2020年6月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
フォト

ライブ・コンサート・ミュージック・サーカス

竹原ピストル 全国弾き語りツアー It’s My Life

 2001 竹原ピストルがアコースティックギターで一人弾き語るライブ「弾き語りツアー It’s My Life」に行きました。ドラマ「バイプレイヤーズ」で知ってから、とても気になっていた人ですが、ほかはCMの「よー、そこのわけーの」とか「しゃがみこーんでこそとどくゆめー」くらいしか曲知らないし、まあでも歌が好きだからってことで。

いやー、すごかったですよ。アコギ、ときどきハモニカのみで、ステージの真ん中で一人歌いまくるピストルさん。どの歌にも、その豊かな力強いハスキーボイスにソウルがこもっていて、会場の空間を歌でねじ伏せます。

その昔、フォークってなんとなく泥臭くてあまり好きではなかったんですが、年を経て、こんなにひたむきに、思いをストレートにぶつけるピストルさん見てると、1周回ってかっこいい。何より歌がすごい。

アコギの弾き語りって、前奏も間奏も短くて、ということはずーっと歌っているんですよ。MCもほんの少し。汗を拭き、水を一口飲むだけで、力のこもった歌を歌いまくるピストルさん。ゾクゾクと鳥肌が立つ瞬間が何度もありました。

知らない曲も含めてみな素晴らしいんですけど、「フォーエバーヤング」など、知っている曲はさらにライブならではの熱が感じられてよかったです。そして、カバーもすごかった。吉田拓郎の「落陽」(みやげにもらったーサイコロふたつ~)、中島みゆきの「ファイト」、「500マイル」。私、世界のすべての名曲をピストルさんの歌で聞きたいと思いましたですよ。

昔からだそうですが、ピストルさんって、とても腰が低い方で、手拍子や拍手にいちいち感謝してくれるし、観客をほめてくれるのが、なんていい人なんだろうって。

残念だったのが、なんか途中でトイレに行く人が多かったこと。会場で「ほろよいセット」とかいって、ビールや缶チューハイ売ってるからですよ。

 



ユニコーン100周年ツアー「百が如く」@オーバードホール

201912_20191208223701   10年ぶりのユニコーンライブです。4月からずっと全国を回っているツアーの、最後の大阪を残したラス前。100周年ってなぜ?と思いますが、川西君60周年+復活10周年+阿部B(2014年からアベドン)正式加入して作った「服部」から10周年で合計100周年というユニコーンらしい由来。

ミュージカル以外のライブの経験が極端に少ないものですから比較できませんが、川西君筆頭に50代後半のバンドとしてはとってもタイトで迫力でかっこいい。川西君、確か病気したときいたけど、全く変わらない力強いドラム。エビとのリズムパートは厚い。エビ、かわらずイケメンで、素敵な上司、みたいな感じ。

曲のバラエティが豊かな彼ららしく、テクノ(←語彙がないのすいません)っぽいのも彼ららしいアプローチだし、ラップも味がある。100周年のアルバムは、DVD付きのを会場で買ったんですが、新曲もとてもよかったです。

自分でも意外と思ったのは、前は、民生以外のメンバーが歌うの、あんまり好きじゃなかったのに、今回は全然そんなこと思わなかったことです。アベドンもテッシーもうまくなってた気もしたし、何よりバンドの一体感が素晴らしくて、誰がボーカルとか誰の曲とかいうのはささいなことに思えました。アベドンと民生がギター、キーボード、そして民生はドラムまで軽々と演奏するのもかっこいい。

でもやっぱり、民生が1曲しっかり歌うと世界の色が変わる凄さ。曲数は多くないんだけど、満足でした。古いファンには、名曲ぞろいの服部メドレーの外し方とか、昔あれほどくどかった「人生は上々だ」のアベドンの雰囲気だけとか、懐かしかったです。

普通どうなのかわかりませんが、映像も照明も演出もこなれているというか、効果的なんだけどあくまでバンドが中心。前述の通り、もう長いツアーの最後なので、ファンが構成や盛り上げどころを分かっていて、ツアーグッズの旗と光る指輪の使い分けやら振付がすごい。当然オグリ思い出しましたよ。客席のこの盛り上がり、ステージのアーティストたちが気持ちよくないはずはありません。むーん、買えばよかった!

さてオーバードホール、立派なホールなんだけど、5階まであります。5階って何だよ(失礼)、それ聞いただけでtheatergoerとしてはテンションが下がります。今回4階でしたが、高すぎて遠い。1階はオールスタンディングだったし光る石持ってないと恥ずかしかったからよかったですけどね。

事前情報がなくて驚いたのが時間。「100分でやってます」というのはほんと。最後に「働き方改革」の文字がスクリーンに。アンコールもなし。いや、潔かった。

(追記)

セットリストが出ていましたので拝借。HELLO、10年前の再結成時のアルバムに入っていたアベドンの曲ですが、ほんとに素晴らしくて鳥肌立ちました。

01. M&W
02. すばらしい日々
03. おかしな2人
04. That's Life
05. GoodTimeバレンタイン
06. Lake Placid Blue
07. 7th Ave.
08. でんでん
09. 服部メドレー
 ジゴロ
 服部
 デーゲーム(珍しく目覚めの良い木曜日)
 パパは金持ち〜~ペーター
 人生は上々だ
 君達は天使
 服部
10. BLUES
11. 4EAE
12. 55
13. 半世紀少年
14. チラーRhythm
15. Boys & Girls
16. Feel so moon
17. Zero
---encore---
18. HELLO

ポップサーカス!

