2019年8月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

« 「ラブ・ネバー・ダイ」2019@日生劇場 | トップページ | 映画ロンドン版「The King and I」 »

「歌舞伎夜話 段之さん・徳松さん」

201902danshitokumatsu_2         歌舞伎座ギャラリーでの歌舞伎役者のトークショー、楽しそうだなと思っていましたが、猿之助丈、松也丈を支える段之さん、徳松さんの回に行ってまいりました。前回も軽妙なトークで沸かせたそうです。

早替わりや地方公演での「引っ越し」の苦労、建替え前の歌舞伎座の楽屋やお風呂の話、徳松さんが神主の資格があって、ハワイで神主をされていたことなどなど、トークもとっても楽しかったのですが。

書いておきたいのは、段之さんが見せてくれた、亀治郎10歳のときの若手歌舞伎鑑賞会「奴道成寺」の一部映像です。歌舞伎の本公演の前の朝の時間に、同じ演目を子どもがやるというもの(勘三郎さんが子ども白浪五人男をやったのもこれかしら)。

記録にはありましたが、まさかね、と半信半疑だったのですが、ほんとに35分間一人で踊り分ける奴道成寺をフルで踊ったんですよ!あの、私が決定的に四代目ファンになった最後のダメ押しの2017年4月歌舞伎座の「奴道成寺」

このために小さな立派な衣装を誂え(早替えもあるので、豪華な衣装が何枚も)、同じ演目を踊った三代目の指導を受けて、鮮やかに踊って見せます。扇子の扱いや手の動き、3つの面での踊り分け等、涼しい顔で、一人前の表情。インタビューでも、すごいことをしたというより、自分は役者だから、みたいな雰囲気なんですよ!

段之さんてば、すでに後見されてて、引き抜きのときまだと言っているのに待てなくて自分から脱ぐ坊ちゃんほほえましい。(←後見は寿猿さんだったそうです。とにかく段之さんがまだよ、と言ってた)

しかし、いくら天才子役だからといって、本公演と同じ長唄、囃子方、所化が40分近く付き合うのですから、すごいことです。三代目が人気役者で(この月は、昼に奴道成寺、ぢいさんばあさん、夜に慙紅葉汗顔見勢、伊達の七役の主役ってバケモノなの三代目)、彼がやらせると言い、本人がきちんと踊りきることができて、そして、その場限りではなく、将来も歌舞伎を背負って立つ子なのだと皆が納得しなければ、こんなことできないですよね。

松也の子役時代の映像も。10歳のときの「加賀見山再岩藤」の志賀市、猿翁さんと濃い芝居してますし、7歳のときのこんぴら歌舞伎「重の井子別れ」の三吉。このときの重の井の時蔵さんが、はっとするほど美しかったです。松也は、子役の有名な役はほぼすべてやっているんですね。

徳松さんも、いろいろ苦労されたと思うのですが、今や花形の松也が、喝采を受けた今年の初春浅草歌舞伎の「義賢最期」、私だってハラハラしてみてたんですから、ましてや徳松さんから見たら、さぞご心配だったことでしょう。話には出ませんでしたが、「メタルマクベス」だって、バイクでこけたりしていましたよね。

若いから、やりたいことはやらせてあげたい、でも歌舞伎はやらせますから、という徳松さん、これまでも松也のドキュメンタリーで見てましたが、なんか好きになっちゃいましたよ(段之さんはもとから好き)。

(おまけ)

201902danshitokumatsu2
        歌舞伎座ギャラリーに、納涼歌舞伎やじきたの「釜桐左衛門」の衣装がありました。近くで見てもけっこう立派!

« 「ラブ・ネバー・ダイ」2019@日生劇場 | トップページ | 映画ロンドン版「The King and I」 »

歌舞伎」カテゴリの記事

四代目市川猿之助」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「歌舞伎夜話 段之さん・徳松さん」:

« 「ラブ・ネバー・ダイ」2019@日生劇場 | トップページ | 映画ロンドン版「The King and I」 »