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2020年6月

宮本輝「泥の河」「蛍川」「道頓堀川」

2006_20200623233501 宮本輝って結構好きだったな、と思って全集第1巻の「川三部作」を読んでみました。

最初は作家デビュー作の「泥の河」。舞台は大阪の安治川って、中之島の堂島川の下流の川ですね。まだ戦後の雰囲気の残る昭和30年、食堂の息子と、川の船に住む母子との交流を描くもので、母は船で女を売っているので、ひとところに長くいられません。食堂の夫婦がいい人なのが救いですが、泥が深く積もった川と貧しい生活が、淡々と描かれています。とても小説らしい作品で、日本文学というとこういう作品を読んできたなと、懐かしい気がしました。

自主制作のモノクロの映画がありますが、食堂の夫婦に田村高廣(いい顔!)と藤田弓子、船の母が加賀まりこ。モノクロ画面の効果でその貧しさに迫力がありますが、子役が健康的すぎる感じ。

2作めは「蛍川」。宮本輝氏は関西育ちなのですが、一時住んだ富山を舞台に、老いた父を亡くす少年の周囲を描いています。父は少年を身ごもった女と結婚するために妻を捨てた男。商売がうまくいかなくなったところに病気になります。元の妻は金沢で商売が成功しています。最後にいたち川の上流に、少年が好きな少女と母と近所の老人とで大量発生した蛍を見に行きます。

これも映画化されています。父・三国連太郎、母・十朱幸代、元妻奈良岡朋子と文芸路線。蛍のシーンが特殊効果で評判だったそうです。

最後は一番の力作、「道頓堀川」。バイトする喫茶店の2階で暮らす大学生の邦彦、男と逃げた妻が帰ってきたときに蹴ったことで、その後病死してしまうという苦い過去を持つ元ハスラーの喫茶店主武内とやはりハスラーになりたい息子政夫の確執、武内の昔の仲間、まち子姐さんやゲイボーイかおる、ストリッパーさとみなど周囲の人々を描きます。武内の喫茶店はとても流行っていて、花をたくさん惜しげなく取り換えたりします。描く世界には影があるものの、登場人物は個性的ながら何となく品があって、ドロドロしていないところがこの作家の持ち味なのかなと思いました。

道頓堀といえば松竹座!(ただし著者は芝居には興味ないのか、劇場から人が出てくる、くらいの描写しかありません)。宗右衛門通りも松竹座遠征の時に、夜の部開演前に歩いたっけ。

深作欣二監督で映画化されていて、まち子・松阪慶子、邦彦・真田広之、武内・山崎努、政夫・佐藤浩市、かおる・カルーセル麻紀。ちょっと息子たちがイメージよりカッコよすぎるし、小説では脇役でどんな人かよくわからないまち子が主演とは。でも山崎努の武内はぴったりで見てみたい気がします。この作品、NHKの銀河ドラマ枠でも作られていて、武内は藤田まこと、渋い~。

 

ブルーレイ「シネマ歌舞伎 東海道中膝栗毛」と「歌舞伎家話 幸四郎・猿之助」

2006yajikita

 4年連続で八月の歌舞伎座納涼歌舞伎でやっていた幸四郎・猿之助の「東海道中膝栗毛」の1,2作のシネマ歌舞伎がブルーレイになりました。

1作めの「東海道中膝栗毛」は、シネマ歌舞伎でしか見ていないんですが、改めてみると、第1作なのに染猿以外の出演者も真剣にドタバタやっているのはさすが。新派に行った春猿さんが、こういうのになると存在感といい、吹っ切れ方といい、貴重な存在だったなと思います。笑三郎さんのアラブ王の妻が、オグリの閻魔大王の妻を思い出させる美しさ!獅童のデイビッドも最高でした。金團コンビが、ほんとちょうどいい少年コンビ(4年前でかわいらしい)で、染猿とこんな風に組み合わせたの天才。

2作目の「東海道中膝栗毛 歌舞伎座捕物帖」 その直前の6月に猿之助ファンになったので2回見たんですよね。隼人、巳之助、児太郎が生き生きとしているのが納涼らしくてやっぱりいいです。3年前なわけですが、その下世代とはちょっと差があるなと感じてしまします。

このときは2部のやじきたが先に決まっていて、後から第3部の「贋作 桜の森の満開の下」に、野田秀樹の希望で幸四郎がキャスティングされたのでやじきたコンビの出番が軽くなったそうですが、改めてみると、短い出番でも地味な拵えの二人が出てくるとその場をさらっていく感じがします。この四代目、軽快でいいんですよね。