  201908pop2 久しぶりのサーカス、「ポップサーカス」を見てきました。クラウンやチラシのイリュージョンの方が日本人じゃないので、どこのかな、と思っていたらば、大阪に拠点を置く日本のサーカス団だということが後からわかりました。

すっごく楽しかった!生バンドの演奏に乗って、次から次へとテンポよく繰り出されるショーは、出演者の出身国がバラエティ豊かで、変化に富んでいます。

メキシコの陽気な兄弟のジャグリング、エチオピアチームの体をトランポリンのように使ったアクロバット、中国の男性二人の超絶デス・ホイール、かわいい女の子たちの足技ジャグリング、チリのベテラン女性のフラフープ、もっと見たかった箱のイリュージョン、クライマックスの空中ブランコ!みな、思わず叫んでしまう超絶で、しかも演者の皆さんのアピールもうまい。クラウンのお客さんいじりも楽しかったです。

皆さんルックスやスタイルがすっごくよくてかっこいいし、それに似合った衣装も素敵。象やライオンのショーがないからか、ステージと客席が近くて、とてもよく見えました(やはり正面がお勧めです)。

このポップサーカス、前売り自由席は2500円ですが、指定席は+800円、4人まで座れるボックス席が1つ+4000円と、とてもリーズナブル。小さい子ども連れなら、キラキラ光るサイリウムグッズを買ってあげたくなること請け合いです。

 

 

「ディズニー・ブロードウェイ・ヒッツ」@パシフィコ横浜国立大ホール

201902dizney_2                     年初の「The Voice of West End」が楽しかったので、「ディズニー・ブロードウェイ・ヒッツ」にも行ってみました。なんたって、ミュージカルに親しみ始めたのは、ディズニー・アニメとそのミュージカル舞台化作品の数々ですから、知ってる曲も多いし。

検索してみると、2016年にロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで大規模にやったショーのコンパクト版のようで、今回の来日キャストもこのとき出演しています。今年3月にも予定しているので、再集結したのでしょうか。

会場はみなとみらいはパシフィコ横浜国立大ホール、収容人数5002人ってすごい(ちなみに武道館15000人弱、東京ドーム55000人。)。普段お芝居しか行っていないのでとても大きく感じます。1階の前方3分の1くらいでしたが、歌舞伎座なら最後列。

サイドに大きなスクリーンがあるので、アップが映るのかなと思ったら、ミュージカルの演目のタイトルが。いつも、ミューコンで何の演目か教えてほしいと言ってましたが、わかりやすい!関根麻里の紹介も親切でした。

出演者は、アシュリー・ブラウン(「メアリー・ポピンズ」のメアリーのオリジナルキャスト、「美女と野獣」のベル)、ジョシュ・ストリックランド(「ターザン」のタイトルロールのオリジナル・キャスト)、アルトン・フィッツジェラルド・ホワイト(「ライオン・キング」のムファサ)、キシー・シモンズ(「ライオン・キング」のナラ)、そして海宝直人くん。

さすがディズニー、ただミュージカル俳優を集めて各々が歌うというのではなくて、大ヒットミュージカル毎に、数曲をソロやデュエット、コーラスと、完成度の高いアレンジで聞かせてくれます。アラン・メンケンが多いですが、エルトン・ジョン(ライオン・キング、アイーダ)、フィル・コリンズ(ターザン)と、偉大なポップ・スターが作ったミュージカルの曲は、親しみやすくて素晴らしい!

アシュリーは正統派ヒロインの歌唱、ジョシュは高くてポップな歌声(動きも軽快!)、アルトンは大きな体を響かせるバリトン、キシーはハスキーと個性的な4人。彼らが、元キャストとしての持ち歌はもちろん、声質に合わせて選ばれた歌が合っていて、聞きごたえがありました。

2016年のショーのセットリストを基に、今日のセットリストを挙げてみましょう(未見のものなどは一部ちがっているかもしれません)。

BEAUTY AND THE BEAST 
   Be Our Guest
   Beauty and the Beast
   A Change in Me  ← 舞台のみですが、あまり記憶にない  
  If I Can't Love Her ←舞台のみの、野獣の歌。ステキ。

THE LION KING
  Shadowland
    Hakuna Matata
    I Just Can't Wait to Be King &Endless Night → 海宝くんが子役と大人のシンバを両方演じたことにちなんで(世界で一人らしいです)、両方の曲を。
  Can You Feel The Love Tonight  → 海宝くんとアシュリーのデュエット。できれば海宝くんも全部英語で歌ってほしかったな。

AIDA
  My Strongest Suit →アムネリウスの歌なのに、ジョシュがかっこよく歌ってました。     Easy as Life → 生で聞くとしびれます。

TARZAN 
 Who Better Than Me
     Strangers Like Me
     You'll Be in My Heart →すべてオリキャスのジョシュ中心に。

MARY POPPINS
  Jolly Holiday 
  Chim Chim Cher-ee
  Feed The Birds 
    Supercalifragilisticexpialidocious →さすがオリキャス、アシュリー圧巻でした。

(休憩):

KING DAVID 
→ ディズニー制作の初のミュージカル、聖書のダビデ王を素材にしたものですが、きちんとした上演には至らなかったようです。観客は?でしたが、アラン・メンケンの曲はよかったです。
  The Long, Long Day (This New Jerusalem) 

THE LITTLE MERMAID
  
Part of Your World Under the Sea .

