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新春浅草歌舞伎第1部「戻駕色相肩」「義賢最期」「芋掘長者」

201901_2       初めての新春浅草歌舞伎、いきなり通しで行ってきました。メンバーに関しては、(知ってるけど)別冊カドカワでも予習済み!

浅草公会堂自体も初めてです。チケットもぎりの手前にお弁当と浅草土産売り場があり、中にもお店がいろいろ。ほぼ全部の階にソファーがたくさんあって、休んだりお弁当食べたりするのに便利。飲料自販機も多数あります。

立派な花道のある劇場、ここで亀治郎は育ったのか、と感慨。

まずはお年玉の挨拶で巳之助。噂通り、時間がないからと超手短。もう!って感じですが、まあそれが芸風なんで。

1つめの演目は「戻駕色相肩(もどりかごいろあいかた)」。見ているときには、次郎作(歌昇)が上方、与四郎(種之助)が江戸の駕籠かきとはわかってなかったのですが、とにかくこの二人の台詞がよくて、所作も決まっているのに驚き。歌舞伎座ではどうしても脇で台詞も少しですが、いつの間にこんなに立派な役者に(踊りがうまいのは知ってたけど)。種ちゃんは女方もやるけど、小柄ながら、二枚目がニンなんだなと思ったりして。駕籠に乗っていたのは可憐な禿たより(梅丸)。3人で踊ります。かわいいことこのうえありません。

そして、最後は治郎作は石川五右衛門、与四郎は真柴久吉であったことがわかり、衣装も返して立派な見得。

ところで、この演目、どこかで聞いたことがと思ったら、猿之助が7歳で2代目亀治郎を襲名した時の演目、禿たよりだったんですよ。舞踊の一部だったんでしょうが、7才の子どもにこんな演目をやらせるとは、そして一応踊れるとは。御曹司おそるべし。

2つめは、いよいよ松也「源平布引滝 義賢最期」。まず義賢の後妻葵御前(鶴松)と娘待宵姫(梅丸ーかわいい姫)が話しています。この鶴松が鶴松はどこ、というくらい立派な葵御前。最近鶴松の女方いまいちとか思っててごめんなさい、この若さで。2017年1月に海老蔵で見たときは、葵御前は齋入さんだったんですよ。両方あるのが歌舞伎らしい。

その後、九郎助(桂三)、小万(新悟)、息子太郎吉が夫折助(隼人)を尋ねてやってきます。義賢と折助実は行綱が源氏への思いを語る場があって、義賢と平家の戦い。松也、大きい、強い、覚悟が伝わってきます。戸板倒し、仏倒し、と見せ場もたっぷり。昨年秋から、メタルマクベス、あらしのよるに、幸助餅、と大役が続いていて大丈夫かと心配していたくらいなんですが、その間に思わぬところまで達してしまったんじゃないかというこの浅草歌舞伎の松也。

また、この演目では、なぜか小万はたまたま折助を尋ねてきただけなのに、敵と戦い、義賢の最期を見届けます。この後白旗握ったまま死んじゃうのになあ(←実盛物語)と悲しい気持ち。新悟ちゃんもがんばっていましたし、桂三さんもいい味を出していました。

最後は「芋掘長者」。やっと巳之助登場です。お家の大事な演目。美しい姫の緑御前は、舞の上手を婿にすると舞比べをすることになり、左内(歌昇)や兵庫(松也)しますが、芋掘長者の藤五郎(巳之助)は実は舞が苦手。ついてきてくれた友人治六郎(橋之助)に面をつけて踊ってもらったり、こっけいに真似をします。というところまでの筋は知っていたので、はたして巳之助の踊りを見られるのかと思っていたら、最後は芋掘の踊りが見事と、婿になる願いがかない、そして全員が踊ります。

30分前まで、義賢と小万をやっていた松也、新悟が涼しい顔をして柔らかな表情とはすごい。巳之助の身体表情の滑稽味が楽しく、格子の衣装もかわいくて、楽しい演目でした。

終演は2時半。出ると、2部のお客さんが大勢開場を待っていましたが、とりあえず外の空気を吸いに出て、浅草寺に駆け足でお参り!

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