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ブルーレイ「シネマ歌舞伎 東海道中膝栗毛」と「歌舞伎家話 幸四郎・猿之助」

2006yajikita

 4年連続で八月の歌舞伎座納涼歌舞伎でやっていた幸四郎・猿之助の「東海道中膝栗毛」の1,2作のシネマ歌舞伎がブルーレイになりました。

1作めの「東海道中膝栗毛」は、シネマ歌舞伎でしか見ていないんですが、改めてみると、第1作なのに染猿以外の出演者も真剣にドタバタやっているのはさすが。新派に行った春猿さんが、こういうのになると存在感といい、吹っ切れ方といい、貴重な存在だったなと思います。笑三郎さんのアラブ王の妻が、オグリの閻魔大王の妻を思い出させる美しさ!獅童のデイビッドも最高でした。金團コンビが、ほんとちょうどいい少年コンビ(4年前でかわいらしい)で、染猿とこんな風に組み合わせたの天才。

2作目の「東海道中膝栗毛 歌舞伎座捕物帖」 その直前の6月に猿之助ファンになったので2回見たんですよね。隼人、巳之助、児太郎が生き生きとしているのが納涼らしくてやっぱりいいです。3年前なわけですが、その下世代とはちょっと差があるなと感じてしまします。

このときは2部のやじきたが先に決まっていて、後から第3部の「贋作 桜の森の満開の下」に、野田秀樹の希望で幸四郎がキャスティングされたのでやじきたコンビの出番が軽くなったそうですが、改めてみると、短い出番でも地味な拵えの二人が出てくるとその場をさらっていく感じがします。この四代目、軽快でいいんですよね。

特典映像は染五郎・團子のトークショーの抜粋と、第4作の映像ちょっと。話の内容というより、4年間の成長ぶりにジーンときますね。

さて、6月14日の「歌舞伎家話第3弾」が幸四郎・猿之助だったのでチケット買ってみました。歌舞伎座ギャラリーでやる夜話とちがって司会の戸部さんがいないので、話が歌舞伎の演目や役の話にはなかなかいかず(幸四郎さんは二人の共演を振り返ろうとしたり、秘蔵写真を出してくれたりしたんですけどね)、とても素のままな感じで、二人のファン以外の歌舞伎ファンにはどうなの(←そういう人が見るのかわかりませんが)、有料だしと思ってたんですが、2回見たら、意外と深いことも言ってました。素顔のテンション低い幸四郎さんもかっこいいです。

ネタバレ禁止ですが、歌舞伎のテーマパークがあったら楽しいと思うな。オンデマンドで好きな映像見られたり、宙乗りをVRで体験できたり。好きな相手役を選んで1場面演じてみるのなんてどうですか。ささっとバーチャルメイクして。「八幡祭」で新助に愛想尽かしする美代吉とか、「籠釣瓶花街酔醒」で身請けヤダと次郎左衛門に恥かかす八ッ橋とかやってみたい~。

で、思うんですが、舞台の四代目を知らない人がスピリチュアルな話するところだけを見たら、近づいちゃいけない人だと思うんだろうな。舞台写真の人とは別の人。年を経てますます舞台への情熱を、素直ではなく照れ隠しする感じが、たまらないんですけどね。ほんとは今月勘九郎さんと三番叟やって伝説作るはずだったのに、なんて思ってしまいますね。

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