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ドラマ「凪のお暇」「ノーサイド・ゲーム」

201909naginooitoma_  今期のドラマは、なんといっても「凪のお暇」

 周囲の空気ばかり読んでいる凪(黒木華)が、とうとう限界に達して、会社をやめ何もかも捨てて…という、事前の宣伝には興味が持てず、放送開始後も恋人慎二(高橋一生)がモラハラ男だなんて感想を見たので、見る気はしなかったんですが、回を重ねる毎に評判が上がってきて、途中から見始めたら止まらず、パラビで初回から見てしまいました。

「お暇」というのが当たっているかどうかは別として、凪が心地よさそうな部屋を出て住んだボロアパートの住人が秀逸。とことん優しいけど女にだらしない隣のゴンさん(中村倫也)、誰かと思ったら三田佳子の映画好きの老婆、ガテン系のシングルマザー吉田羊、娘うららちゃん(白鳥玉希)もしっかりした女の子ぶりがうまい!

お話は、仕事を探しながら自分の感情を素直に出せるようになってきた凪と、ゴン、実は凪のことが大好きだった慎二との関係や、慎二と凪のひどい家族、これもまたぴったりの求職仲間坂本さん(市川実日子)、スナックのママ(武田真治)などが絡んで進んでいきます。どのキャストも一癖あって、個性的なんだけどリアルで、饒舌じゃなくても台詞に真実味がこもっていて、いいドラマの典型ですよ。会社やスナックバブルやゴンの周りの女の子たちも、普通にかわいいんだけど、人間臭くていい感じ。

その中にあって、やっぱり黒木華、中村倫也、高橋一生の3人がすごい。とくに一生くんは、こんなにかわいくて感情が表情にきめ細かく現れる男がいただろうか!私、元のさやに戻る方が好きなので、最後慎二の思いが叶ってほしいと思ってましたよ。だって慎二の想像した家庭、凪にデレデレでかわいかったじゃん。

無職の凪は、どこに行くにも自転車、ダボダボTシャツ。郊外の風景と、ナチュラルな画面の雰囲気、あのたまの石川浩司や知久くんのパスカルズによる温かみのあるアコースティックな音楽。今までになかったタイプのいいドラマでした。

 

201909_20190924203701  勧善懲悪の会社ドラマで、弱いクラブチームが強くなるいつもの日曜劇場、しかもワールドカップ直前のラグビーがテーマなんてあざとすぎて、と思っていた「ノーサイド・ゲーム」。なんたって、前に見ていた「下町ロケット」は、コメがうまいから自動運転のトラクターを作らないと日本の農業は死ぬ、とかいくら何でもそんな単純な、でしたから。

でも、これは面白かったです。主人公君島(大泉洋)が本社から府中工場に飛ばされ、弱小ラグビー部のGMとして強くする話、なんですが、学生時代スター選手だった、ポロシャツのエリ立ててた大谷亮平が監督に就任するとか、仕事のできる君島が、家に帰ると妻マキちゃん(松たか子)にやられっぱなしとか、そのあたりですでに面白いうえ、ラグビー部員役があくまでガチで、元選手がゴロゴロ。ロッカールームで見せる筋肉やタックルの迫力がすごいです。

悪役も多彩。スマートな滝川常務(上川隆)は、憎めないなあと思ったらそういう展開になるし、ライバルチームの監督(渡辺裕之)がめちゃ渋いうえ前半では守旧派に見えてしっかりラグビーをわかってる人になってるし。

注目は、歌舞伎・ミュージカル俳優たち。大好きな石川禅ちゃん、ドラマでこんなに目立つ役をやるの初めて見ました。セリフのキレはさすがで、前半は味方でしたが、後半はラスボス。あの吉田鋼太郎さんでさえ「半沢直樹」では実力を封印したような人のいい上司だったのに、おいしい役だったじゃないですかあ。これからやる「ダンス・オブ・ヴァンパイヤ」では、実際主役級の活躍ですからね!笹本玲奈も、はじめ眼鏡で彼女とはわからなくて元アイドルかなと思ったらば、明瞭な台詞で、とってもよかったですよね。ああ、二人の歌の場面って作れなかったのかしら。

歌舞伎では、芝翫が超悪役。いや、悪役の中では、騙されてた分一番ワルではなかったんですが、だからといって印象がよくなるわけではなく、とくに若い頃のいやーな金持ち息子を、橋之助が演じてたのがもう。見ながら、ハリウッド映画で一癖ある敵役はだいたい訓練された英国の役者がやっているのを、日本だと歌舞伎やミュージカル俳優がやるのかと思ったくらいなんですが、それにしても橋之助の役は救いようがないヤな奴が、地のようにはまってて残念でした。

右近くんが息子役でがんばってましたが、やっぱり歌舞伎の子は小芝居は苦手なのか、けっこうおおらかでしたよね。しかし、このつながりからか、ラグビーWCの開会式で、右團次さんと連獅子やれたのはよかったですね。隈取も似合って、しっかり毛振りしてました。

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