NEWSIES
→ トニー賞授賞式で1曲見たことがあるだけで、内容もよくわからず。映画が基とのことで、見なくちゃ。曲名は2016年コンサートからです。
  Carry the Banner
  Watch What Happens
  Santa Fe Something To Believe In 

THE HUNCHBACK OF NOTRE DAME
  
Someday
  Out There → 四季に客演した海宝くん

ALADDIN
  A Whole New World
    Proud of Your Boy
     →海宝くんの歌。この曲大好き。夕暮れのアグラバーの街が目に浮かびます。


FROZEN
  
Let It Go  → 全員で熱唱。このアレンジがすばらしく、大盛り上がりでした。

最後はキャストが出てきて、退場する観客をお見送り。一言でも声をかけたりして、楽しかったです。

(アシュリー、まだ36才なんだから、もうちょっとシェイプアップして、また大役やってほしいです。ジョシュは個性的なタイプで、もっといろいろ見たいかも)

「ヴォイス・オブ・ウエストエンド」@オーチャードホール

201901vowe     ウエストエンドのスターによる、「ヴォイス・オブ・ウエストエンド(The Voices of West End)」です。出演者を見てチケットをとったはずですが、しばらく忘れていたので、行ってみてその豪華さにびっくり!

私的に最も感動したのは、ケリー・エリス! こよなく愛する2008年の「Chess in Concert」の主要出演者であるケリー・エリス、CDを聞きすぎて声が染みついていますが、それを上回る堂々たるステージでした。とにかく、Chessから、「Anthem:」と「I Know Him So Well」が聞けたのは大感激でしたし、ウエストエンドでエルファバを演じている彼女、「Defying Gravity」の豊かな表現力と迫力といったら、しばらく拍手がなりやまず、観客が立ちかけました。ファンテーヌもやっているので、レミゼのメドレーも。

それからハドリー・フレイザー! 大好きな「オペラ座の怪人」25周年記念公演のラウル、「レ・ミゼラブル」25周年コンサートのグランテールで清潔感のある青年を好演していた彼!その後マリウスを経てジャベールもやっているそうで、すっかりおじさんにはなっていましたが、あのグレーの瞳はそのまま。確かにラウルだわ!(ファントムの1幕の最後のデュエット歌ってほしかった)

ベン・フォスターも、あの、「ジーザス・クライスト・スーパースター・アリーナツアー」のジーザスですよ。彼はもっと面影が薄かったですが、激しい「Gethsemane」(←たぶん、ジーザスの曲を歌ってくれたのは歌詞で分かったんですが)はかっこよかったです。

ソフィー・エヴァンズは、現役のWEのグリンダで、明るい歌声。ケリーとの「I Know Him So Well」や、あまり歌われないけど大好きなWikedの「For Good」はとってもよかったです。Popularも聞きたかったな。「Let It Go」も合っていました。

そしておなじみジョン・オーウェン・ジョーンズです。もうリーダー格。

曲は、「グレイテスト・ショーマン」の3曲メドレーに始まり、わかったのは上記のほか、「ウェストサイド物語」、やっぱりファントム、レミゼ。何度も聞いているもの以外は、これ聞いたことある、と思っても出てこないのが多いです。

ああ、せめて演目と曲名を歌の前後で教えてくれないですかね。通訳の方がときどき入ったんですが、皆さんそんなに難しいことは言わないので、あまり必要なく、司会者の方が必要じゃないですかね。別にタレントさんじゃなくてもいいし、何なら歌い手の方自身でもいいんですよね。そのほうが盛り上がるじゃないですかー最後、JOJが、こんな顔合わせはWEでもないと強調してましたが。

それにしても、よく、ミュージカル初挑戦!なんていいますが、ミュージカルって、挑戦したり、やってみるものじゃなくて、ああ、この人はミュージカルスターになる人だ、って見てわかる人がなるものではないかと思いましたよ。ケリー・エリスが2時間半舞台で歌ったり笑ったり泣いたりしているミュージカル、見たいなあ。

「ミュージカル・ミーツ・シンフォニー2018」@オーチャードホール

201806mms     久しぶりのミュージカルコンサート、「ミュージカル・ミーツ・シンフォニー2018」です。出演は、ノーム・ルイス、ジョン・オーウェン・ジョーンズ(JOJ)、柿澤勇人、春野寿美礼、宮澤エマ、オーケストラは読売日本交響楽団です。

「ミス・サイゴン」、「ジキル&ハイド」のほか、カッキーが出演予定の「シティ・オブ・エンジェルス」の曲をノームと歌ったり、「紳士のための愛と殺人の手引き」や「メリリー・ウィ・アー・オールアロング」、「フランケンシュタイン」等。

しかし圧巻は、JOJの「オペラ座の怪人」のナンバー、ノームの「ラブ・ネバー・ダイ」、最後の「レ・ミゼラブル」。JOJの声はファントム、ジャン・バルジャンにぴったりの迫力ですし、ノームのジャベール「星よ」はもう、持ち歌認定していいくらい、ステージに星空が見えました(!) これだけで、チケット代の元はとった!

