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2019年12月

2019年私的ミュージカル&演劇・歌舞伎ベスト10!

201912best10  恒例の年間ベスト10です。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎の3つに分けて発表します。

例によって、私が個人的にその舞台で得た感動と、もしもう1回見るならどちらを見るか、といった趣旨のランキングで、作品自体の優劣ではありませんので緩くみてください。日によっても変わるし、見た座席(や周囲の雰囲気)の良し悪しの影響もあります。

タイトルをクリックすると、このブログの記事にとびます。すでに当ブログの記事紹介コンテンツになっててすいません。

 

(前年までのリンク) 

2009年的ミュージカルベスト10!
2010年私的エンタメベスト10!
2011年私的演劇&コンサートベスト10!
2012年私的演劇等ベスト10! 
2013年私的ミュージカル&演劇その他ベスト10!
2014年私的ミュージカル&演劇その他ベスト10!
2015年私的ミュージカル&演劇その他ベスト10!
2016年私的ミュージカル&演劇その他ベスト10!
2017年私的ミュージカル&演劇・歌舞伎ベスト10!
2018年私的ミュージカル&演劇・歌舞伎ベスト10!(その1ミュージカル・その他編) 
(その2歌舞伎その他編) 

【ミュージカル】

今年は、見損なった舞台が多く(主なものだけでも、王様と私、ジーザスクライストスーパースター、ラ・マンチャの男、キンキーブーツ、レミゼ、エリザ、怪人と探偵等)、地味なリスト(ごめんなさい)。私的には、3位以下はほとんど差がありません。

