2019年8月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

« 「大江山鬼伝説」@TACCS1179 | トップページ | 「ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812」@プレイハウス »

壽初春大歌舞伎「舌出三番叟」「吉例寿曽我」「廓文章吉田屋」「一条大蔵卿」

201901kabukiza2
           歌舞伎座昼の部です。いいお天気で、外にはまだ門松がありました。館内の飾りつけもまだお正月。昼の部に先に来ればよかったか。

1つめは、「舌出三番叟」。三番叟(芝翫)と千載(魁春)のおめでたい踊りです。芝翫さんの踊りは大きな体を使って表情たっぷりですし、魁春さんは3階から見ると若い娘のよう。

しかし三番叟ってどういうものかいまだにわかっていない私。とにかく「舌出し」をぺろっとやるのを待っていたのですが、見落としたのか、そもそもやっていないのか、見ることができなくて残念。

2つ目は、「吉例寿曽我 鴫立澤対面の場(雪の対面)」 です。曽我兄弟(七之助、芝翫)と、工藤祐経の奥方梛の方(福助)が対面するという趣向です。これも新春に演じられる曽我物。

小林朝比奈の妹舞鶴(児太郎)が女暫の巴の装束で花道から「しーばーらーく」と登場し、父、叔父、従兄とそろってうれしいと言います。児太郎、堂々としていて、ちょっと声は割れていましたが、「女暫」は楽しみだなと思いました。福助さんも張りのある声。

逸る箱王(五郎)の芝翫さんがここでも元気いっぱいで盛り上げてくれました。

3つ目はお目当ての「廓文章 吉田屋」歌舞伎見始めの歌舞伎座杮落しのときに仁左衛門・玉三郎で見て、歌舞伎って楽しいなと思ったきっかけの一つですよ。

今回は、幸四郎の伊左衛門、七之助の夕霧です。勘当された大店の若旦那伊左衛門は、夕霧に会いに吉田屋にやってきますが、店の者に追い出されそうになったのを主人喜左衛門(東蔵)に、店に入れてもらいます。

座敷で夕霧を一人待つ伊左衛門。呑気で阿呆でかわいらしい若旦那をやらせたらもう、幸四郎ぴったり。そして夕霧がやってきます。傾城の貫禄はありながら、かわいい夕霧。よく覚えていないんですが、杮落しの時は、上方の型というのか、もっと二人が話していたような気がしますけど、こちらは清元が続いて二人は動きのみ。でも、お互いが好きですねているのが十分伝わってきて、お似合いの二人に、こちらも笑顔になります。

最後は、おきさ(秀太郎)が、伊左衛門の感動が解けて、身請けの金まで届いたと嬉しい知らせに、観客も含めて大阪締めで締めます。ああ、楽しかった。

そして最後は、「一条大蔵譚」。しょっちゅうかかる演目で、私でさえ、菊之助、仁左衛門、当代幸四郎と人気者で見ているので、またかという気持ちで見ていたんですが、白鸚さんの大蔵卿はまたちがった味わいでした。

これまで見たものは、作り阿呆の場面が印象的だったのですが、白鸚さんはなんとなく最小限、あまり笑いも取りません。その分か、後段の本来の姿に戻ってからが、とても迫力があって見事。由良之助を思い出すような造形、多彩な声。まだまだお元気なこの姿を見て、もう一度「ラ・マンチャの男」を見なくちゃと思いましたよ(!)。

ほかに鬼次郎(梅玉)、お京(雀右衛門)、常盤御前(魁春)、鳴瀬(高麗蔵)、勘解由(錦吾)ともう隙のない配役。中でも常盤御前が際立っているように感じました。錦吾さんも大きな声で見得。

お正月らしい、盛りだくさんの歌舞伎座でした。

« 「大江山鬼伝説」@TACCS1179 | トップページ | 「ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812」@プレイハウス »

歌舞伎」カテゴリの記事

コメント

星に願いを さん、こんにちは!

今年の浅草は、昼も夜もけっこう評判よいような気がしますが、(←それもあって初めて行く)、いろいろな人がいますからね。まだ見ていないのでなんともいえません。

夜の部、楽しんできてくださいね。

吉田屋の幸四郎さん、こういうボンボンの若旦那、いるよね〜とニヤニヤしながら見てました。イチャイチャしながら拗ねてる二人良くお似合いでした!お話も丸く収まってメデタシ、メデタシ、お正月らしい演目でした。

お正月らしいと言えば寿曽我も華やかでした。児太郎さん、阿古屋の重圧から解放されたのか(笑)一段と大きく見えて声も良く響きました。

ただ他の方(歌舞伎には確実に私より遥かに詳しい方)のブログで浅草の松也さんがかなり厳しい評価を受けていて、わたし的にはそーなのかーとちょっとショックでした。戸板倒しと仏倒し凄いなあ、義賢最期面白いなあと満足していたのでそっかー歌舞伎を深く知る人の目にはそう映るのかと勉強させてもらった気持ちです。でも最終的にはお互いの相性、感性の違いですもん、とそれほど落ち込んではいけないません(笑)これからもっともっと歌舞伎観なくっちゃ!

今日は歌舞伎座夜の部です。キッチーさん(笑)と猿之助さん、七之助さんの人形振り楽しんできまーす。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« 「大江山鬼伝説」@TACCS1179 | トップページ | 「ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812」@プレイハウス »