特典映像は染五郎・團子のトークショーの抜粋と、第4作の映像ちょっと。話の内容というより、4年間の成長ぶりにジーンときますね。

さて、6月14日の「歌舞伎家話第3弾」が幸四郎・猿之助だったのでチケット買ってみました。歌舞伎座ギャラリーでやる夜話とちがって司会の戸部さんがいないので、話が歌舞伎の演目や役の話にはなかなかいかず(幸四郎さんは二人の共演を振り返ろうとしたり、秘蔵写真を出してくれたりしたんですけどね)、とても素のままな感じで、二人のファン以外の歌舞伎ファンにはどうなの(←そういう人が見るのかわかりませんが)、有料だしと思ってたんですが、2回見たら、意外と深いことも言ってました。素顔のテンション低い幸四郎さんもかっこいいです。

ネタバレ禁止ですが、歌舞伎のテーマパークがあったら楽しいと思うな。オンデマンドで好きな映像見られたり、宙乗りをVRで体験できたり。好きな相手役を選んで1場面演じてみるのなんてどうですか。ささっとバーチャルメイクして。「八幡祭」で新助に愛想尽かしする美代吉とか、「籠釣瓶花街酔醒」で身請けヤダと次郎左衛門に恥かかす八ッ橋とかやってみたい~。

で、思うんですが、舞台の四代目を知らない人がスピリチュアルな話するところだけを見たら、近づいちゃいけない人だと思うんだろうな。舞台写真の人とは別の人。年を経てますます舞台への情熱を、素直ではなく照れ隠しする感じが、たまらないんですけどね。ほんとは今月勘九郎さんと三番叟やって伝説作るはずだったのに、なんて思ってしまいますね。

恩田陸「チョコレートコスモス」

2006  久しぶりの小説、まちがいなさそうな恩田陸「チョコレートコスモス」です。単行本で500pちょっとですが、読みだしたら面白くてあっという間でした。

 内容はまったく知らずに手に取ったんですが、何と演劇もの。脚本家、大学の演劇サークル、気鋭の人気女優、天才少女、こだわりのプロデューサーなどの演劇にかかわるキャラクターの話がそれぞれ進んでいき、後半一つに収束していくという、著者らしいうまいストーリー運び。ちょっと「ガラスの仮面」も感じさせて。

早稲田の演劇サークルなんだろうなとか、初めの方に出てくる「ララバイ」の演者を兼ねる演出家は野田秀樹かなとか、アイドルだけどうまい安積あおいは、「Q」の広瀬すずみたいだなとか、響子は北川景子の雰囲気の松たか子かなとか、葉月は安藤サクラかなとか、映画全盛期に活躍とは違うけど還暦過ぎて瑞々しい若槻徳子は大竹しのぶを思い浮かべようとか、本多劇場とか新国立とか、演劇周辺がイメージできると、より楽しめる小説です。

で、「欲望という名の電車」を知っているとなおいいです。きちんとストーリーは説明しているんですが、やっぱり見てないとわかりにくいかも。

 

御厨貴「権力の館を歩く」「政治の眼力 ―永田町「快人・怪物」列伝 」

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  御厨貴先生の本2冊、まずは「知の格闘」で知って是非読みたいと思っていた力作「権力の館を歩く」。政治や統治機構を語るうえで、その「場」である建物の場所、間取り、動線等が重要であるとして、さまざまな建物を紹介するもの。2007年1月から3年間の毎日新聞への月1回の連載をまとめたものです。巻末の「あとがきにかえて」には、この著作が、東大先端研で建築学の学生と議論したことから生まれたものと書かれています。

第1部は、吉田茂、岸信介、佐藤栄作といった大物政治家たちの邸宅や別荘。記者や派閥の政治家が出入りしたり、喧騒から離れて政策を練ったり、要人を招待したり。ドラマに出てくるような、権謀術数の舞台ですよ。軽井沢別荘地における戦中・戦後の交遊関係もなかなか面白かったです。

第2部は、「権力機構の館」と題し、首相官邸、国会の各院、警視庁、検察庁、都庁舎など。首相官邸は、この項が書かれた時点ではまだ新官邸が完成して6年、官邸主導政治がどうなるか、御厨先生は注目していますが、この時点では官房長官を務めた安倍(一次)、福田の両首相は短命に終わっており、新官邸がまだ使いこなされていないことを示しているとみていたようです。

第3部は「政党権力の館」で、自民党本部、砂防会館、社会党、共産党、公明党の本部等。自民党とその他の党の本部の機能の違いが印象的です。

350pの労作ですが、取り上げられている建物や人物からすれば、各項に割り当てられたページは多くありません。著者の知識とではあまりに彼我の違いがあり、個々のエピソードや政治家の個性と建物との符合にはなかなかついていけないのですが、むしろ普通の社会生活を送り、普通程度に新聞を読んでいるだけでは、政治のことは十分理解できないものなのだという感想を持ちました。