日本勢もがんばってまして、カッキーは、シティ・オブ・エンジェルスのナンバーはちょっと英語に必死でリズムが悪かったですが、明るい高音がきれい、宮澤エマも後半は落ち着いてとくに中低音がきれいでした。春野寿美礼は、私たぶん初見なんですが、堂々とファントムのクリスティーヌ、「エリザベート」の「私だけに」を歌ってくれました。

ミュージカルナンバーを実力あるスターで、しかもオーケストラの伴奏で、というのはほんとに素敵で聞きごたえあるんですが、ちょっとね、希望言ってもいいですか。

ファントムとレミゼは、聞きなれているし、名曲も多いし、もう盛り上がって大好きなんですよ。とくにファントムは日本では四季でしか見られないし、レミゼはオーディション主義はいいんだけどなんかキャストに華がないし。これらは、歌舞伎でいったら仮名手本忠臣蔵みたいに、ミュージカル俳優はいつでもできなきゃいけない演目なんだなって思いました(たとえとしてわかりにくいか)。

でも、ほかの選曲がいつも謎。殆ど上演されていないとか、キャストの出演作だけど地味な作品の曲はどうなのって思いますし、あまり知られていない作品なら、ショーストッピングナンバーを聞きたいものです。もっとMCも工夫して、曲の背景とかもさらっと紹介してくれたらいいのに。

せっかくうまい人が出るんだから、デュエットが聞きたいんですが、ショーの回数が少ないせいか、あんまり融合していなくて、キャストがバラバラな感じがしました。「アイ・ラブ・ミュージカルズ」はそのあたりがうまくできていたと思います。

日本人だから謙虚なのもわかるんですが、でも、もっともっと堂々と観客にアピールしてください。いつも見てる大好きな人たちだから。

オーチャードホール、幅が広過ぎなくて、後方でもみやすいいい劇場でした。国際フォーラムよりいいかも。

せっかくなので、会場で表示されてたセットリスト記録しておきます。上記の言いたいことがわかると思います。

Overture-Bui-Doi (ミス・サイゴン)
Take Me As I am (ジキル&ハイド)
パレードに雨を降らさないで (ファニー・ガール)
You’re Nothing Without Me (シティ・オブ・エンジェルス)
私が生きてこなかった人生 (シスター・アクト)
This is the Moment (ジキル&ハイド)
ゲームの始まり (デス・ノート)
Journey to the Past (アナスタシア)
All I Ask of the Night, Music of the Night (オペラ座の怪人)
Till I Hear You Sing (ラブ・ネバー・ダイ)

休憩 

I am the Starlight (スターライト・エクスプレス)
Chine Doll (マルグリッド)
馬鹿げた夢、裏を表に (紳士のための愛と殺人の手引き)
Wishing You were Somehow Here Again (オペラ座の怪人)
Not A Day Goes By (メリリー・ウィ・オール・アロング)
私だけに (エリザベート)
後悔 (フランケンシュタイン)
Stars 星よ、Bring Him Home (レ・ミゼラブル)

アンコール

The Confrontation 、Do You Here the People Sing? (レ・ミゼラブル)

夏祭クラシックス2017・フォーレレクイエム他@ミューザ川崎

Photo

            高校時代の夏休みというと、吹奏楽部とコーラス部のコンサートを見に行ったり、照明を手伝ったり(演劇部だったので)という思い出があります。 この夏祭クラシックス、公募の管弦楽団、合唱団によるコンサート、お友達が歌うというので、懐かしい気持ちで行ってきました。

ミューザ川崎、初めてでしたが、すばらしいホールですよ。オルガン、円形の舞台に近い客席、よく響く音、温かみのある照明。

プログラムは3部構成で、1部は男声合唱団An die Musik によるSea Shantyほか海の男の歌。みなさんボーダーのTシャツ姿、指揮の岡田直樹さんは赤いキャプテン姿でほとんど無伴奏で気持ちよく。これだけ歌えたら、さぞ楽しいだろうな。子どもがある程度大きくなったら、オットがこういう趣味を持って休みの日でかけて機嫌よくしてるというのはいいんじゃないかと思いましたですよ(←母たちの本音)。

2部は小森康弘さん式によるサン・サーンスの「交響曲第3番」、近藤岳さんのオルガン付き。このオルガン、もはや楽器というより設備ですね。あの高さで一人で演奏するのは、怖いのか孤独なのか気分がいいのか。すごい存在感でした。この交響曲、(もちろん知らないんですが)親しみやすいメロディと、映画のクライマックスで主人公が登場して活躍するみたいな盛り上がりがあって(←語彙貧困)、楽しめました。

Photo_2   3部はいよいよフォーレの「レクイエム ニ短調作品48」。重厚なレクイエムというより、ハープやオルガンも効果的、ソリスト中山美紀さん、小仁所良一さんもよく、美しい旋律に心が洗われるようでした。舞台いっぱいの合唱団、いいな、夏の合唱。

最後は学生時代に歌ったことのある「大地讃頌」の客席も立っての大合唱でした。恒例だそうですが、これもいいですね。

「I LOVE MUSICALS(アイ・ラブ・ミュージカルズ)」@武道館

Ilm21日だけのミュージカルコンサート、「アイ・ラブ・ミュージカルズ」に行ってまいりました。

出演は、おなじみラミン・カリムルーとシエラ・ボーゲスの、ロンドン「オペラ座の怪人」25周年公演コンビ、2年前に「ミュージカル・ミーツ・シンフォニー」でもラミンと共演していたピーター・ジョーバック、そしてロンドン「レ・ミゼラブル」25周年記念コンサートのジャベール、ノーム・ルイス、日本から新妻聖子、と、すごいメンバー。期待にたがわぬ、豪華なコンサートになりました。

