもなくさらしながら、間のよさとか、コメディエンヌとしてのかわいらしさには感心しました(ここだけの話、「お気に召すまま」も彼女がロザリンドだったらどうなったかなと思ってしまった)。

小池徹平は演技も歌もいつもながらの安定感。しかし、この主役2人の内からにじみ出てくる健康さとか性格のよさというのが、あの映画のライザ・ミネリの退廃的な印象と結びつかないのにちょっととまどうというか。

MCの石丸幹二も、歌はもちろんこのカンパニーでは一番うまい(というか別格)し、端正なルックスもいいんですが、ブロードウエイで当たり役となったアラン・カミングのイメージからするとちょっとお堅いマジメな感じ。せっかく美形なんだから、それを活かしたメイクにすればいいのに、目の周りグレイに塗りすぎて、バットマンのジョーカーとかビートルジュースを連想しちゃいました。サックスを吹くシーンもあったんですが、あまりにうますぎて(音大でサックス専攻というのは後から知りました)、見ているときには、当然吹き替えかと思ってました。

シュナイダー夫人は、老婦人の役だけどかわいくて若い女優ではと思ったら秋山奈津子。おもしろくて軽快で、ほろっとさせるシーンもあって、シュルツとのカップルは最高でした。シュナイダー夫人の目をかすめて部屋に水兵たちを入れているコストも、平岩紙とは思えないコケティッシュな雰囲気でよかったです。

Cd ということで、観劇としてはよかったけど、キャバレーとしては、若干これなの感が残ってしまい、さっそくキャバレーのCD買っちゃいました。アラン・カミング(「バーレスク」に出てましたね)、のこの異様な雰囲気。

そして、この歌声絶対聞き覚えがある、と思ったのは、シュナイダー夫人役のマリー・ルイーズ・ウィルソン。この方、大好きな「グレイガーデンズ」の、母役だったんですね(CD持ってるから!)。キャバレーとグレイガーデンズ、どちらもトニー賞の助演女優賞にノミネートされ、グレイガーデンズの方では受賞しています。年齢を隠さない、でも圧倒的な存在感がすばらしいです。

おまけに、アダムのMC姿もどうぞ。アダムはこの役をやって、本当に勉強になった、とよく話してます。確かに最初に出てきてのお客いじりとか、はじめはたいへんだっただろうなと思います。観てみたかったな。

Cabaretlead_1073074591

アダム、「Something Rotten」にシェイクスピア役で出演!

Something_r2  「Disaster!」の思わぬ早期クローズで、アダムはどうしているのかしら、ときどきライブはやっているようだけど、と思っていたら、11月の初めから、「Something Rotten」というブロードウェイ・ミュージカルにシェイクスピア役で出演!というニュースが入ってきました。

このミュージカル、16世紀のカリスマ的なスター作家シェイクスピアに憧れるニック・ナイジェル兄弟が、中途半端な預言家ノストラダムスに、未来に流行っている演劇はミュージカルときいてそれを作ろうとする、みたいな話だそうでパロディ満載のコメディ。このタイトルは、「Something is rotten in the state of Denmark.」(デンマークの国で何かが腐っている)というハムレットの中のセリフからとられています。

2015年4月に本公演が始まって、トニー賞にもいろいろノミネートされたんですが、残念ながら、来年1月1日でクローズするそうです。だからアダムはクロージングキャスト。アダムの出演、ちょっとニュースになったりしてますね。しかしオリジナルキャストとクロージングキャストの多い人な気がする。

シェイクスピアはご覧の通り一癖あるロックスターで、コスチュームもメイクもめちゃくちゃ似合ってますよ。インタビューでは、「シェイクスピアあんまり知らなけど(そんな感じですよね)、でも勉強する」なんて言っちゃってます。

Broadway,comの写真、すっごいかっこいい!

ある日のアンコールでは、One Song Glory 歌ったみたいです。もうすでに持ち歌ですね。

しかもしかも、クロージングの後、このキャストのままで米国内ツアーを半年やるみたいなんです。おお、チャンス!東急オーブさん、梅芸さんでもいいけど、今こそ出番ですよ、是非是非日本に呼んでください!信じて待ってます。

「DISASTER!」オリジナルキャストCD

Disastercd2  5月初めにたった2カ月でクローズしてしまった(Disaster!突然のクローズ!)アダム・パスカル出演のブロードウェイミュージカル、DISASTER! ですが(なんとかオリジナルキャストアルバムは発売されました。9月に届いていたんですが、曲が多くて、なかなか記事が書けず(言い訳)。

