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新春浅草歌舞伎第2部「寿曽我対面」「番町皿屋敷」「乗合船恵方萬歳」

2019012       新春浅草歌舞伎通しの第2部です。1部が2時半に終演した後、30分の入れ替えの間に、たいへんな人出の中、さくっと浅草寺にお参りしできました。しかしいくらなんでも1部と2部入れ替えに30分は短すぎ、役者さんだってたいへんですよね。

さてこの第2部のお年玉口上は鶴松くん。私ですいません、みたいなことも言っていましたが、とんでもない!まじめに演目の見どころも要領よくお話してくれました。

1つめは、「寿曽我対面」。新春の歌舞伎では定番だそうで、今月の歌舞伎座でも上演されていますが、浅草歌舞伎では、教科書通りの上演で、登場人物が歌舞伎に出てくる典型的なキャラクターで、舞台が華やかですちょっと寝ちゃいましたが)。

曽我兄弟に歌昇、松也、朝比奈が巳之助、大磯の虎が新悟、少将梅丸、鬼王隼人、そして工藤祐経が錦之助。女方組は傾城ですからね、舞台写真売り切れてました。

2つめは、「番町皿屋敷」。岡本綺堂作の、怪談ではない新作歌舞伎です。

旗本青山播磨(隼人)は、幡随院長兵衛と敵対している水野十郎左衛門の一味です(そうなんだ!隼人は幸四郎の一味で、吉右衛門長兵衛と敵対しているんだ!と思う私)。何かにつけては、長兵衛の手下と喧嘩しています。この日は言いがかりをつけられて今にも喧嘩しそうというときに、叔母さまの真弓(錦之助―女方は珍しい!)に止められます。

さて、播磨は腰元お菊(種之助)と深い仲ですが、叔母さまから縁談を勧められています。その話を聞いて不安なお菊は、青山家の家宝の皿をわざと割り、自分とお家の家宝のどちらをとるか、播磨を試そうとします。それを知った播磨は激怒し…。

隼人がこの役を梅玉さんに習ったというのはきいていましたが、実際、いつもの声でない低音での凄みのある台詞回しは、梅玉さんそっくりで、梅玉さんの播磨は見たことないのに、梅玉さんの声が聞こえてくるようでした。お菊を真剣に愛していたからこその怒りがふつふつと湧いていて、客席も引き込まれ、聞こえるのは泣き声だけでした。

用人十太夫(桂三)、手討ちを止めようとする奴(蝶十郎)もうまくて、後半はとくに舞台の空気が濃くて、素晴らしかったです。

最後は主要出演者全員で、役の持ち味を生かして踊る「乗合舩恵方萬歳」。出演者が皆役に応じて踊るのが楽しく、華やかでいい演目でした。30分もたたないうちに、皿屋敷から切り替えての舞踊。種ちゃんなんか、さっきの悲しいお菊は消えてしまったかのような、ひょうきんな萬歳(巳之助)の相方。二人の舞踊は身軽で決まっていて、ほんとに気持ちよく、長い一日を終えました。

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コメント

星に願いをさん、こんにちは。

松也の義賢、すごかったですね。今年初めて浅草歌舞伎を見て、なぜ去年まで、見なくていいやと思ってたのか、と思うくらい、昼夜充実でした。全然疲れた感じしませんでしたよ(遠征で昼夜通しに慣れてきたのかな)。

歌舞伎座夜の絵本太功記、なんと私の席からは、東蔵さんが刺されてから、光秀の後ろにすっぽり隠れて見えなかったんです。それ以外はとっても見やすいいいお席だったんですが、東蔵さんがどんな状態だったのか、それだけが残念です。

浅草を昼夜通しですか!
お正月とあって結構濃い演目が目白押しでしたよね。

通常は主役を張れない若手役者さんがグーンと伸びる機会だし、私達もどの役者さんにも頑張って精進してねー!とエールを送りたいです。
4日に松也さんの戸板倒し、仏倒しを見ておお〜これは是非もう一度と明日昼の部を見に行きます。

ところで、歌舞伎座夜の部も面白かったです。播磨屋さんの面々はもう安定感のあるお芝居。その中で東蔵さんの演技にホロっと来ました。吉右衛門さんに刺されから長い台詞もありましたが、緊張感を維持して舞台を引き締めていたと思います。

それから七之助さんの人形振り、腕や首の角度から微かに首を振る細かい演技まで、たった数日でマスターしたのかしらん、それに後ろの黒衣さんとのタイミングも一歩違えば大失敗、さすがだなぁと満足でした!きっと以前から玉様にビシバシ特訓受けていたのかも、と思った演目でした!

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