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万城目学「鴨川ホルモー」と 映画「鴨川ホルモー」、追記「ホルモー六景」

Photo_20200705180701 鴨川は京都だけど、ホルモーって何だろうと前から思ってた万城目学「鴨川ホルモー」読んでみました。そりゃわかるわけないや、ホルモンじゃなくてホルモーだもん。オニ語により、小さいオニ(式神)を使って大学対抗で戦う「ホルモー」のお話でした。2006年の出版です。

ホルモーを戦うサークルの勧誘から、オニ語の訓練、試合、ペナルティまで、とってもよく構築されたファンタジーで、ファンタジーを読みなれない私にも面白かった!著者の20代でのデビュー作ですので、大学生の雰囲気がよく出ていると思います。青龍、玄武、白虎、朱雀っていうのもいいじゃないですか。ちなみに、私自身の運動会の対抗チームの名前がこの4つだったので、親しみ(でも白虎は映画のように白ではなくて黄色だったんですよね。玄武が白黒)。

Photo_20200705180601 この映像も見てみたくなって、2009年の映画「鴨川ホルモー」も見ました。「超高速!参勤交代」等の本木克英監督ですね。

主人公の安倍明(←安倍晴明からですね)山田孝之、高村・濱田岳、鼻の美しい早良京子・芦名星、楠木ふみ・栗山千明、スガ先輩・荒川良々ってみんなぴったり。やっぱり若き山田孝之が、かっこいいのにダサい感じで表情豊かでいいんです。濱田岳も若いのに(20才そこそこ)今と変わらないうまさ、つか、こんな20才います?スガ先輩に荒川良々持ってきたのもすごいし、玄武の会長和田正人も。

しかしこの映画、緑の美しい京都のあちこちや、葵祭や祇園祭の人出、京大やほんとに今の時代にあるのかという百万遍寮(吉田寮)、安倍の住む銀月アパート、べろべろばあ等の背景が魅力です。古臭くないのに懐かしい雰囲気の学生生活を描き出していてます。

そして、見たかったオニたちは、原作の描写どおり。よくできたCGで、安っぽくない。ああ、ホルモーを見られてよかった!

ただ、ほんとはもっとキャストが関西弁とか京都弁使ってほしかったかも。京大の人って関西弁でよくしゃべる秀才ばかりというイメージなので、全員じゃなくても、もっと関西弁アクセントききたかったな。原作もあまり関西弁出てこないんですけどね。

【追記】

 2007horu6 この記事読んだ方からお勧めいただき、「ホルモー六景」も読んでみました。ホルモーの登場人物や、ホルモーをやっていた他の大学生の恋物語6編という、読者へのサービスみたいな本です。

一番面白かったのが「もっちゃん」。梶井基次郎の「檸檬」は学生時代に読みましたが、早逝したことしか知らず、「檸檬」だなと思いながらも、ほんとに基次郎の生涯がなぞられているとはと、後から調べて驚きました。小説の印象とはちょっとちがう、愛すべきもっちゃん像がよかったです。

ほかも、芦屋の元カノの話、高村のちょんまげの謎、楠木ふみのバイト先の活躍と、あーそれもっと知りたかった、というところが描かれていて、面白かったです。大手町の将門塚も出てきて、東京も!と。

ただ、登場人物がちょっと歴史知らなすぎ。京大法学部卒の著者からしたら、歴史の認識はその程度と思ってるのかもしれないですが、京都の文系大学生だったら、そりゃ調べなくたって知ってるよねレベルがちょいちょい。←ちっちゃないちゃもんですみません。

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コメント

あー,そうそう,パパイア鈴木の間違いでした笑

SDCさん、コメントありがとうございます。

ほんとに、邦画史にひとコマ加える感のある、いい映画ですね。「ホルモー六景」も複数の方にお勧めされました。
ところでつまんないこと言うと、振付は、出演していたパパイヤ鈴木です。オニ語の振付も印象的だったので、エンディングロールで見ましたもん。

映画「鴨川ホルモー」は夏の京都の空気感をほんとに良く伝えていて,この監督さんのベストの一本だと思います.何よりラッキー池田の振り付け(「レナウン娘」はもちろん,「ゲロンチョリ」等の印を含め)が最高!小説では外伝にあたる「ホルモー八景」もお勧めですよ.こちらは思わずホロリとさせる話もあって作者の幅を感じさせます.

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