  2005seiji 御厨貴さんが、第二次安倍内閣発足後の2013年から2年間、毎日新聞に連載していた同時代の政治家評「政治の眼力 ―永田町「快人・怪物」列伝 」です。前に読んだ「知の格闘」でこの本のことを知り、読みたいと思っていました。200pほどの新書に、のべ26人の評(石破茂さんのみ2回)ですから、ひとりひとりは少な目。

御厨さんは、「本人に面と向かって言うことのできない悪口や批判は書かないという流儀」で、「政治家の個性をその矛盾を含めて書き出し、人間味を評価する」という戦前のジャーナリスト馬場恒吾氏を研究し、その手法でこの連載に取り組んだそうです。

政治家って、大臣といえども実際には何をしているのか部外者にはわかりにくいですから、はっきり言って、欠点というか悪口を書いてくれないと、よくわからないのは否めません。おまけに、御厨先生とは、歴史や政治的な出来事についての知識の土壌が全然ちがうわけですから、知っていれば「ああ、あのときの彼の行動を連想しているんだな」と理解できる表現も、知らなければ読み流してしまいます(前述の「権力の館」と同じ感想を言ってますね私)。

ということで、御厨先生が個々の政治家をどう評価しているのか今一つわかりにくかったうらみはあるものの(それ自体は意図的なものでしょうが)、やはり小沢一郎氏、石破茂氏、与謝野馨氏、麻生太郎氏などは興味深かったですし、元首相の森、小泉、福田の各氏は、ほかの方たちよりは知っているだけに面白かったです。

第二次安倍内閣発足の後で、今よりはうまくいっている頃でもあり、とくに安倍さんの印象はだいぶちがいます。舛添さんも都知事時代で、まさかあのような形で辞任するとは。同時代批評の難しいところでしょう。

 

 

演劇界「歌舞伎俳優から皆様へ― このひと役」と私の「このひと役」

 2006enngekikai  3月以来の歌舞伎公演全中止で、役者さんやスタッフさんだけでなく、雑誌「演劇界」さんもさぞ困ったことでしょう。ほんとなら3月は歌舞伎座のほか、明治座の中村屋、国立の菊之助丈義経千本桜通し、南座の新版オグリがあったはずですし、何より5月の團十郎襲名に向けて、いろいろな記事を用意されていたと思います。そんな未曽有の苦境を逆手にとった6・7月合併号の特集企画が、これ。

(なお、児玉竜一先生の「三~五月 劇界の動向」は、歌舞伎のみならず、この間の演劇界全体の苦境を克明に記録した、後世への保存版だと思います)。

117名の役者さんが、「このひと役」を選んで大きなカラー写真に短い一言を添えています。巻頭の海老蔵インタビュー以外のほとんどの誌面を費やした労作で、かえって保存版になってしまって、発売後3日で在庫払底、重版が決まるという人気。本人コメントのついた「かぶき手帖」大判という感じです。

役や写真の選び方がバラエティに富んでいて楽しい!えーっこのお役、と思うと、息子さんと一緒にもう一枚出ていたり、故人の父、祖父、師、大先輩との写真の方もいて。見ているうちに、つい、自分の「このひと役」を選びたくなってしまいました。といっても、2012年から歌舞伎を見始めたニワカなので、ほんとに私の個人的なものです。映像のみで見たものも含めてしまいました。迷う方はブログ内検索で思い出したりして。117名のうち、最近出られていない方など見ていない方、20代前半以下の方は除いています。

新作歌舞伎が多いのは、当て書きだったり、本公演より役が大きくなったりして、印象が強いからかもしれません。これに対して大幹部は、古典の大役のどれにしようか迷いました。

(演劇界での選出と並べていますので、まだご覧になっていなくてネタバレしたくない方はご注意ください)