70年代の曲ばかりのジュークボックス・ミュージカルなので、知ってる曲も多数。せっかくなので、Wikipediaに載ってた出典を、アルバムの収録順(ミュージカルで歌われる順ですよね)に並べ替えて掲載します。

1 "Hot Stuff" by Donna Summer
2 The Lord's Prayer
3 "Theme from Mahogany (Do You Know Where You're Going To)" by Diana Ross
4 "Saturday Night" by the Bay City Rollers
5 "Do You Wanna Make Love" by Peter McCann
6 "Without You" by Harry Nilsson
7 "I Am Woman" by Helen Reddy
7 "That's the Way I've Always Heard It Should Be" by Carly Simon
8 "Mockingbird" by Inez & Charlie Foxx
9 "Still the One" by Orleans
10 "Never Can Say Goodbye" by The Jackson 5
11 "Feelings" by Morris Albert
12 "Feels So Good" by Chuck Mangione
13 "Knock on Wood" by Eddie Floyd
14 "Hawaii Five-O" by the Ventures
15 "You're My Best Friend" by Queen
16 "Three Times a Lady" by the Commodores

17 "Ben" by Michael Jackson
18 "25 or 6 to 4" by Chicago
19 "Sky High" by Jigsaw
20 "When Will I Be Loved" by Linda Ronstadt
21 "Don't Cry Out Loud" by Elkie Brooks and Melissa Manchester
22 "Come to Me" by France Joli
23 "I'd Really Love to See You Tonight" by England Dan and John Ford Coley
24 "I Will Survive" by Gloria Gaynor
25 "A Fifth of Beethoven" by Walter Murphy
26 "Reunited" by Peaches and Herb
27 "Daybreak" by Barry Manilow
28 "Hooked on a Feeling" by Blue Swede

上記のうち、太字がアダムが歌っているもので、赤はソロまたはメイン。いい歌いっぱい歌っているんですよ。声が70年代ロック・ポップスに合っているし、バラードもめちゃくちゃ素敵。1曲1曲は短いんですが、こうみるとたくさんでうれしい!まさか、2016年になって、Hot StuffとかFeelings とかYou are my Best Friend をアダムで聞くとは思いませんでした。

ストーリーの中で、アダムは別れた恋人Marianne(Kerry Buttler)との絡みもあるし、最初に出てくるしで、出番多かったんだろうな、と返す返すも残念です。観たかった。

ほかのキャストも、子役も含めてうまいし、何よりミュージカルのキャストアルバムなので、70年代のヒットのオムニバスアルバムを聴くのとはまたちがう、演奏や音質の統一感があって聞きやすいです。

アダムが歌っているからとりあえず買わなきゃ、と思って入手したんですが、思わずヘビーリピート。元気な楽しい気分になります。

「Disaster!」突然のクローズ!

Disasterclose_2 アダム・パスカルが久々にオリジナルキャストとして出演していたブロードウェイミュージカルの「Disaster!」、なんと初演からたった2か月でクローズすることがアナウンスされてしまいました。5月8日、今週の日曜日ですよ!急すぎますよね。http://disastermusical.com/

70年代のディスコヒットに乗って、Disaster映画のパロディというコメディで、チャラいボーイ役のアダムの扱いが当初よりも大きくなり(写真だって真ん中)、見られるかもと楽しみにしてたのに(泣)。

チケットの状況だって見てましたけど、Hamilton やBook of Mormonのように100%超Disaster3_2えているのやディズニーは別として、Jersey Boys やKinkiy Bootsなどの佳品よりはよかったのに。

慌てて今見たら、CDさえ出ていないじゃありませんか(号泣)。

あの前宣伝期間の長さと比較して、この非情な打ち切り。ブロードウェイの厳しさを改めて思い知りました。

せっかくですので動画をどうぞ。

https://www.youtube.com/watch?v=GQwZ7MzhXmI

(追記)

オリジナルキャストアルバムは発売されて、入手しました。アダム、いっぱい歌っていて、とても楽しい70年代ポップスアルバムです。

フランク・ワイルドホーン & フレンズ ジャパンツアー

Fwfriends「ジキル&ハイド」、「ルドルフ・ザ・ラスト・キス」、「アリス・イン・ワンダーランド」、「デスノート」等、日本でも多く上演されているミュージカルの作曲家、フランク・ワイルドホーンの曲のコンサート、ダグラス・シルズの代役としてわがアダム・パスカルが出演するというので行ってきました。

