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関容子「女優であること」

201907_20190722222501  大好きな関容子さんの役者の本「女優であること」、2004年10月出版です。男優編ともいうべき「舞台の神に愛される男たち」より10年近く前の出版。

取り上げられているのは、長岡輝子、加藤治子、丹阿弥谷津子、岸田今日子、奈良岡朋子、吉行和子、佐藤オリエ、三田和代、富士眞奈美、渡辺えり子、波乃久里子、富司純子の皆さん。出版時点で90歳を超えていた長岡さんや、加藤さん、岸田さんは残念ながら故人になってしまいましたが、ほかの方はお元気でご活躍中。

舞台は見たことがなくとも、TVドラマ等では見知っていて、個性的で気になっていたり好きだった女優さんばかりで、全編楽しく読みました。みなさん2枚くらいずつの代表作の写真が添えられています。

舞台を愛する関さんらしく、舞台が主な活躍の場となった女優さんが多く、芸術家のお嬢さんが、文学座や俳優座、民藝に入っていい役をつかんでいった(代役できっかけをつかんだお話多数)というパターンがとても多いです。最初からお芝居が好きだったり、ひょんなことから入ったり、恋人や夫との関係もさまざまですが、個性的で凛としていて素敵。さすが関さん、聞く内容の切り口があくまで女優としての生き方で、品位があるところもよかったです。

波乃久里子さんは、関さんが中村屋と親しいだけあって、父である17世勘三郎さんとの関係を、溺愛された娘ならではの言葉でひと際生き生きと語っていて面白かったですし、富司純子さんは、ひとめぼれだった菊五郎さんとのなれそめの話。そんなに粋でいい男だったのねおやじさま。渡辺えりさんの制作者としてのものすごいエネルギーも興味深かったです。

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