1日昼夜の2回のみということで、武道館は端を除きほぼ満員。せっかくの東京フィルでもあり、1曲聞いて、本当は普通のホールの音響のいいところでもっと近くで(2階席だった)見たかったなあと思いましたが、出演者たちの力強い歌声に、すぐ忘れてしまいました。セットはないものの、バックの映像と照明で、うまく雰囲気も出していました。司会と通訳がいないということで、脚本があったようなのは(スクリーンに字幕が出ます)仕方がないですね。Pj_3

ピーター・ジョーバックはスウェーデン生まれで、母国で活躍した後、ウエストエンドで「ミス・サイゴン」のクリスやファントムを演じ、ブロードウェイでもファントムをやっている人。この中では一番声が高く、明るい雰囲気で、幅広い役柄ができそうな俳優です。この人がこの、I Love Musicals コンサートの発案者なんですね。どうりで彼も出た「ミュージカル・ミーツ・シンフォニー」(2014)と曲の構成が少し似てたんだ。

ラミン・カリムルーはそのミュージカル・ミーツ・シンフォニー、昨年の「PRINCE OF BROADWAY」以来Rk3回目。あの目をまんまるく見開いて力強い声を響かせるオーラは追随を許さない雰囲気。気さくな人柄もうかがえて、見るたびに好きになります。この方、テヘラン生まれで革命のときにカナダに移住したというイラン人。うわあ、世界中に歌のうまい人っているんだなあと。「Love Never Dies」のオリジナルキャストでファントムをやっていますが、あのどうかと思う続編よりは、本編のファントムの方がずっといいですよね。

シエラ・ボーゲスはデンバー生まれのアメリカ人。2007年のリトルマーメイドSbオリジナルキャストのアリエルだったとは初めて知りました。「Love Never Dies」のクリスティーナをやってから25周年記念公演でもクリスティーヌだったのはラミンといっしょ(私のクリスティーナって言ってました)。ファルセットも美しく、堂々としたたたずまいでかっこよかったです。この人に合わせて作ったからあんなに歌の難しいミュージカルになっちゃったんでしょうかね。

ノーム・ルイスも楽しみにしていました。フロリダ生まれのアメリカ人。ロンドンレミゼ25周年記念コンサートでジャベNormlewisールを演じた時は美しく、ほんとにかっこよかった。今回、大きな体から出るよく響く低めの声が、後の二人と対照的で素敵でした。後半のトニー賞ノミネートの「ポギーとベス」のユーモアあふれる歌もよかったです。

新妻聖子、このキャストの中で歌うのはたいへんなプレッシャーと喜びだったと思いますが、やっぱり日本のミュージカルスターの中でも歌唱力がある彼女、終始すばらしいパフォーマンスでした。

前半まずよかったのが「リトル・マーメイド」から、シエラの「Part of the World」。Niitumaseikoアニメが大好きで、ディズニーCDでも繰り返し聞いていた歌ですが、シエラの声質にも合ってて、素敵でした。シエラもあの空中ひらひらやったのかしら。

そしてそのときトリトン王だったノーム・ルイスの「ノートルダムの鐘」の「Out There」。これもおなじみ。スケール感のある歌なので、ノームの豊かな声でとってもよかったです。

ここからは、「ガイズ&ドールズ」、ガーシュイン・メドレー、「秘密の花園」、ソンドハイムの「ザ・カンパニー」と、なじみのない曲が続きます。ガーシュインの曲はそれでも聞き覚えはありますが、こういうとき、なるべく名作は見ておきたいと思いますね。1部ラストはウェストサイド・ストーリー。初めの方で、ミス・サイゴンをピーター、ラミンと聞かせてくれた新妻聖子が、シエラと堂々とデュエット。

休憩後は、まず、キャバレーとシカゴ。ピーターはMCも演じていて、赤いスーツで濃いMC。キャバレーも必須科目ですね。シカゴは女性二人だけで「All I Care」の雰囲気をうまく盛り上げていました。

そしてお待ちかねの「オペラ座の怪人」メドレー。前述のとおり、25周年記念公演の主役二人の歌を生で聞けるなんて。この後もラミン、ロイド・ウェバーに指名されたんだと自慢してました。シエラの「Phantom of  the Opera」 の超絶高音には、武道館全体の拍手がしばらく止まりませんでした。さらに、ブロードウェイでファントムを演じた3人の声色の違うスターの「The Music of the Night」 の豪華なこと!(ピーターはコーラスも入れてた!)

ここで当然大盛り上がりなんですが、さらに、私の愛するChessの「I Know Him So Well」の女性デュエット、Sweeny Toddの「Nothing's Gonna Harm You」(新妻聖子)、そしてなんとノームの(途中歌詞が飛んじゃいましたがご愛敬)「Joanna」と続いて感動。Nothing's...は、映画や舞台版のCDの方より美しくて感動的でした。

この後もけっこう知っている曲が続き、いよいよプログラムラストは「レ・ミゼラブル」のメドレー。ノームのジャベールはいうまでもなく、ラミンも25周年記念コンサートでアンジョルラス、新妻聖子は日本でエポニーヌとファンテーヌということで、5人なのに厚みのある、素晴らしいメドレーでした。

通しで振り返ると、大ヒットまでしていないものも含めて、みんなソンドハイムがすきなんだなあ、ということと、やっぱりファントムとレミゼの曲はいいな、盛り上がるなと思いました。

しかし、このファントム、日本では劇団四季の独占で、四季に入らない限り、どんなに素晴らしいミュージカル俳優でもファントムをやる機会は(例外はあるのかもしれませんが)ないでしょう。こんなに個性のちがう3人の俳優ががいずれもファントムを一つの目標としてがんばって、そして実際に演じたというのをみると、ちょっと残念な気がします。もちろん、ファントムも含めたくさんの人気作品を持っているから、四季があれだけの規模で毎日ミュージカルをやって、たくさんの人が楽しんでいることはいいことなんですけどね、ちょっとね。

2015年私的ミュージカル&演劇その他ベスト10!

