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「修道女たち」@本多劇場

201810     KERAMAP #08 「修道女たち」です。例によって題名とか素材にはさほど惹かれるものはなく、女性ばかりの芝居ってどうなんだろうと思ってたのですが、ケラさんのツィートで、、脚本に苦労したり、稽古に入って手ごたえを感じたりというのを見て、期待が高まっておりました。チラシも文字だけのしか持ってなかったですし(劇場で初めて左のビジュアル見ました)。

最初の舞台は修道院。院長になりたてらしきシスター・マーロウ(伊勢志摩)に、テキパキしたシスター・ノイ(犬山イヌコ)、シスター・アニドーラ(松永玲子)、シスター・ニンニ(緒川たまき)に、新入りらしきシスター・ダル(高橋ひとみ)その娘シスター・ソラーニ(伊藤梨沙子)が、巡礼に出かける支度をしています。

毎年巡礼で滞在するのは聖女の祠を改造した山荘。修道女たちの訪れを楽しみにしている娘オーネジー(鈴木杏)、その友人のテオ(鈴木浩介)、複数の役でスパイスをきかせるみのすけ

最初、シスターたちが同じ格好の目を囲んだメイクで、犬山イヌコ(声でわかる!)と高橋ひとみ以外識別できなかったんですが、物語が進むにつれて個性豊かなシスターたちの秘密がくっきりとしてきます。ちょっとしたセリフの間がいいので、脚本の狙い通りに笑えます。シスターの衣装での動きが、ちょっとかわいくて面白い。個人と集団としての動きのバランスが絶妙で、舞台の実力派キャストが一体となって作る作品世界。休憩15分含め3時間15分の長丁場が少しも長く感じませんでした。

中でも鈴木杏。この役、いろんな意味でギリギリなところで成立しています。またある場面(ネタバレなので書きませんが)がすごい。この人、やっぱり天才だな。もちろん彼女だけでなく、すべてのキャストがよかったです。

終盤には、ちょっと鳥肌が立つようなシーンもあり、満員の(男性も多い)客席がぐわーっと集中していく感じ。理屈っぽくいうと、宗教を素材に人間の怖さをえぐるような感じを受けました。

素朴な味のあるセット(美術BOKETA)に、効果的な映像(新保瑛加、上田大樹)。ケラさんの芝居の映像は、洗練されながら芝居の一部になっていて、いつもうなります。

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コメント

SDCさんは子役時代からご存知だったんですか。

私は「青の炎」でうまいな、と思ってて、舞台は3回目くらいでしょうか。この役は、軽い知恵遅れだけどテオには愛されていて、途中亡霊に憑依されるという役(コメント欄だからいいよね)。そのいろいろな要素の加減、変化の落差が完璧でした。この舞台、ケラさん自身からも役者の演技に賛辞が送られています。

鈴木杏,天才ですよ.
といっても舞台を1回も観たことはないのですが,子役時代から知っていると,ほんとうに誇らしい気持ちになります.

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