出演者はアダムのほか、ドイツ人でヨーロッパで活躍するトマス・ボルヒャート、同じくドイツ人でドイツでWickedのエルファバや「ネクスト・トゥ・ノーマル」のナタリーを演じたサブリナ・ヴェッカリン、ブロードウェイでエルファバの最長出演記録を持ち、「If/Then」でイディナのエリザベスのアンダーをやったあとツアーではこの役を演じているジャッキー・バーンズ、そして、元宝塚トップ、今年フランクと結婚したばかりの和央ようか。5人だけなので、キャストが10人だった「プリンス オブ ブロードウェイ」と比べて、一人一人の歌をたっぷり聞けました。

ワイルドホーンのミュージカルは、ここ数年何作も見てはいるのですが、楽曲を買ってはいないので、しっかり記憶している歌はあまりなく…でも、それぞれのミュージカルの名曲を、実力あるスターたちが歌うんですから、初めて聞いたって感動するというものです。

ワイルドホーン氏、美しい新婚の妻と(10年前に宝塚の「ネバー・セイ・グッバイ」を作曲した時から運命を感じたと言ってましたがそのときは結婚していたんじゃ…)、主演級のミュージカル俳優が自分の名曲を歌い上げるステージで、もうご機嫌。作曲者ならではのピアノと、簡潔ながら行き届いたMCで、本当に楽しそうでした。

アダムはオープニングのアリスの「鏡の国へ」を全員で歌った後、「スカーレット・ピンパーネル」の「炎の中へ」を力強くトマスとデュオで、そして「デスノート」のタイトル曲。あれ、こんな感動的な激しいナンバーでしたっけ、とやはり記憶にありません。「南北戦争」から、恋人への手紙を歌った「サラ」は悲しいバラードで感動的でした。

第2部では、サービスの「ワン・ソング・グローリー」。バンドのギターとアダムのギターだけで、さすがでした。そして「スカーレット」の「あなたこそ我が家」をサブリナとのデュエットで。

2日間行ってしまったんですが、若干アウェイ感のあった土曜日と比べて、日曜はその前夜盛り上がったのか、キャストみんなのノリがよくなったうえ声も前日以上に出ていて、たぶん歌詞も覚えたのであろうアダムも楽しそうでよかったです。

トーマスは、「モンテ・クリスト伯」のタイトルロールをワイルドホーンが当て書きしたくらいの間柄で、長身で重厚なルックスなのに茶目っ気のある方。歌は力強かったです。

サブリナはドイツ人なのにブラック系のバラードが似合う声で、ホイットニー・ヒューストンが大ヒットさせた「ブロークン・ハーツ」や、「ゴールド」が素敵でした。

ジャッキーはブロードウェイっぽい、細い体のどこにそんなパワーがあるのかというプリンシパル。サブリナとのダブルエルファバの「Defying Gravity」は、二人分なだけに本家よりも迫力があって、鳥肌ものでした。

そして和央ようか。ワイルドホーンの妻という余裕もあって(ほんとに愛されてる感じ)、堂々としたたたずまいは、プリンスオブブロードウェイの柚木礼音とは対照的。曲も一番多く、1部も2部も和央ようかの歌で終わります!お客も和央ファンが多く、というのは、和央さんのバラードの時だけサイリウムを揺らしているから。うーん、ソロコンサートじゃないんだから、どうなんでしょう。かといって、ずっと揺らされるのも、けっこう目に入って気が散るから困るしなあ。

ということで、演奏もすごくよかったし(特にサックス&フルートのディヴィッド・マン!)、満足度という点では、期待以上だったんですが、ワイルドホーンさん、ウィキッドを紹介するとき、「メガメガヒットミュージカル」とうらやましそうでした。この曲というミュージカルファンの心に残る、コンサートでも歌われる1曲と代表作となるメガヒットを切望しているのでは、という気がちょっとしました。

Adam1512今回、和央ようか以外の出演者のサイン、もらっちゃいましたよ。アダムの出待ちスルー、覚悟してたんですが、今回はよかった!(もう、うれしすぎて涙)。Disaster楽しみにしてる、と言い忘れたのが心残り。

ほかの出演者の方たちもすっごくフレンドリーで素敵な人たちでした。ジャッキーに、If/Thenちょっと難しかった、と言ったら、「私にも難しいのよーどうなってるかわからなくなる」なんて笑ってくれました。うふ。

アダム、ブロードウェイ進出の「Disaster!」に出演!