恒例の年間ベスト10です。今年は、ミュージカル、歌舞伎、ストレートプレイ、文楽などなど、本当にいろいろな舞台を楽しむことができ、とっても幸せでした。毎年形がかわってますが、今年はミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎その他古典芸能の3つに分けて発表します。

例によって、私が個人的にその舞台で得た感動と、もう1回見るならどちら、といった趣旨のランキングで、舞台としての優劣ではないのでご容赦を。タイトルをクリックすると、このブログの記事にとびます。

(前年までのリンク) 

2009年的ミュージカルベスト10!
2010年私的エンタメベスト10!
2011年私的演劇&コンサートベスト10!
2012年私的演劇等ベスト10! 
2013年私的ミュージカル&演劇その他ベスト10!
2014年私的ミュージカル&演劇その他ベスト10!

【ミュージカル】

年はタイプのちがうミュージカルをたくさん見たので、とくに比較が難しかったです。最近のブロードウェイの人気作品、抱腹絶倒のコメディ、モノクロ時代の映画の見事なミュージカル化、心理劇、四季の人気作、日本ミュージカル史のレジェンドと、本当にいろいろで、満足感の高いすばらしい作品が多かったです。

 

1.来日ミュージカル「ジャージー・ボーイズ」@シアターオーブ

しっかりドラマがあって、キャラクターが際立っていて、泣いたり笑ったり感動するミュージカル。悲しみを乗り越えてフォーシーズンズが復活するシーンでは、客席もたいへん盛り上がりました。

2.「モンティ・パイソンのスパマロット」@ACTシアター

さすが福田雄一演出の爆笑ミュージカル。壮大なマジメなドタバタで、テレビにも映画にもない、ショーならではの贅沢な時間でした。

3.「Memphis(メンフィス)」@赤坂ACTシアター 

山本耕史のヒューイに感動した日本版メンフィス。

4.「HEADS UP!」@KAAT  

ストーリー、キャスト、笑いがそろった、日本製の力作。ラサール石井さん、これからもこういうの作ってください!

5.来日ミュージカル「PIPPIN」@シアターオーブ 

サーカスも楽しめた、クォリティの高いカンパニーの来日ミュージカル。

6.来日ミュージカル「TOP HAT」@シアターオーブ  

軽快で楽しいミュージカル。主演のアラン・バーキットの華麗なダンスに感動。

7.「ラ・マンチャの男」@帝国劇場 

日本ミュージカル史に残る幸四郎ドン・キホーテ。

8.「エリザベート」@帝国劇場 

とうとう見た、あのエリザベート(蘭はなエリザ)。人気の理由はわかりました。松也好演。

9.「CHESS ミュージカル」@プレイハウス 

名曲揃いのCHESSをよく工夫してミュージカル化してくれました。

10.「デスノート」@日生劇場 

デスノートの世界をうまくミュージカル化していました。吉田鋼太郎ほかキャストも好演。

「パッション」@新国立劇場 

ソンドハイムの心理劇ミュージカル。独特の世界観は忘れられません。

劇団四季「ライオンキング」 

久しぶりにみたら、やっぱり曲とビジュアルがよくできた作品、子役がよかったです。

「サンセット大通り」@赤坂ACTシアター 

濱田めぐみが往年の大女優というには若かったですが、切ない名作。

「ダンスオブヴァンパイア」@帝国劇場  

初めての山口祐一郎。強烈でした。

ミュージカル関係のコンサートも3つ。

フランク・ワイルドホーン&フレンズツアー@シアターオーブ 

2年ぶりにアダム・パスカル来日。もううれし涙。結果的に年末の最高のプレゼントになりました。

「Prince of Broadway(プリンス オブ ブロードウェイ)」ジャパンプレミア@シアターオーブ 

ブロードウェイの演出家ハロルド・プリンスのミュージカルの名曲をつなげたショー。キャストの熱演で感動でした。

イディナ・メンゼル@武道館  

イディナの武道館公演。今もっともノッている彼女のパワーがあふれていました。

【ストレートプレイ】

例年よりも見たいと思う作品が多かったです。

1.KERA・MAP「グッド・バイ」@KAAT 

初めてのケラ作品。原作を越えたよく考えた脚本、洗練された演出とキャストとくに小池栄子の好演で、期待以上に面白かったです。

(追記)2月4日、2015年の読売演劇大賞の最優秀作品賞、最優秀女優賞をこの作品がとりましたよ!私のベストワンはご覧のとおりたった6本の中でのものですが、なんだかとってもうれしいです。

2.NODA MAP「エッグ」@芸術劇場プレイハウス  

考えさせられる作品でした。

3.「熱海殺人事件」@紀伊国屋ホール 

懐かしさで見に行ったものの、中尾明憲がよかった。

4.「NINAGAWAマクベス」@コクーン 

これも往年の名作。市村さんが元気なのを確認。

5.「スタンド・バイ・ユー―家庭内再婚」@シアタークリエ 

軽快なコメディ。戸次さん結婚おめでとう。

6.「十二夜」@日生劇場

よくできたシェイクスピア作品。

【歌舞伎等古典芸能】

新作あり、古典あり、襲名披露ありで、歌舞伎俳優の皆さんの幅の広さと実力に、たいへん楽しませていただきました。通しでないものは、一番良かった演目で順位をつけました。

