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「積恋雪関扉」@国立小劇場アフター7

201903 今月の国立劇場小劇場の歌舞伎、「積恋雪関扉(つもるこいゆきのせきのと)」を、アフター7で見てきました。これは、夜の部の公演について、2つめの演目を1等席9800円→5000円で見られるというもの。夜の部といっても17:00開演ですから、なかなか間に合わず、この「関の扉」(19:10開演)のみをお安くみられるのはありがたいです。

<p>18:30過ぎに到着して、頂いたお席(選べません)は、けっこう後方のセンターブロック。といっても小劇場は18列目までしかなく、17列、18列が2等席です。10列目から13列目くらいまでは固まりで空いていたので、アフター7として売り出す席は決まっているのかもしれません。  <p>さて、見られると思っていなかったので直前にチラシの裏をざっと読んだだけ。小町姫と小町桜の精をやや混同したり、そのために宗貞と安貞のどっちの恋人か混乱したりという問題はありましたが、出演者の熱演で、この舞踊の大局をたっぷり楽しみました。 <p>舞台は逢坂の関、関守の関兵衛(菊之助)のところに、小野小町姫(梅枝)がやってきます。いろいろあって、そこに隠遁している宗貞(萬太郎)は小町姫の恋人でした。鷹のもたらした片袖で弟安貞の死を知っぴた宗貞。関兵衛実は天下を狙う大伴黒主は、小町桜の大木を切ろうとしますが、そこに墨染という傾城が登場、実は墨染は小町桜の精で、安貞の恋人だったのでした…。</p>

 関兵衛は奴風のユーモラスな造りで、常磐津に乗った人形振りのようなところもあり、菊之助のさまざまな踊りを堪能できます。黒主には線が細いといわれていましたが、確かにほんとうにはニンじゃないのかもしれませんが、やはり立派に踊りきってくれました。萬太郎も声がよくてステキ。

しかし、驚くべきは梅枝くんですよ。花道に登場した時から、小劇場の空間に、ものすごい存在感、重みのある赤姫姿。そして、別の役者が演じることもある墨染の薄いピンクの衣装での儚さ、美しさ。頭のてっぺんから指先まで神経が行き届き、相手方と近づいたときは背を盗み、どの一瞬をとっても美しい!生きているひな人形のよう。後半になるにつれ梅枝くんにどんどん心を奪われていきました。見顕わした後もかっこよかったです。

後方席は、どうしてもお話しちゃう方がいますけど、最後は劇場中が熱い拍手で盛り上がりました。

ところで、関の扉、どんな役者がやっているのかな、と思ったら、松緑・七之助(小町姫)・玉三郎(墨染)(2015年12月歌舞伎座)とか、幸四郎・菊之助(小町姫・墨染)(2015年2月歌舞伎座)とか、團十郎・藤十郎(小町姫・墨染)(2012年1月松竹座)とかでした。長いので意外とかからないのでしょうが、いろんな人で見てみたいと思いました。

 

(おまけ)

この関の扉上演期間中、常磐津でご出演の兼太夫さんが、この舞台は素晴らしいと熱くTwitterで語っていらしたんですよ。最近、咲寿太夫さんとか、いろいろな方が、Twitterされていますが、率直で真摯で、いろいろ教えてくださるのは、とてもありがたい気持ちがします。兼太夫さん、本当に力を込めて1か月お務めだったようで、感動しました。

 

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コメント

星に願いを さん、通常公演ご覧になったんですね。

扇雀さんは好きだし、綱豊卿合ってるとは思ったんですが、行く日がなくて。評判よいみたいなので、よかったです。品がある方なので、お殿様いいですよね。

梅枝くん、よかったですよね。小劇場でずっしりとした立女形の迫力が迫ってくるようで、本当に素敵でした。梅枝くん筆頭に、壱太郎、児太郎、米吉に新悟ちゃん、次代の主力ですね。

アフター7というのは初めて知りました。私は通常の公演を5日に観てきました。

忠臣蔵の歌昇さん、熱演でした。扇雀さんとの台詞も聴きやすく、二人の心の動きまでよく判りました。一途な歌昇さんとそれを諭す扇雀さん、見応えありました。

関扉は今まで観た事がなかったし、しかも菊之助さんと梅枝さんという組み合わせ、発売初日にチケット買って楽しみにしていました。菊之助さん、悪役にしては上品で綺麗過ぎ(笑)でもご本人が美形過ぎだから仕方ないですよねー。

梅枝さんも儚い美しさを漂わせていて、阿古屋を演じてから何だか一回り大きな役者さんになったみたい。私が観劇した1週間前くらいにはこのお二人、すし屋で夫婦の練習(笑)してたのよねーと思うと本当に歌舞伎俳優さんて凄いなあと改めて感じました!

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