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「カメラを止めるな!リモート大作戦」「12人の優しい日本人」を読む会

2005映画「カメラを止めるな!リモート大作戦」 】  

ステイホームなGWのプレゼントという感じの、上田慎一郎監督「カメラを止めるな!リモート大作戦」の配信です(YouTubeの配信サイト)。日暮家は、真央ちゃんが独立し、晴美ママは留学していて3人バラバラですが、新型コロナの状況下、日暮監督にリモートで犯罪実録映像を撮ってほしいという依頼が舞い込んで…。

日暮家始めカメ止めのキャストたちは、私たちにとっては、もう実在していると思えるくらいになっているので、彼らがまさに今同じ状況にあってオンラインでしか家族が離せない状況がリアルに感じられます。ヒロインの逢花ちゃんとか細田さんなど特にキャラ立ちしていたキャスト中心に、募集した映像も使ったりして面白く進んでいきます。撮り方は不自由ですが、それをうまく使ってやっぱりすごい。そして、最後の方の真央ちゃんの台詞が刺さって思わず泣けました。その塩梅もちょうどいい。ほんと、「全部したい!」。

しゅはまはるみさんが、意味なく完璧女優メイクできれいだったのと、どんぐりさん、ヨッパライ細田さんがいい味(踊りもキレキレ)、そして秋山ゆずきちゃんやっぱりおもしろい。

というか、こんなに才能あふれる上田監督に、思う存分映画を撮らせてあげたいって思いましたよ。

(追記)

カメ止めは海外でもファンを獲得しましたが、5月15日、このリモ止めの英語字幕付きバージョンがYouTubeにアップされました(字幕付き版)。こなれた字幕だな、と感心。世界にも届け~。

 

【朗読劇「12人の優しい日本人」を読む会】

そしてもう一つ、1990年初演で映画化もされた三谷幸喜さんの「12人の優しい日本人」を読む会。(当時は日本では裁判員制度はありませんでしたが)陪審員のセリフ劇なのでリモートとの親和性は高いとはいうものの、オンライン飲み会で使っているあのzoomそのままで朗読劇…と思ったら、予想のナナメ上をいく完成度で、芝居として引き込まれていきました。YouTubeのアーカイブの前後編で見られますが、元はライブ配信、生中継!

このお芝居、1990年から3年連続で上演され、2005年の再演を経て今回の読む会なんですが、キャストは初期のキャストが男性10人中9人が出演しています。甲本雅裕、相島一之、小林隆、阿南健治、近藤芳正、梶原善、西村まさ彦、野仲イサオ、渡部朋彦、小原雅人、吉田羊、妻鹿ありか、宮地雅子、そして三谷さんも特別出演。この役者陣の豪華なこと。みなさんその後確たる地位を築いたわけですね。初出演の女優さんたちもぴったり、吉田羊さんも地味な役なんですが、ご本人に華があるので、ちょっと面白い感じになっています。

三谷さんの陪審員ドラマなので(元ネタの映画「十二人の怒れる男」はずっと以前に見たことがあるような気がします)、有罪・無罪をめぐって様々な意見に結論が行ったり来たりするのが醍醐味。映画版も見ていなかったので、どうなるんだろうとわくわくしました。

そして、一際目立つのが相島さん。どんな作品でも強烈な印象を残す名優、30年前の当時は「お若いのに」というセリフがぴったりの若者だったんだと思いますが、今は今の味があります。最後の熱は、画面の12分の1から感情がほとばしるようで、まさに芝居、演劇でした。役者さんってすごいな。

生の芝居ではないけれど、お芝居への気持ちをかきたててくれるような、すばらしい企画でした。ありがとうございました。

 

 

 

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