Disaster12月に来日するアダム、会えるのはうれしいけど、代役に決まるなんて、(ヒマなのかしら) なんてちらっと思った私でしたが、オフブロードウェイからブロードウェイに進出するミュージカル「Disaster!」に出演するというニュースが出ていました。

Look Out! All-Star Disaster! Will Hit Broadway, Starring Adam Pascal, Roger Bart, Faith Prince & More

Seth Rudetsky's Disaster! Musical Headed for Broadway with Adam Pascal and Faith Prince

Seth Rudetsky's Disaster! Will Play Broadway With Kerry Butler, Adam Pascal, and More

5人くらいのメインキャスト(ほかは、Kerry Butler, Roger Bart, Faith Prince, rachel York)の一人として、「ブロードウェイの人気者が出るよー」みたいな感じで報じられているのがちょっとうれしかったりして(オフのキャストは入れ替えられちゃうんですね)。

お話は、1979年にNYに新しくできたカジノ&ディスコが、地震や津波などのdisasterに襲われる、disaster映画のパロディ的なコメディだそうです。1970年代のヒット曲も使われるとか。ブロードウェイでいろいろやっているSeth Rudetskyが、友人たちとブロードウェイ・ミュージカルを作るという夢がかなった作品だとか。

アダムの役は、チャラいカジノの黒服チャドだそうです。軽薄な役、似合うかも!写真を見ると、しっかり節制して、ルックスを保っているようですね。

来年2月にプレビュー、3月に開幕です。面白そうなので、ヒットするといいな。

(追記2016.1.9)

Disastercastbroadway.comの Exclusive Photo! Get Wild with Roger Bart, Adam Pascal, Kerry Butler & More で、キャストの写真が公開されました。

アダム、黒服でかっこよく、真ん中で写ってますね!おしゃれな大人のミュージカルのようですね。

アダム・パスカル2015年12月に来日!

Adam_huey昨日、急にアダム・パスカル関連記事のアクセス数が増えたので、どうしたのかな、と思っていたらば、なーんと、昨日、梅芸さんのサイトで、フランク・ワイルドホーン&フレンズ コンサート に、ダグラス・シルズの代役として出演することが発表されていたのでありました!

ワイルドホーン作のミュージカルはけっこう見ていますが、メガ・ヒットはないし(←失礼)、コンサートのことも知っていましたが、ふーん、って感じだったんですよう。しかし、アダムが出るなら話は別!全然!

2009年「RENT」来日、2010年アンソニー・ラップとのジョイントコンサート、2012年ブロードウェイ「Memphis」、2013年ミュージカルコンサート、ときて、次はいつかなと思っていたのですが、年末なんてあと3か月。待ち遠しいです!

アダム・パスカルって誰?という方にはこちらの記事をどうぞ。

アダム・パスカルwikiもどき(その1)<2009まで>

アダム・パスカルwikiもどき(その2)<2010~2013>

「Memphis(メンフィス)」@赤坂ACTシアター

Memphiskoji_2Memphisの日本版をやるときいたとき、ブロードウェイでアダム・パスカルのMemphisみちゃったからなあと少し迷ったんですが、「チック、チック、ブーン」ですばらしいミュージカルでの演技を見せてくれた山本耕史と、ブロードウェイで最後までフェリシアを演じていたMontego Gloverと声質も似ている濱田めぐみがやるならとみることにしました。

Memphisは、2011年のトニー賞ミュージカル。1950年代のテネシー州メンフィスでは、黒人差別が激しく、住む地域もラジオ局も救急車も別々ですが、何をやってもうまくいかなかったヒューイはデルレイたち黒人のクラブでかかるR&Bに惹かれ、ラジオのDJになって黒人音楽をかけまくって人気を博します。しかし歌手フェリシアとの結婚はテネシー州の法律では許されず、結婚とデビューが可能なNY行きの話が持ち上がりますが、ヒューイはMemphisでしか生きられず…。

ヒューイ、おバカなお調子者で、でもその分純粋に黒人音楽とフェリシアを愛しています。アダムも地なのかと(!)見まがうほどでしたが、山本耕史、さすが、軽快な身のこなしで渾身のヒューイを演じてくれています。ストーリーが焼き付いている私、もう最初からヒューイがかわいくてせつなくて。ダンスも歌もすっごくがんばってましたが、それもまた泣きそうでした。途中、下着姿になるんですけど、すっごく引き締まってて、かっこよかったです。

この舞台では、歌をきかせるのはフェリシア。そんなに個性はない役なんですけど、これでもかと歌い上げるナンバーが多く、ひさしぶりに思い切り歌う濱めぐさんを堪能しました。

