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「マイ・フェア・レディ」@シアターオーブ

201809           古典の名作ミュージカル、「マイ・フェア・レディ」です。初演は1956年、ジュリー・アンドリュース主演、1964年にはオードリー・ ヘップバーンで映画化され大ヒットしました。原作はアイルランド出身の作家バーナード・ショーの「ピグマリオン」。

この映画は見ているのですが、ミュージカル版も見たいなーと、ずっと思っていました。大地真央さんのイメージが強いイライザですが(20年も演じていたそうです)、最近霧矢大夢などでも上演されていたところ、今回は神田沙也加・朝夏まなとのWキャスト。演出はG2。今年だけで「ウォーター・バイ・ザ・スプーンフル」、「NARUTO歌舞伎」とG2さんの演出3本めですよ。しかも幅広い仕事ぶり。

東京千穐楽の今日は、イライザ(神田沙也加)、ヒギンズ教授(別所哲也)、ほかはピッカリング大佐(相島一之)、ヒギンズ夫人(前田美波里)、ドゥリトル氏(今井清隆)、ピアス夫人(春風ひとみ)、フレディ(平方元基)。

25分の休憩込3時間15分は、最近のミュージカルと比べて長いんですが、その分は軽めのコメディのお芝居がしっかりあって、花売り娘イライザがヒギンズ教授の家で話し方とふるまいの教育を受け、見事に成功してから自立心を見せるまでをきちんと見せていきます。歌も大部分知っている名曲揃いで、アンサンブルがよかったのもあって楽しめました。

沙也加のイライザはやっぱりイキがよくて、かわいくてよかったです。ファルセットがちょっと弱くて、踊り明かそう(I Could Have Danced All Night)のラストの盛り上がりに欠けたのは残念でしたが、ヒギンズに切々と訴えるところ、健気でほろっときちゃいました。

相島一之もさすが、お芝居部分がキリっとしていたのは、この方と、春風ひとみの好演によるところが大きいでしょう。前田美波里もほんとに若々しくて、ゴージャスなマダム、この舞台の中でもとくに素敵な衣装が似合っていました。イライザの父今井清隆も演技も歌も楽しくて、2幕の「時間通りに教会へ 」(Get Me to the Church on Time)は最高に盛り上がりました。平方元基、いろいろ見ていますがさわやかで聞かせてくれるナンバーもありました。

ヒギンズ教授の別所哲也はですね、知的ですらりとしていて柄にも合っているし、ミュージカルの経験も豊富な方ですが、うーん、なんとなく英国紳士のあのシニカルなユーモアが不足気味で、何となく最後までしっくりきませんでした。すいません。

さて、アンコール、ここ数年は主役級で出ている神田沙也加ですけど、やっぱりこの大劇場で、本当に最後に、全キャストに迎えられて出てくるのは初めて見る気がして、何てことのない娘役の頃から見ていた彼女がよくここまで、と泣けちゃいました。本日のマチネは東京千穐楽だったわけですが、別所さんのあいさつの後、沙也加の実感こもった言葉がありました。それを見守る別所さんの笑顔が本当に優しくて、いや、舞台上でもふっとそういう表情を見せるとかしてくれるとよかったのにと思ったくらいでした。

(バーナード・ショーは、ヒギンズ教授とイライザは結ばれないとつとして思っていたようで、だから甘いシーンは作らなかったのかもしれませんが)

そうだ、衣装のことも!チラシのイライザのドレスもいいですが、アスコットの馬場のシーン、アンサンブルの衣装がそれぞれ凝っていてクラシカルかつ新鮮でとってもステキでした。前述のようにヒギンズ夫人の衣装が2つ、色もデザインも大好きでした。十川ヒロコさんです。

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