1.愛のレキシアター ざ・びぎにんぐ・おぶ・らぶ

圧倒的1位。山本耕史はじめキャストもレキシの曲もコメディとしての楽しさも観客のノリ具合もサイコーでした。

2.ペテン師と詐欺師

山田孝之、石丸幹二と女優たちの、楽しい福田雄一ミュージカル。アンサンブル、ダンスもよかった。

3.ラブ・ネバー・ダイ

ストーリー以外は秀逸。平原綾香の歌を堪能。

4.宝塚花組 カサノヴァ

これで宝塚の明日海りおの見納め。作品ごとに違う顔を見せてくれて、大好きでした。柚香光もすごくよかった。

5.ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812

いろんな面で力作でキャストもそろっていたんですがね…ちょっと惜しかった。

6.ライムライト

キャストもよく、ハートウォーミングな佳作。

7.虹のかけら~もうひとりのジュディ

戸田恵子さんに宛てた三谷さんのしゃれた一人芝居ミュージカル。

8.宝塚雪組 ファントム

望海風斗が歌い切った切ないファントム。

9.パリのアメリカ人

バレエなダンスを堪能。

10.銀河鉄道999 さよならメーテル~僕の永遠

宝塚宙組 追憶のバルセロナ・NICE GUY
笑う男
宝塚月組 夢限夢想・クルンテープ 天使の都
世界は一人

【ストレートプレイ】

初の野外劇場体験を始め、心に残る作品が多い年でした。

1.キネマと恋人

今年もケラリーノ・サンドロヴィッチさんが1位でした。映像と芝居の絶妙なコンビネーション、はまりすぎている役者の演技とほろ苦くも温かなストーリー、感服しました。

2.LIFELIFELIFE~人生の3つのバージョン

ケラさんにしては短い90分でぎゅっとつまったトリッキーな翻訳もの。稲垣吾郎ちゃんも好演。

3.Q~A Night of theKabuki

クィーンの「オペラ座の夜」をモチーフに、といいつつ、完全にいつものNODAワールド。上川隆也がかっこよかった。

4.海辺のカフカ

蜷川さんの遺作として知られる村上春樹原作の芝居。寺島しのぶ、木場勝巳が名演。

5.天守物語

初めての野外劇場での、芝居の外延が自然にとけあった、神話の世界の実現のような、宮城總の名作体験でした。

6.プラトーノフ

森新太郎演出、藤原竜也(初見)主演の、緻密なチェーホフ。

7.劇団かもめんたる 宇宙人はクラゲが嫌い

岩崎う大の脚本、演技がとてもよかった。

8.笑う門には福来たる ~女興行師吉本せい~

藤山直美の女性一代記もの。

9.詩楽劇すめらみことの物語~宙舞飾夢幻

見る前から「謎舞台」と言われていた各ジャンルからのコラボ舞台。お正月から四代目を間近で見られてよかった。

10.リア王

演劇界のレジェンド鈴木忠志氏の名作。

暗くなるまで待って

鳳希かなめが熱演。

ピカソとアインシュタイン
人形の家 Part2
下町ダニーローズ  不幸の正義の味方
木ノ下歌舞伎摂州合邦辻

【歌舞伎】

今年も歌舞伎は一番たくさん行きました。既に猿之助沼にどっぷり浸かっていますので、順位については、大目に見てください。今年は完全復活と思うほど大活躍してくれたのがうれしい! 例によって、個別の演目というよりも、その日の満足度という観点で選んでいます。上位ではないですが、初めて初春浅草歌舞伎に行って楽しかったです。ナウシカ見たかったな。

1.四月大歌舞伎「実盛物語」「黒塚」「二人夕霧」

黒塚、猿之助が大怪我からこの演目ができるまでに回復したというにとどまらず、場面毎の見せ場が変化に富み何度見ても素晴らしかったし、地方の皆さんも94歳の中島靖子さんが何日か筝を演奏なさるなど、特別な演目。そして仁左衛門、歌六、まほろんの実盛物語。

2.六月大歌舞伎「月光露針路日本 風雲児たち」

幸四郎を中心に出演者全てが生き生きと三谷歌舞伎の世界を作り出していた作品。幸四郎、猿之助、愛之助のがっちり共演だけでもうれしかったです。

3.スーパー歌舞伎Ⅱ「新版 オグリ」猿之助

スーパー歌舞伎Ⅱとしては第3作のリメイクもの。ビジュアルも凝っていて、久しぶりにオーラ全開の猿之助を見ました。ナウシカと比べて…な座組を実力ある現代劇役者で補ってがんばった!

4.三月大歌舞伎「盛綱陣屋」「雷船頭」「弁天娘女男白浪」猿之助

音羽屋と比べたらまだまだかもしれないけど、猿之助ー幸四郎の弁天力丸ワクワクしました。仁左衛門さん、秀太郎さんほか役者がそろって勘太郎・真秀も出ていた盛綱陣屋、wキャストどちらも楽しかった雷船頭と充実。

5.「盛綱陣屋」「蝙蝠の安さん」

チャップリン「街の灯」を完全歌舞伎化した幸四郎さんに拍手!盛綱陣屋も白鸚さん、吉弥さん、幸一郎くんとよかったです。

6.團菊祭五月大歌舞伎「鶴寿千載」「絵本牛若丸」「京鹿子娘道成寺」「曽我綉俠御所染 御所五郎蔵」

菊之助の娘道成寺、舞台から美がこぼれ出るようで堪能しました。丑之助襲名の牛若丸も贅沢な配役で楽しかったし、御所五郎蔵もよかったです。

7.三月大歌舞伎「女鳴神」「傀儡師」「傾城反魂香」

白鸚さん吃又と猿之助おとくの傾城反魂香、三代猿之助四十八選の「高島館」「竹藪」がついていたのも面白かった。

8.「積恋雪関扉」(国立劇場アフター7)