ヒューイのママが根岸李衣。こういう役を彼女のような女優がやると、舞台に奥行きが出る気がします。彼女の存在で、ヒューイの境遇とか性格がより際立っていました。

フェリシアの兄が、「チック、チック、ブーン」にも出演していたジェロ。歌はうまいんですが、ブロードウェイのキャストが、「俺の妹に何すんだ」っていうのが迫力あった印象が強くて、それに比べるとおとなしくて若干ヒューイに立ちはだかる感が少なかったです。

ボビーの吉原光夫、ゲーターのJay'ed は雰囲気も合ってて好演でした。彼らに限らず、この舞台、アンサンブルのお顔が濃いめだったのか、白人と黒人のメイクが浮いていないというか、日本人が両方演じている照れくささが薄かったような気がします。最近のミュージカルらしく、ダンスシーン、コーラスが楽しめるシーンも多く、シーン展開もテンポがよくて、やっぱりよくできてるなと思いました。セットは2階建てのシーンが多かったブロードウェイ版とはちがっていましたが、それも違和感なく、階段がうまく使われていました。

さて、ラスト。ヒューイのモデルとなったDJヒューイ・フィリップスは、お酒と薬で42歳で早世したそうです。別れたフェリシアと再会してのフィナーレ、やっぱり無理くり感があって、ヒューイが(自分のせいとはいえ)かわいそうでした。

アンコールではみなさんかなり早めのスタンディング・オベーション。山本さん、「この舞台、なかなか疲れるんですけど、皆さんの反応に力をもらってます」というのはほんとにそうなんでしょうね。「じゃ、ぼくら夜もあるんで」。あと少し、頑張ってください。

せっかくなのでこの記事を読んでくださった方に、アダム・パスカルのMemphis Lives in Me のリンクを。作曲のデヴィッド・ブライアンのピアノ伴奏だけで歌い上げてます。

(追記)

この後の5月の舞台「嵐が丘」で共演した堀北真希と、わずか2か月後に電撃結婚を発表した山本耕史さん、おめでとうございます。やっぱり嵐が丘って共演者を好きになっちゃうのかしら(@ガラスの仮面)。大ニュースになってますが、私としては、若干山本耕史さんのニュースでのプロフィル紹介に若干不満です。ガブローシュでデビューして、大河ドラマ「新選組」でブレイクしてRENTの舞台にも出て、音楽活動もしてる、って感じで、まるで今はぱっとしない人みたいじゃないですか。ドラマでは「平清盛」の悪左府も怪演だったし、舞台では最近私が見てるだけでも「ロックオペラモーツァルト」、「チックチックブーン」、「おのれナポレオン」それにこの「メンフィス」と、いい舞台で看板張ってる俳優さんなのに!

結婚がらみでバラエティやトーク番組の出演が増えてうれしいんですが、いつも正直で自然体で、騒がれていてもまったく平常心、逆にこれを利用して売れようって感じもなくて、おしゃれ。やっぱり好きだなあ。

アダムの新曲&映画「THE DEVIL'S CARNIVAL: ALLELUIA 」

Adam_halloweenアダム・パスカルのファンといいつつ、実質的な記事は「華麗なるミュージカル・コンサート」での来日から1年も書いていなかったんですが、幼馴染のイディナ・メンゼルが大ブレイクしていたこの間、アダムも地道に活動していました。

1つめは、昨年秋のハロウィンの曲「HALLOWEEN FUN HOUSE」。メロディアスな曲じゃないから、と本人も言っていましたが、Amazonで買ってみたら、ほんとにインストゥルメンタルで、パートナーのラリー・エドフのピアノしか印象に残りません。いったいなぜアダムの歌のない曲をリリースしたのやら。

もう一つの新作映画(2015年公開予定)の話は、もうちょっと期待できる内容です。「SAW2」の監督ダーレン・リン・バウズマンによる、ホラーミュージカルDevil2のシリーズ第2作だそうで、トレイラーが公開されています。

Devilそこになんと!アダムが妙な髪型で、あの高音を響かせた歌を聞かせてくれています。あの、なかなか比べるもののない、独特の声、こういうカルトな監督がチェックしていたとは、見る目あるじゃないですかって感じ。ファンならずとも、一見の価値ある、極採色の画面とぴったりのあの歌。なかなかセンスのある監督のようで、ビジュアル、美しいです。

https://www.youtube.com/watch?v=tEG2EO6rjzw

ホラーは苦手だけど、アダムのクレジットけっこう大きいしなー。とりあえず、がんばってるみたいなので、よかったです。

このほか、アダムは、ラリーとのコンビでの単独だったり、アンソニーやミミのダフネと一緒だったり、ミュージカルスターというくくりで呼ばれたりと、NY近郊でコンサートを重ねているようです。

より以前の記事一覧