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映画「キャッツ」

2002cats  映画版「キャッツ」です。事前にあまりにも評判が悪くてですね、気持ち悪いとかやっちまったとかホラーとか。ミュージカルファンとして見るつもりでしたが、ミュージカルのキャッツも劇団四季で1度しか見ていないけどよく話がわからなかったし、海賊船の回想シーンダサかったしなあ、なんて思っていたんですよ。ロイド・ウェバ―の音楽がよいのは別として。

いやいや、私的には、ミュージカル映画としてなかなかの傑作で、とても楽しめました。舞台版ではつかめなかったお話もよくわかったし、名前だけは何となく覚えていたキャラクターの個性(公式のキャラクターページのビジュアルを見よ)も際立っていて、魅力的。ロンドンの街や室内のセットと、猫のコスチュームと猫っぽさダンスが合ってました。こういう世界観がきっちり貫かれている作品好き。前述の海賊船もへんな再現シーンではなかったし。

さまざまな姿の猫たちにも、かわいいネズミにも違和感がないのは、歌舞伎でどんなにスゴイ化粧や衣装でもその奥の美や芝居を見るのに慣れてるからでしょうか。狐忠信とか、獅子の精とかもかわいいと思ってみてますから!舞台を1回しか見ていないので、映画で変更されたところに抵抗がなかったせいもあるかもしれません。

役者がいいんですよ!主役的な新入りのヴィクトリアのフランチェスカ・ヘイワードは、ロイヤル・バレエ団のプリンシパル!さすがのバレエなんですが、大きな目が愛らしくて、広瀬すず的なアイドルっぽいかわいさ。ずっとなんてかわいいの、と見惚れてました。ルックスでいうと、兄貴分として世話を焼いてくれるマンカストラップ(ロビー・フェアチャイルド―ニューヨーク・シティ・バレエ団の元プリンシパルで「パリのアメリカ人」でジェリーを演じたそうです)、ミストフェリーズ(ローリー・デヴィッドソン)は、クレジットは小さいですが、新鮮でとってもよかったです。

ベテランでは、デュトロミーのジュディ・デンチが、エリザベス女王のような威厳のある演技。そして往年のスター、ガスがなんとサー・イアン・マッケランで何とも味わい深い演技と歌を披露しています。二人は体がCGでなく、実際の衣装というのもよかった。

後半バーンと出てきて、マキャヴィティを迫力満点で歌うボンバルリーナのティラー・スウィフトももちろん最高でした。

やや不満だったのが、グリザベラが終始泣いていて、前半も、最後の方でも「メモリー」の声が震えていたこと。お芝居としてはいいのかもしれませんが、せっかくミュージカルなんだから、皆がわくわく待っているショーストッピングナンバーは、最後びしっと歌い上げてほしかったな。「ドリーム・ガールズ」でエフィを演じていたジェニファー・ハドソンだったのでほんと残念でした。

この映画、「レ・ミゼラブル」と同じトム・フーパー監督なので、ミュージカル映画としての完成度は高いにしても、たぶんサウンドトラック買ったら、やっぱり舞台版のCDの方がよかった、ってなるのではと思います。

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