菊之助と梅枝の関扉のみを仕事帰りに割安で見られたアフター7.小劇場に美しい二人の歌舞伎の精。また見たいと切に思う演目でした。

9.八月納涼歌舞伎「東海道中膝栗毛」

早変わりが楽しかった若手役者勢揃いの夏祭り。コンプリートBOX出してくれないかな。

10.壽初春大歌舞伎「舌出三番叟」「吉例寿曽我」「廓文章吉田屋」「一条大蔵卿」

お正月らしく盛沢山、幸四郎、七之助の吉田屋が、秀太郎さんまでついててとても楽しかった。白鸚さんの大蔵卿もまたちがった味わいで、豪華配役もよかったです。

11.四月大歌舞伎「平成代名残絵巻」「新版歌祭文 座摩社 野崎村」「寿栄藤末廣 鶴亀」「御存鈴ヶ森」

初めて見た念願の野崎村と御存鈴ヶ森。猿之助きれいな次期女帝風だった鶴亀。

12.松竹大歌舞伎巡業「口上」「引窓」「かさね」

念願の幸四郎・猿之助のかさね。

13.壽初春大歌舞伎「絵本太功記」「勢獅子」「松竹梅湯島掛額」

吉右衛門さんと東蔵さんの絵本太功記、猿之助紅長、七之助のお七の人形振りもすごくよかった。

14.十一月吉例顔見世大歌舞伎「研辰の討たれ」「関三奴」「髪結新三」

幸四郎、彦亀兄弟のオリジナル研辰、菊五郎劇団の髪結新三。

15.秀山祭九月大歌舞伎「極付幡随院長兵衛」「お祭り」「伊賀越道中双六 沼津」

幸四郎長兵衛、吉右衛門・歌六・雀右衛門の沼津。

16.二月大歌舞伎「すし屋」「暗闇の丑松」「団子売」

松緑のすし屋、ちょっと悲しい話だけど舞台装置と橘太郎さん大活躍の暗闇の丑松。

17.新春浅草歌舞伎第1部「戻駕色相肩」「義賢最期」「芋掘長者」

松也と隼人の美しかった義賢最期。後に莟玉襲名披露でも演じた梅丸の戻駕。

18.二月大歌舞伎「熊谷陣屋」「當年祝春駒」「名月八幡祭」

吉右衛門さんと役者の揃った熊谷陣屋。ニザ玉に挑んだ松緑新助の名月八幡祭。

19.團菊祭五月大歌舞伎「寿曽我対面」「勧進帳」「め組の喧嘩」

これぞ團菊祭、な海老蔵勧進帳と菊五郎劇団のめ組。亀三郎がよかった。

20.オフシアター歌舞伎「女殺油地獄」

プロレスのリングを見るようなオフシアターでの獅童、壱太郎の油地獄。

新春浅草歌舞伎第2部「寿曽我対面」「番町皿屋敷」「乗合船恵方萬歳」
六月大歌舞伎「寿式三番叟」「女車引」「梶原平三誉石切」「恋飛脚大和往来 封印切」
国立劇場「通し狂言 姫路城音菊礎石」
八月納涼歌舞伎「伽羅先代萩」「闇梅百物語」
七月大歌舞伎「通し狂言 星合世十三團 成田千本桜』
八月納涼歌舞伎「新版 雪之丞変化」

【映画、ドラマその他】

上記以外では、落語・講談で松之丞3回、志の輔1回! 文楽は1回でしたが、「阿古屋」には演奏と人形に、歌舞伎と違った感動がありました。

映画は、けっこうバラエティに富んだ力作を見られたと思います。舞台は見られなかったケン・ワタナベの「the King and I」、見られてよかったなあ。作品としては、「ロケットマン」「ジョーカー」、そして「アナと雪の女王2」ではまたイディナの歌を聞けました。シネマ歌舞伎「桜の森の満開の下」、「女殺油地獄」松竹ブロードウェイシネマ「She Loves Meもよかったです。

ドラマは、何といっても1年を通して「いだてん」を真剣に見てました。テーマも役者もストーリーも映像もみんなよかった。ほんとにオリンピックについて考えさせてもらったです。あとは、「きのう何食べた?」「凪のお暇」「怪談 牡丹燈籠」「抱かれたい12人の女たち」。最後「グランメゾン東京」も楽しく見てました。

【ブログアクセス年間ランキング】

現時点の年間アクセスランキングです。劇場データベースはよく使っていただいていますね。なぜか「プライド」も安定した人気です。「ラ・マンチャの男」、「ビッグ・フィッシュ」は前の記事なんですが、再演されたからですね。

