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映画「ボヘミアン・ラプソディ」

201811br       フレディ・マーキュリーとクィーンを、彼らのヒット曲とともに描く映画「ボヘミアン・ラプソディ」。私はクィーン、エアロスミス、キッスのロック御三家の中ではエアロスミスのファンだったのですが、「ボヘミアン・ラプソディ」が初めて買った洋楽のシングルレコードという世代ですからまさにど真ん中、絶対見たい!と思っていました。

当時、ミュージック・ライフなども見ていましたが、今ほどアーティストの私生活など知られておらず、知らないことが多くて新鮮でした。フレディにデビュー前からの恋人メアリーがいて、婚約していたのにゲイであることを自覚して別れ、しかし生涯の友人となったことや、恋人でマネージャーだったポールが、フレディと別れた後、彼を中傷していたのも、この映画で初めて知りました。

映画はフレディ(ラミ・マレック)が、ブライアン・メイとロジャー・テイラーのバンドに入ってわりとすぐデビューし、キラー・クィーンが売れ、プロデューサーの反対を押し切って6分のボヘミアン・ラプソディをシングルカットし、一時ソロ活動をしますが、メンバーと和解して、ライブ・エイドで復活ステージを行い、そして、エイズで亡くなるまで。とにかくヒット曲をリアルタイムで聞いてきているので、ドルビーサウンドで聞くだけで最高。いい曲ばかりなんですよ。

4人とも曲を作りますが、ルックスがかわいくて人気だったロジャーが、いちばんはっきりモノを言いフレディとぶつかっていたのと、職人肌のように見えたブライアンが穏やかなのがやや驚き。ジョンはイメージ通りでした。

圧巻はなんといっても、ライブ・エイドのノンカットと見えるライブシーン。観客の引きは実際の映像、アップはエキストラだと思うのですが、違和感なく、フレディのパフォーマンスと、観客の興奮を描いていきます。

70年代、80年代のドキュメンタリーかと思うような映像、ファッション、セット。エジプト系で、キャリアのあるラミ・マレック、顔はさほど似ていないのに、スターのオーラとか純粋さとか、フレディそのものに見えてきます。他のメンバーも同じ。

メアリーのルーシー・ボイトンは、まだ24才ということですが、年を経て変わっていく姿が自然で、末おそろしいまでの女優だと思います。

タイトルバックでマイク・マイヤーズの名前を見つけてずっと探してたんですが、みている間はわからず。後からボヘミアン・ラプソディーのシングルカットに反対していたレイだとわかりました(サングラスだったし)。「ウェインズ・ワールド」では、彼がクイーンとエアロスミスのファンであることが明白だったので、この映画に出られて嬉しかっただろうな。

細かいケチをつけると、ポールと別れる雨のシーンは雨やりすぎとか、エイズと判明するのは実際にはライブ・エイドの後なので、その改変は情緒的過ぎる気はしますが、まあそんなことは関係なく、フレディとクィーンの魅力を伝えてくれる映画でした。

ところで、クィーンに最初に熱狂したのは日本、それも女性なんだそうです。先日のNHKのSONGSは、たった30分なのにいいに決まってるクィーンについて、語る人を出しすぎと評判悪かったですが、東郷かおる子さんが、「日本の女性がクィーンを見出した。女性にはハードロックよりも親しみやすかった。しかし、何よりも曲がいいからヒットしたのだ」と語っていらしたのが、その通り、と支持されていました。思い返すとその通り。クィーンのすばらしい楽曲はずっと残りました。

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