1.歌舞伎NEXT「阿弖流為(アテルイ)」@新橋演舞場 

ワンピースと迷いましたが、染五郎が超かっこよかったのと、出演した役者さんたちが、私がこういう役を見たかったというイメージにぴたりとはまっていたので、1位です。

2.スーパー歌舞伎Ⅱ「ワンピース」@新橋演舞場  

ワンピースと歌舞伎のファンだから一応見ておかなきゃ、という気持ちが良い意味で裏切られた、役者さんの熱演と歌舞伎の魅力にあふれた、すばらしい舞台でした。

3.壽初春大歌舞伎「女暫」「黒塚」 

幕見ですが、猿之助さんの天才ぶりをみせつけられた黒塚。玉さまの女暫もすごくよかったです。

4.芸術祭十月大歌舞伎「音羽嶽だんまり」「矢の根」「一條大蔵譚」「文七元結」

文七元結、世話物の今の最高のものを見せてもらいました。

5.六本木歌舞伎「地球投五郎宇宙荒事」@EXシアター 

海老蔵の魅力とクドカン脚本がマッチしたエンタテインメント。

6.團菊祭五月大歌舞伎「慶安太平記」「蛇柳」「め組の喧嘩 

め組は賑やかで威勢のいい演目。菊五郎劇団が好きなんですね。

7.文楽「妹背山婦庭訓」 

入鹿をやっつけるところまで、通しで見て面白かったです。勘十郎さん好きです。

 

8.秀山祭九月大歌舞伎「伽羅先代萩-御殿・床下・対決・刃傷」 

玉様の華のある立女形ぶりと、妖気あふれる吉右衛門の仁木弾正。

9.秀山祭九月大歌舞伎「双蝶々曲輪日記」「紅葉狩」「競伊勢物語」  

「競伊勢物語」、お話としては救いがないんですが、吉右衛門、東蔵、菊之助、染五郎と役者がよかったです。

10.四代目雁治郎襲名披露四月大歌舞伎「梶原平三誉石切」「成駒家歌舞伎賑」「心中天網島河庄」「石橋」  

 

河庄は、雁治郎襲名での上方歌舞伎らしい作品。もっと長く見たかったです。賑もよかったです。

 

壽初春大歌舞伎「金閣寺」「蜘蛛の拍子舞」「一本刀土俵入り」  

 

名作一本刀土俵入り。魁春、幸四郎の世話の味に感動。

 

十二月大歌舞伎「通し狂言 妹背山婦女庭訓 杉酒屋 道行恋苧環 三笠山御殿」

玉様の若さ、かわいらしい娘からの変化を楽しみました。

「通し狂言 南総里見八犬伝」@国立劇場 

立ち回りあり、菊五郎さんから萬太郎まで、八犬士の活躍が楽しかったお正月の舞台。

「義経千本桜(渡海屋・大物浦)」国立劇場歌舞伎鑑賞教室 

菊之助の渾身の碇知盛。力演。梅枝もよかったです。

粟谷能の会「安宅」「鉄輪」狂言「鐘の音」@国立能楽堂 

ごめんなさい。粟谷明生さんの弁慶も素晴らしかったし、萬さまの至芸も感動的だったんですが、並べていたら、やっぱり最後になってしまいました。

【その他】

映画は劇場に行ったのが4本だけ。「ホビット」3部作が完結しちゃいましたね。

TVドラマは、「流星ワゴン」、「アイムホーム」、「天皇の料理番」、「あさが来た」、「赤めだか」などを見ていました。「あさが来た」は、「あまちゃん」以来のはまり方で毎日楽しく見ています。

【ブログアクセス年間ランキング】

おまけに、年間アクセスランキング(トップページを除く)も掲載してみます。再演などで昔の記事がヒットしたりしてるみたいですね。どんな形でも、訪問して、読んでいただけるのはうれしいです。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

1 Chess in Concert(その2)― あらすじとキャスト  

2 カテゴリ:アダム・パスカル 

3 劇場データベース!  

4 美輪明宏の「黒蜥蜴」 

5 アダム・パスカルwikiもどき(その1<2009まで>)

6 安部龍太郎「等伯」― 画家小説は面白い 

7 六本木歌舞伎「地球投五郎宇宙荒事」@EXシアター 

8 カテゴリ:ミュ―ジカル 

9「ボカピープル(VOCAPEOPLE)」来日ライブ! 

10 團菊祭五月大歌舞伎「慶安太平記」「蛇柳」「め組の喧嘩」 

11 DVD「レ・ミゼラブル25周年コンサートin London」 

12「エリザベート」@帝国劇場 

13 NYミュージカル-アダム・パスカルの「Memphis」! 

14「モンティ・パイソンのスパマロット」@ACTシアター 

15 劇団四季「リトルマーメイド」 

16 シネマ歌舞伎「らくだ/連獅子」 

17 ミュージカル「デスノート」@日生劇場 

18 劇団四季「ライオンキング」 

19 Chess in Concert(その1)―Chessというミュージカル 

20「Memphis」@赤坂ACTシアター 

21「CHESS ミュージカル」@プレイハウス 

22 NODA MAP「エッグ」@芸術劇場プレイハウス 

23 歌舞伎NEXT「阿弖流為(アテルイ)」@新橋演舞場 

24 ミュージカル「パッション」@新国立劇場 

25 浅田次郎「黒書院の六兵衛」 

26 コクーン歌舞伎「三人吉三」 

27 秀山祭九月大歌舞伎「双蝶々曲輪日記」「紅葉狩」「競伊勢物語」 

28「十二夜」@日生劇場 

29 2014年私的ミュージカル&演劇その他ベスト10! 