1.劇場データベース!(座席表付き)
2.カテゴリ:四代目市川猿之助
3.カテゴリ:歌舞伎
4.一条ゆかり「プライド」-(付)名セリフ集
5.「ラ・マンチャの男」@帝国劇場
6.六月大歌舞伎「月光露針路日本 風雲児たち」
7.四月大歌舞伎「黒塚」「二人夕霧」幕見(追記あり)
8.シネマ歌舞伎「野田版 研辰の討たれ」
9.「笑う男」@日生劇場
10.スーパー歌舞伎Ⅱ「新版 オグリ」(隼人オグリ)
11.劇団四季「パリのアメリカ人」@シアターオーブ
12.2018年私的ミュージカル・演劇&歌舞伎ベスト10!(その1・ミュージカル・ストレートプレイ編)
13.カテゴリ:劇場データベース
14.八月納涼歌舞伎「東海道中膝栗毛」
15.七月大歌舞伎「通し狂言 星合世十三團 成田千本桜」
16.三月大歌舞伎「弁天娘女男白浪」幕見<2回目追記あり>
17.カテゴリ:ミュージカル
18.十二月大歌舞伎「壇浦兜軍記 阿古屋」「あんまと泥棒」「傾城雪吉原」
19.八月納涼歌舞伎「新版 雪之丞変化」
20.四代目市川猿之助出演記録
21.佐々木倫子「Heaven?―ご苦楽レストラン」
22「暗くなるまで待って」@サンシャイン劇場
23.壽初春大歌舞伎「絵本太功記」「勢獅子」「松竹梅湯島掛額」
24.近藤史恵 歌舞伎シリーズ「ねむりねずみ」「散りしかたみに」「桜姫」「二人道成寺」「胡蝶殺し」
25.大河ドラマ「新選組!」@2004と「土方歳三最期の一日」
26.Chess in Concert(その2)― あらすじとキャスト
27.四月大歌舞伎「実盛物語」「黒塚」
28.ミュージカル「ビッグ・フィッシュ」@日生劇場
29.四月大歌舞伎「平成代名残絵巻」「新版歌祭文 座摩社 野崎村」「寿栄藤末廣」「御存鈴ヶ森」
30.三月大歌舞伎「女鳴神」「傀儡師」「傾城反魂香」<2回目追記あり>

 

 

 




 

 

 

 

 

 

 

 

山本耕史の即興ドラマ「抱かれたい12人の女たち」

201912dakaretai   最近さまざまな役柄に挑戦して話題になっている山本耕史ですが、テレビ大阪制作の即興ドラマ、「抱かれたい12人の女たち」、Tverで全部見ました。

山本耕史が一人でやっているバー「Y'Zoo」(←この店名もナイス)に、深夜女性(誰かは耕史は知らない)がやってきて、さまざまなシチュエイションで彼を翻弄します。設定もわからない耕史はその場で返します。最後、女性をなだめてカクテルを作って出すと、女性が「今夜抱いてくれませんか」と言ってカット。その後短い反省会つき。

サブタイトルと女優名は以下の通り。

1話  浮気されたセックスレスの女 高橋メアリージュン
2   女優恋愛経験ゼロの女   若月佑美
3   昔、男だった女   メグミ
第4話   100人斬りの女   筧美和子
5   殺してきた女    中村ゆりか
6   アロマオイルを売る女    松本まりか
7   売れないパンクロッカーの女 岡本玲
8   年上の女 三浦理恵子
9   ストーカーの女   佐藤江梨子10話  漫画家になりたい女 奈緒
11話  霊媒師の女 高橋ひとみ
最終話 女優Aを追う芸能記者の女 剛力彩芽

知らない女優さんも多かったですが、みんなきれいで、シチュエイションもよく工夫されていて、体当たりの熱演。第1話のメアリージュン、最初からいきなりキスしたりして迫力。若月佑美はセーラー服に着替えてかわいかったり、夫を刺して血まみれで入ってきた中村ゆりか、パンクロッカーからの路線変更を迫られていて悩む岡本玲、離婚してきたばかりの上品な女性三浦理恵子。ストーカーの佐藤江梨子はほんとコワかった。剛力彩芽は素なのと思うような号泣。

さすがの山本耕史もたじたじだったり、性転換したという設定がなかなかわからなくてもたついたり(メグミ)、もっとうまく返せる俳優さんはいたかもしれないと思ったりもしましたが、清潔感と芯から女性に親切な感じ、バーテンダーとしての手慣れた手つき(器用だから)が魅力的で、やっぱり山本耕史ならではのチャレンジ。

