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「虹のかけら~もうひとりのジュディ」

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  戸田恵子さんの60周年を祝って三谷幸喜さんが書いた一人芝居「虹のかけら~もうひとりのジュディ」です。ジュディとは、1922年生まれ、「オズの魔法使い」、「イースター・パレード」、「スタア誕生」といった映画に主演し、コンサートでトニー賞特別賞、ライブアルバムのヒットでグラミー賞も得ている大スター、ジュディ・ガーランド。

お話は、ジュディと同い年で、「オズの魔法使い」のオーディションに落ちたジュディ・シルバーマンが、スターであるジュディの一方的な友情に辟易しながらも彼女の人生に寄り添って…というもの。

戸田さんは、語り手と、シルバーマンの日記の読み手として物語をすすめながら、ジュディのヒット曲を11曲歌い踊ります。戸田さんというと、とにかく芝居も歌もうまくて、モノのわかった大人の女性というイメージなんですが、語り手の素のような部分と、娘らしいシルバーマンとの演じ分けも見事で、何よりかわいらしいというか、舞台での輝きが素晴らしくて、戸田さんにやられた1時間20分でした。

こういった朗読+歌という感じのパフォーマンス(ミュージカルといえなくもないけどミュージカルではないのかも)は、アメリカではよくあるそうですが、演者の実力がないと悲惨ですし、脚本の面白さや曲のよさも必要ですが、戸田恵子、三谷幸喜、そしてピアノ(荻野さん自身)、ウッドベース、ドラムというシンプルな編成(3人とも女性)のセンスある音楽の荻野清子と、三拍子そろった作品で、素晴らしかったです。

(以下ネタバレです)

 

 

前述の設定は、なんと三谷さんのフィクションで、シルバーマンは架空の人。なあんだ。しかし、ジュディ・ガーランドが10代の頃からMGMに酷使されて、覚せい剤と睡眠薬漬けになった挙句ボロボロになって早死にしたのは実話だそうで、まあ、見ながら大竹しのぶの「ピアフ」を思い出してゾっとしていたんですが、作劇的にはとても成功していたと思います。三谷さんの声での語りが、戸田恵子という才能豊かな女優へのリスペクトにあふれていて、演劇人の温かな友情を感じたことでした。

 

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