30 ミュージカル「HEADS UP!」@KAAT

 

フランク・ワイルドホーン & フレンズ ジャパンツアー

Fwfriends「ジキル&ハイド」、「ルドルフ・ザ・ラスト・キス」、「アリス・イン・ワンダーランド」、「デスノート」等、日本でも多く上演されているミュージカルの作曲家、フランク・ワイルドホーンの曲のコンサート、ダグラス・シルズの代役としてわがアダム・パスカルが出演するというので行ってきました。

出演者はアダムのほか、ドイツ人でヨーロッパで活躍するトマス・ボルヒャート、同じくドイツ人でドイツでWickedのエルファバや「ネクスト・トゥ・ノーマル」のナタリーを演じたサブリナ・ヴェッカリン、ブロードウェイでエルファバの最長出演記録を持ち、「If/Then」でイディナのエリザベスのアンダーをやったあとツアーではこの役を演じているジャッキー・バーンズ、そして、元宝塚トップ、今年フランクと結婚したばかりの和央ようか。5人だけなので、キャストが10人だった「プリンス オブ ブロードウェイ」と比べて、一人一人の歌をたっぷり聞けました。

ワイルドホーンのミュージカルは、ここ数年何作も見てはいるのですが、楽曲を買ってはいないので、しっかり記憶している歌はあまりなく…でも、それぞれのミュージカルの名曲を、実力あるスターたちが歌うんですから、初めて聞いたって感動するというものです。

ワイルドホーン氏、美しい新婚の妻と(10年前に宝塚の「ネバー・セイ・グッバイ」を作曲した時から運命を感じたと言ってましたがそのときは結婚していたんじゃ…)、主演級のミュージカル俳優が自分の名曲を歌い上げるステージで、もうご機嫌。作曲者ならではのピアノと、簡潔ながら行き届いたMCで、本当に楽しそうでした。

アダムはオープニングのアリスの「鏡の国へ」を全員で歌った後、「スカーレット・ピンパーネル」の「炎の中へ」を力強くトマスとデュオで、そして「デスノート」のタイトル曲。あれ、こんな感動的な激しいナンバーでしたっけ、とやはり記憶にありません。「南北戦争」から、恋人への手紙を歌った「サラ」は悲しいバラードで感動的でした。

第2部では、サービスの「ワン・ソング・グローリー」。バンドのギターとアダムのギターだけで、さすがでした。そして「スカーレット」の「あなたこそ我が家」をサブリナとのデュエットで。

2日間行ってしまったんですが、若干アウェイ感のあった土曜日と比べて、日曜はその前夜盛り上がったのか、キャストみんなのノリがよくなったうえ声も前日以上に出ていて、たぶん歌詞も覚えたのであろうアダムも楽しそうでよかったです。

トーマスは、「モンテ・クリスト伯」のタイトルロールをワイルドホーンが当て書きしたくらいの間柄で、長身で重厚なルックスなのに茶目っ気のある方。歌は力強かったです。

サブリナはドイツ人なのにブラック系のバラードが似合う声で、ホイットニー・ヒューストンが大ヒットさせた「ブロークン・ハーツ」や、「ゴールド」が素敵でした。

ジャッキーはブロードウェイっぽい、細い体のどこにそんなパワーがあるのかというプリンシパル。サブリナとのダブルエルファバの「Defying Gravity」は、二人分なだけに本家よりも迫力があって、鳥肌ものでした。

そして和央ようか。ワイルドホーンの妻という余裕もあって(ほんとに愛されてる感じ)、堂々としたたたずまいは、プリンスオブブロードウェイの柚木礼音とは対照的。曲も一番多く、1部も2部も和央ようかの歌で終わります!お客も和央ファンが多く、というのは、和央さんのバラードの時だけサイリウムを揺らしているから。うーん、ソロコンサートじゃないんだから、どうなんでしょう。かといって、ずっと揺らされるのも、けっこう目に入って気が散るから困るしなあ。

ということで、演奏もすごくよかったし(特にサックス&フルートのディヴィッド・マン!)、満足度という点では、期待以上だったんですが、ワイルドホーンさん、ウィキッドを紹介するとき、「メガメガヒットミュージカル」とうらやましそうでした。この曲というミュージカルファンの心に残る、コンサートでも歌われる1曲と代表作となるメガヒットを切望しているのでは、という気がちょっとしました。

Adam1512今回、和央ようか以外の出演者のサイン、もらっちゃいましたよ。アダムの出待ちスルー、覚悟してたんですが、今回はよかった!(もう、うれしすぎて涙)。Disaster楽しみにしてる、と言い忘れたのが心残り。

ほかの出演者の方たちもすっごくフレンドリーで素敵な人たちでした。ジャッキーに、If/Thenちょっと難しかった、と言ったら、「私にも難しいのよーどうなってるかわからなくなる」なんて笑ってくれました。うふ。

より以前の記事一覧