終わった後の、素に戻ったやりとりも、彼らがそのときどう思っていたのか、よくわかって面白かったです。

そして、タイトルバックも、加藤ミリヤの「PARADE」にのって山本耕史のシャワーシーン(やりすぎ)からのセクシーな映像で毎回キャー。エンディングの音楽もほっとする感じで、よく考えられた一編になっていました。

映画「スターウォーズ完結編 スカイウォーカーの夜明け」

201912sw  「スターウォーズ」9部作の完結編「スカイウォーカーの夜明け」が公開されました。2016年からの続三部作(「フォースの覚醒」「最後のジェダイ」)と「ローグ・ワン」はこのブログにも書いていますが、最強の冬休み・お正月映画(長いしね)、とうとう終わってしまいました。

前作とあまり間が空いていないので、私でもちゃんとキャラクターを把握できていて、レイをはじめ、フィン、ポー、C-3PO、チューイ、ローズたちの活躍をハラハラしながら見守りました。皆、前作より一回り成長したというか、かっこいいしローズちゃんもかわいくなってました。

レイはストイックなまでに強く美しい。カイロ・レンとの戦いは迫力。私の見た映画史上まちがいなく最強の女性です。と書きつつも、女性なんだけど女性として意識しがたいというか女性性があまり感じられないというか、まっすぐに人として強い、今の時代らしい人。カイロ・レンの拗らせ方と対照的。とにかく、最後の3部作を見事にやりきったと思います。これからどんな女優になるのかな。

このレイとフィンの間が友情に見えるところが、最近のディズニーかもという気がしました。

一番心配だったのは、前作でハン・ソロが死に、レイアが一人総司令官として奮闘するはずだったのに、キャリー・フィッシャーが急死してしまったことでした。本当に残念、世界中のファンのために、全うしていただきたかった。しかし、レイア姫はちゃんといたんですよ。もしや、指輪三部作のように同時に撮影していたのかと思いきや、本作の撮影開始前に亡くなったそうで、遺族の許可を得て、それまでの映像素材でつくったんだそうです。嘘のような、威厳と情愛にあふれたレイアでしたよ。

メカとか背景とかストームトルーパーとか、シリーズ集大成としての映像も堪能しました。スターウォーズを見て育ったスタッフが、スターウォーズの好きなところを詰め込んだみたいな作品ですからね。

パンフレット買いそこなったけど、ムックなどで全作振り返ってみたいかも。

 

(若干いやかなりネタバレな感想)

昔を忘れているのかもしれませんが、ジェダイってあんなに魔法使いじみてましたっけ。ケガも直すし、心によびかけるし。ああでも亡くなっても空中映像で話してたような(オビワン・ケノビとか)。

最後だからか、ルークもハン・ソロもリアルな雰囲気で出過ぎです。霊っぽくもない。

パルパティーンがなぜレイをけしかけたのか、今一つわからず。

帝国軍はすぐ星を爆破するからきらい。

ゾーリ、瞳しか出てないけどすごい美人でキャラもいい。最後ポーにぷいっとしたの残念。

 

(Newsweek 特別編集 「STARWARS」)

201912sw2  書店で見たらキャラの総復習ができそうなので、買っちゃいました。よく見たら12月12日発売で、新作の内容はあまり入ってないことが判明。でも、9での新キャラってD-Oとジャナ(彼女はかわいい写真があった)くらいですからね。これまでのスターウォーズの流れ、キャラ、名シーンを数々の写真でつづったコンパクトなムックで、初めてスターウォーズの本を買う人(←私)にはお勧めです。スターウォーズの最初、見たこともない宇宙人に驚いたものですが、彼らもきっちり押さえてます。

振り返ってみると、やっぱり旬の俳優を使った1~3のアナキンシリーズがよかったなと思うのですが、スターウォーズの新しさや新機軸はやはり最初の4~6なので、7からの流れは必然といえるでしょう。うん、完結してよかった。

 

「盛綱陣屋」「蝙蝠の安さん」@国立劇場

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  チャップリン歌舞伎、ということで話題の12月国立劇場の歌舞伎です。