   演劇界  私の「このひと役」
海老蔵 (インタビュー掲載のためなし) 助六 助六
嵐橘三郎 新口村 孫右衛門 弁天小僧 浜松屋番頭
右團次 華果西遊記 孫悟空 名高大岡越前裁 天一坊
中車 綱豊卿 富森助右衛門 綱豊卿 富森助右衛門
猿弥 當世流小栗判官 矢橋の橋蔵 ワンピース ジンベエ
笑也 新・三国志 劉備玄徳 空ヲ刻ム者 双葉
笑三郎 四の切 静御前 ナルト 大蛇丸
弘太郎 ヤマトタケル ヘタルベ ヤマトタケル ヘタルベ
寿猿 黒塚 強力太郎吾 黒塚 強力太郎吾
猿之助 ワンピース ルフィ 黒塚 岩手・鬼女
左團次 助六 髭の意休 助六 髭の意休
男女蔵 博奕十王 閻魔大王 月光露針路日本 水主小市
團蔵 髪結新三 弥太五郎源七 髪結新三 弥太五郎源七
門之助 新版オグリ 薬師如来 新版歌祭文 座摩社山家屋佐四郎
友右衛門 綱豊卿 お喜世 不知火検校 岩瀬藤十郎
雀右衛門 二人道成寺 白拍子桜子 伊賀越道中双六岡崎 お谷
菊五郎 魚屋宗五郎 宗五郎 文七元結 長兵衛
菊之助 土蜘 土蜘の精 NINAGAWA十二夜 琵琶姫・獅子丸
尾上右近 弁天娘 弁天小僧菊之助 ワンピース ルフィ
松緑 慶安太平記 丸橋忠弥 名月八幡祭 縮屋新助
松也 御所五郎蔵 義賢最期 義賢
市蔵 切られ与三 蝙蝠の安 らくだ 家主幸兵衛
片岡亀蔵 大江戸りびんぐでっど くさや弟 阿弖流為 蛮甲
吉弥 天守物語 薄 帯屋 おとせ
秀太郎 近頃河原の逢引 遊女お俊 木の実 おせん
愛之助 新八犬伝 網干左母次郎 義賢最期 義賢
仁左衛門 吉田屋 伊左衛門 盛綱陣屋 盛綱
孝太郎 女鳴神 鳴神尼 女鳴神 鳴神尼
松之助 夏姿浪花暦 千草屋番頭幸助 実盛物語 九郎助
藤十郎 曾根崎心中 お初 伽羅先代萩 政岡
鴈治郎 曾根崎心中 徳兵衛 河庄 治兵衛
壱太郎 神霊矢口渡 お舟 GOEMON 出雲阿国
扇雀 艶容女舞衣 酒屋 お園 法界坊 お組
亀鶴 幸助餅 関取雷五 すし屋 梶原景時
宗之助 阿弖流為 無碍隋鏡 決闘!高田馬場 おもん
勘九郎 門出二人桃太郎 桃太郎 桜の森の満開の下 耳男
七之助 門出二人桃太郎 桃太郎 阿弖流為 立烏帽子・鈴鹿
吉右衛門 熊谷陣屋 熊谷直実 幡随院長兵衛 長兵衛
吉之丞 一条大蔵譚 勘解由 滝の白糸 裁判長
歌六 沼津 平作 伊賀越道中双六岡崎 幸兵衛
米吉 祇園一力茶屋 お軽 すし屋 お里
又五郎 鳥羽絵 下男升六 ひらかな盛衰記源太勘當 梶原景高
歌昇 絵本太功記 光秀 雨乞其角 船頭
種之助 祇園一力茶屋 平右衛門 ナウシカ 道化
時蔵 切られお富 お富 絵本合法衢 うんざりお松
梅枝 阿古屋 阿古屋 関の扉 小野小町・墨染
萬太郎 連獅子 仔獅子 義経千本桜 小金吾
錦之助 勧進帳 富樫 霊験亀山鉾 源之丞
隼人  寺子屋 源蔵 ナルト サスケ
獅童 今昔響宴千本桜 忠信 四谷怪談 伊右衛門
梅玉 菊畑 鬼三太 寺子屋 武部源蔵
莟玉 菊畑 虎蔵 文七元結 お七
魁春 新薄雪物語 梅の方 新薄雪物語 梅の方
東蔵 籠釣瓶 おきつ 競伊勢物語 小由
松江 九十九折 養子新造 仮名手本忠臣蔵大序 足利直義
児太郎 金閣寺 雪姫 大石最後の一日 おみの
芝翫 熊谷陣屋 熊谷直実 巷談宵宮雨 龍達
梅花 雷神不動北山櫻 腰元うてな すし屋 母おくら
竹三郎 四谷怪談 お岩 夏姿女団七 おとら
玉三郎 二人道成寺 白拍子花子 籠釣瓶 八ッ橋
巳之助 ナルト ナルト ワンピース ボン・クレー
彌十郎 関の扉 大友黒主 阿弖流為 藤原稀継
新悟 景清 保童丸 新版オグリ 照手姫
彦三郎 明君行状記 青地善左衛門 明君行状記 青地善左衛門
坂東亀蔵 弥生の花浅草祭 獅子の精 弥生の花浅草祭 獅子の精
萬次郎 女暫 巴御前 阿弖流為 御霊御前
橘太郎 曽我対面 清重 暗闇の丑松 湯屋番頭甚太郎
権十郎 角力場 放駒長吉 髪結新三 勝奴
白鸚 勧進帳弁慶 不知火検校 検校
幸四郎 勧進帳弁慶 決闘!高田馬場 堀部安兵衛
高麗蔵 熊谷陣屋 藤の方 石切梶原 梢
錦吾 河内山 北村大膳 決闘!高田馬場 菅野六郎左衛門

 

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