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三月大歌舞伎「弁天娘女男白浪」幕見<2回目追記あり>

201903benten_2

 歌舞伎座夜の部は「弁天娘女男白浪」幸四郎猿之助のダブルキャストです。その前の「雷船頭」もダブルなので、2回見に行くしかないのですが、観劇日が待ちきれず、偶数日初日を幕見です。

18:50分発売開始、19:23開演と、仕事帰りに行ける時間。雨のせいか、意外に少ないかなと思いきや、最終的には立ち見の方もいました。

2018年5月に菊五郎・左團次12月に愛之助・右團次で見ていますが、待望の猿之助・幸四郎コンビ。若い気の合った相棒感は二人ならでは。

娘の猿之助は、さすが女方のキャリア、男と開き直った後は、力が入っていて、この役への思い入れを感じます。

正直言うと、「しらざあ言って聞かせやしょう」の後半がちょっとはずれたり、着物の整え方がちょっともたついたり(菊五郎さんの着物の扱いはほんとうに滑らかですからね)、ハラハラしたりしていたんですが、こういう力いっぱいの役を見るのがうれしく、昼も大役ですから、本当に回復したんだな、と思いました。

そして、花道での菊之助・力丸のじゃらじゃら、幕見席からは見えにくいんですが、「埋め合わせはするから」「いつもそうじゃねえか」の色っぽさにあれ、こうだっけとドキッとしました。

幸さんも、やっぱり役者ぶりが上がっている感があって、とてもかっこよかったですし、白鸚丈もさすが。亀鶴、笑也が加わっての五人の稲瀬川勢揃いは幸せな気持ちになりました。

(おまけ)

この日は「帰れマンデー 見っけ隊」。飲食店を探しながら、途中下車で伊東から河津桜祭りを目指す旅です。猿之助メインに、隼人、トリンドル玲奈、ロッチ中岡、タカ&トシ。

こういうバラエティで全く素っぽくみえる猿之助さん、判断早い、江戸城の石の切り出し場や唐人お吉の身投げの淵に興味深そうに近づいていくなど歴史好きで博学、歩くの超早い、食べるの好きって噂通り。予想外の続きがあって、電池切れになっちゃうのも大笑い。

テロップのアイコンが、チラシの弁天小僧なのも、ギャップで楽しかったです。

(2回目追記)

中日を過ぎて、再び幕見に行ってみました。幸四郎弁天を見て、すっきりとユーモアをたたえた魅力を再認識した後です。浜松屋の皆さんのお芝居のテンポがよくなって、橘三郎さんもそうそうこれ、という感じになってます、というところでの猿之助弁天。

まず、幸四郎南郷と、距離が近い、手を握っている時間が長い。男になってからの台詞にメリハリがきいて聞きやすい。居座るのか金をもらうのかの南郷とのやりとり、そして引き上げる前の駄右衛門との目くばせがわかりやすい。

着物のさばきもスムーズで、全体に猿之助弁天の完成形に近づいている感じがしました。

そして、実は澤瀉屋の設定だという、弁天と南郷の関係!初見のとき、あれ、と思ったのはやっぱりそうだったんですよ。そんなに露骨ではないんですが、花道での南郷「埋め合わせはするから」に対して、猿之助弁天は「いつもそうなんだから」と色っぽく返します。

この設定が、これまでもそうだと思ってみていた人、初めてそうだと知ってうれしくなる人、そして受け入れられない人、に分かれるようです。

ガッチャマンとか、サイボーグ009とか(←古いか)、集団ヒーローの中に恋人がいるのはけっこう楽しい設定。若くてきれいな二人でこその甘やかな関係を見せられて、この配役ならではだなと思いました。逆はありえないので、幸四郎・猿弥の損得勘定でのバディなのか。

稲瀬川の場は、柄違いの着物が、各人の個性に合ってて、見ていてニコニコしてしまいます。ああ、楽しかった!

(さらにおまけ)

この後、夜の部を1階で見ました!そして、立ち見でしたが偶数日千穐楽も。3月楽しかった!

 

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