 1つめは白鸚さんの「盛綱陣屋」。2016年の芝翫襲名披露、今年3月の仁左衛門さんで見ています。盛綱(白鸚)、微妙(吉弥)、篝火(魁春)、早瀬(高麗蔵)、和田兵衛(彌十郎)、時政(楽善)といった配役。

盛綱の芝居って、わりと理屈っぽくて、白鸚さんに向いていると思うんですよ。白鸚さん得意の緻密な心理描写。そして、歌舞伎における三婆微妙を、最近ますます充実の吉弥さんでみられたのもうれしく。

そして、この芝居の一番の重要人物、子役の大役小四郎。高麗屋のお弟子さん幸一郎くんの初舞台とのことですが、このお子がまあうまくて!台詞、所作ともキマっているうえ、間がよくて、歌舞伎の子役に笑いがちな客席を封じた感。これは、白鸚さんの緻密なご指導ではないかと(「情熱大陸」で見た「アマデウス」の演出風景や、勧進帳の染五郎指導もすごかった)想像します。

盛綱が微妙に小四郎自害を頼む場面、微妙と小四郎、そして最後の小四郎自害と、気持ちよく泣けました。

そして、信楽太郎が幸四郎、伊吹藤太が猿弥。猿弥さんは最高の注進役でおなじみですが、幸四郎さんはですね、あー、主役の役者が注進やるとこうなるのかと、動きのキレとか華やかさに見とれて、台詞がはいってきませんでした。いや、貴重なものを見せていただきました。

さて、2つめはチャップリンの名作映画「街の灯」を翻案した「蝙蝠の安さん」

まったくの新作ではなく、なんと「街の灯」が作られた1931年、日本ではまだ上映される前に、木村錦花が、アメリカでの上映を見た十五代羽左衛門や初代猿翁の話を元に書いた作品です。幸四郎さんが、その上演写真を見て、いつかやりたいと思っていたそうです。権利関係等モロモロの調整を経た後、彼は「新しいお客さんを獲得するとかのためではなくて、僕がやりたいからやるんです」とおっしゃったとか。それでこそ幸四郎さん!

評判がよかったので期待していたのですが、それ以上に心温まる、素敵な作品でした。その日暮らしの安さん(幸四郎)は、盲目の花売り娘の花(新悟)と出会い、売れ残りの花を買いますが、花は通りがかった金持ちと勘違いしています。安さんは身投げしようとした大店の主人新兵衛(猿弥)を助け、仲良くなりますが、新兵衛は酔っている間の記憶は素面になると忘れてしまう性癖があります…。

ストーリーは、「街の灯」と同じで、賭けボクシングは相撲にしたりしています。「街の灯」は、ずっと前に見たような気がしますが、そういうこととは別に、人物造形が驚くほど歌舞伎に近くて、よくできた世話物として楽しくみられました。

新悟ちゃんは、オグリの照手姫を演じきった自信があふれるような瑞々しい演技ですし、新兵衛の猿弥と幸四郎の呼吸もぴったり。花の母親の吉弥、親切な大家の友右衛門も適役です。さらに、高麗屋をはじめとするお弟子さんたちの力演で、一座のまとまりがよく、お芝居の空気が終始ピリッとしていて見ごたえがありました。最後の茶屋の娘お雪、ちょっと目をひくなと思ったら吉太朗

もちろん、幸四郎さん!チャップリンと歌舞伎を融合した化粧に、キラキラした目。さまざまな動きのキレは、さすがです。映画の賭けボクシングは相撲となっていて、たっぷり幸四郎さんの体幹の強さや筋肉をみられました。

これ、作品としてとてもよくできていて、再演を重ねてほしいのですが、チャップリンの役は、やはり相当な実力者、身体的な訓練がなされていて華とユーモアとペーソスがあって、…まあ当面、幸四郎さん以外には考えられないですね。

