2020年8月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
フォト

« 万城目学「鴨川ホルモー」と 映画「鴨川ホルモー」、追記「ホルモー六景」 | トップページ | 図夢歌舞伎「忠臣蔵」第3回(五、六段目)、歌舞伎家話 猿之助・團子 »

ミッチ・アルボム「時の番人」

Timekeeper アメリカのベストセラー作家・脚本家の小説ミッチ・アルボム「時の番人」です。翻訳は甲斐理恵子。表紙が素敵なので読んでみました。原書は2012年出版。

 まだ人が時間を計ることを知らなかった頃、日時計や水時計で時間を計ることばかりしていたドールは、幼馴染のアリと幸せな結婚をします。いろいろあって、ドールは年を取らないTime Keeperとして、洞窟に一人、時間についての世界中の様々な人々の願いを聞くことになります。人気者のイケメンに恋する地味なサラ・レモンと、末期がんの寿命を延ばそうとする大富豪ヴィクターの人生が、ドールと絡んで…。

ファンタジーなんですが、サラとヴィクターは現代に生きる人物でリアリティがあって、シチュエイションも彼らの運命にかかわる事柄も今のものであるのが、同時代の作品ならではで、ちょっと胸が痛い。それが、ドールのまとう神話的な雰囲気(手塚治虫の「火の鳥」のマサトを思いだします)と対照的で、小説的に面白いです。

エンディングに向けて、物語がぐっとテンポを速めていきますが、私はこの結末好きです。映画にしてほしいです。舞台を日本にしてもできそう。

 

« 万城目学「鴨川ホルモー」と 映画「鴨川ホルモー」、追記「ホルモー六景」 | トップページ | 図夢歌舞伎「忠臣蔵」第3回(五、六段目)、歌舞伎家話 猿之助・團子 »

」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 万城目学「鴨川ホルモー」と 映画「鴨川ホルモー」、追記「ホルモー六景」 | トップページ | 図夢歌舞伎「忠臣蔵」第3回(五、六段目)、歌舞伎家話 猿之助・團子 »