最後はもう予想通り泣かされて。とても素敵な2演目でした。

著作権の関係は厳しく、英訳した脚本を遺族に送って許可を得たりしたそうですけど、チャップリンの四男チャーリーさんが観劇されて絶賛されたそうです。来日時に歌舞伎を見て、八代目幸四郎や初代吉右衛門の演技に感銘を受けたというチャップリン、その孫である当代幸四郎さんがこんなに素敵な歌舞伎を作り上げたのは素晴らしいことでした。

ユニコーン100周年ツアー「百が如く」@オーバードホール

201912_20191208223701   10年ぶりのユニコーンライブです。4月からずっと全国を回っているツアーの、最後の大阪を残したラス前。100周年ってなぜ?と思いますが、川西君60周年+復活10周年+阿部B(2014年からアベドン)正式加入して作った「服部」から10周年で合計100周年というユニコーンらしい由来。

ミュージカル以外のライブの経験が極端に少ないものですから比較できませんが、川西君筆頭に50代後半のバンドとしてはとってもタイトで迫力でかっこいい。川西君、確か病気したときいたけど、全く変わらない力強いドラム。エビとのリズムパートは厚い。エビ、かわらずイケメンで、素敵な上司、みたいな感じ。

曲のバラエティが豊かな彼ららしく、テクノ(←語彙がないのすいません)っぽいのも彼ららしいアプローチだし、ラップも味がある。100周年のアルバムは、DVD付きのを会場で買ったんですが、新曲もとてもよかったです。

自分でも意外と思ったのは、前は、民生以外のメンバーが歌うの、あんまり好きじゃなかったのに、今回は全然そんなこと思わなかったことです。アベドンもテッシーもうまくなってた気もしたし、何よりバンドの一体感が素晴らしくて、誰がボーカルとか誰の曲とかいうのはささいなことに思えました。アベドンと民生がギター、キーボード、そして民生はドラムまで軽々と演奏するのもかっこいい。

でもやっぱり、民生が1曲しっかり歌うと世界の色が変わる凄さ。曲数は多くないんだけど、満足でした。古いファンには、名曲ぞろいの服部メドレーの外し方とか、昔あれほどくどかった「人生は上々だ」のアベドンの雰囲気だけとか、懐かしかったです。

普通どうなのかわかりませんが、映像も照明も演出もこなれているというか、効果的なんだけどあくまでバンドが中心。前述の通り、もう長いツアーの最後なので、ファンが構成や盛り上げどころを分かっていて、ツアーグッズの旗と光る指輪の使い分けやら振付がすごい。当然オグリ思い出しましたよ。客席のこの盛り上がり、ステージのアーティストたちが気持ちよくないはずはありません。むーん、買えばよかった!

さてオーバードホール、立派なホールなんだけど、5階まであります。5階って何だよ(失礼)、それ聞いただけでtheatergoerとしてはテンションが下がります。今回4階でしたが、高すぎて遠い。1階はオールスタンディングだったし光る石持ってないと恥ずかしかったからよかったですけどね。

事前情報がなくて驚いたのが時間。「100分でやってます」というのはほんと。最後に「働き方改革」の文字がスクリーンに。アンコールもなし。いや、潔かった。

(追記)

セットリストが出ていましたので拝借。HELLO、10年前の再結成時のアルバムに入っていたアベドンの曲ですが、ほんとに素晴らしくて鳥肌立ちました。

01. M&W
02. すばらしい日々
03. おかしな2人
04. That's Life
05. GoodTimeバレンタイン
06. Lake Placid Blue
07. 7th Ave.
08. でんでん
09. 服部メドレー
 ジゴロ
 服部
 デーゲーム(珍しく目覚めの良い木曜日)
 パパは金持ち〜~ペーター
 人生は上々だ
 君達は天使
 服部
10. BLUES
11. 4EAE
12. 55
13. 半世紀少年
14. チラーRhythm
15. Boys & Girls
16. Feel so moon
17. Zero
---encore---
18. HELLO

志の輔のこころみ「ディアファミリー」「歓喜の歌」

201912sinosuke  志の輔さんが故郷富山のてるてる亭で毎月開催している落語の会です。てるてる亭は、元映画館だったのを、堀尾幸雄さん監修のもと、落語・演芸ができるような舞台を作ったそうで、客席は傾斜がけっこうあって見やすくなっています。しかも266席という手ごろな大きさ。

前座(志の大の「権助魚」カミ過ぎ)の後、師匠登場。富山弁(新湊市ご出身で比較的汚い言葉だとのこと)でのマクラが新鮮!だって東京の独演会とか、ためしてガッテンとか、アクセントにも方言感のない方。しかしいくら富山の誇る名人だからって、富山のいろいろな全国大会に気楽に師匠を呼びすぎ(←マクラでおっしゃってた)。面白い、めったに聞けない、時間も自在、設備もいらない、と重宝されているんだろうな。例のブリリアホールやPARCO劇場の再開場のこけら落としをやるような方なのに。

一つ目は、新作落語「ディアファミリー」を富山弁で。お父さんの勤続30年の記念に社長から鹿の頭(ディズニーランドのカントリー・ベア・ジャンボリーみたいな!)が送られてきて、迷惑がる家族とお父さんのやりとり。さすがうまいんですが、作品としてはいま一つかな。タイトルがオチですね。

休憩のあともう1席。このまま富山弁かなあ。マクラのあと、「加藤君」と出たところで、新作かあ、とつい思ってしまったんですがすみません。知らなかったんですが、映画化されたという「歓喜の歌」という名作でした。12月30日、公民館の主任と加藤くんは、翌日のママさんコーラスのコンサートが、名前の似た2グループをダブルブッキングしていたことに気づきます。1年準備をしていた2グループは、いずれも日時をずらすことに同意しません。そして翌日…。

聞いていて、目の前に公民館の事務室や、コーラスグループの稽古場が浮かんでくるような、本当にお芝居を見ているような気持ち。緩急自在の間で、笑っているうちに、ぐっと捕まえられて泣けました。「井戸の茶碗」もそうですが、正直とか誠実とか、人の美しい心を落語の形で見せられると泣けちゃうんですね。

毎月通う地元の方と、志の輔さんおっかけファンばかりの客席は、(途中でお立ちになる年配の方はまあやむを得ないとして)、志の輔さんに集中していて、とくにこの歓喜の歌のラスト近くの雰囲気は気持ちがいいくらいでした。

最後、志の輔さんがまた素に戻って、劇場の椅子が元映画館なので寄席よりよいことなど一言。ただ、幕がないので、ご挨拶してからよいしょって舞台から去るところまで見せるのがちょっと、とおっしゃってました。

年末ならではの三本締めですっきり!

 

 

映画「FROZEN Ⅱ (アナと雪の女王2)」

201912 アナ雪の続編です。前回は、大好きなイディナ・メンゼルの「Let It Go」が大ヒットして、映画「FROZEN(アナと雪の女王)3D」とイディナ・メンゼル でイディナについても熱く語ってました。その後日本でのコンサートもありました。そのイディナとアナ役のクリステン・ベル、オラフ役のジョシュ・ギャッドもそのまま。

アレンデール王国で平和に暮らすエルサ、アナ、オラフ、そしてクリストフ。しかしエルサには不思議な歌が聞こえてきます。その謎を解くべく、森に向かった一行は、亡くなった父母の秘密を知ります。さらに謎を解こうと、一人海へ向かうエルサ、そしてアナは…。

一応ネタバレ避けますが、姉妹の絆の物語だった前作と比べると、ファンタジー色が強い感じ。物語が進むほど、ああ、「ロードオブザリング」と似ているな、と思いました。話の流れや設定は違うんですけど、雄大な自然の引きの映像(とても凝っていて美しい!)、トロールのような精霊、困難な旅、ドラマチックなBGM。紅葉が、地面に落ちた赤い落ち葉もきれいでした。

一方で、前作同様、ブロードウェイ的な歌がそれぞれよくて、ミュージカルとして楽しめました。特にイディナの、わりと初めの方にある "Into the Unknown"と”Show Yourself”がすばらしく、ちょっと拍手しそうになっちゃいました。クリステンもかわいいんですよね。オラフや、新キャラも表情豊かでほっとします。

クリストフはいいやつですが、あくまで脇役で、大事なときにしばらくいないのもかえってよくて、やっぱりあくまでアナとエルサの物語でした。

 

 

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