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「メタルマクベス disc1」@ステージアラウンド

201808    ステージアラウンドでの新感線公演、髑髏城シリーズのあとの「メタルマクベス」disc1です。クドカン、濱田めぐみ、ときたら、やっぱり見るしかありません。花髑髏以来なのは、花髑髏よかったんですけど、ステアラ遠いし長いしもう山本耕史出ないので(笑)、あまり行こうと思わなかったんですよね。今回は16列目と前回(先行なのに30列目だった)よりだいぶよい席です。

ストーリーは基本的には「マクベス」。ちがうのは、舞台が2218年、廃墟と化した世界で鋼鉄の城に住むレスポール王(=ダンカン王、西岡徳馬)の国であることと、マクベスたちは1980年代のメタルバンドを組んでいたという設定がフラッシュバックすること、その関係で原作と異なる名前を持つ登場人物がいることくらいです。それから、ハードロックを中心とするミュージカル(曲は新感線の作曲家 岡崎司)。リプリーズの入れ方もうまくて、曲にすっと入っていきやすかったです。

やはりシェイクスピアの原作の魅力が大きいです。王になりたいという野心を焚きつける妻、裏切られる王、忠臣、友。クドカンの脚本は、マクベスの名セリフを随所に使い、物語の枠組みを守りつつも、挿入したバンドの場面の緩さが、こんなに大仕掛けの舞台なのに本多劇場と同じノリで面白い。しかもラストにはちょっとぐっときました。

思っていたよりもずっとミュージカルで、とにかく橋本さとし、濱田めぐみが(当然ながら)うまいんですよ!橋さとさんは、たぶん「アダムス・ファミリー」以来だと思うんですが、長身に彫りの深いお顔がバタ臭いメイクと衣装に合い、ヘヴィメタからロックまで歌いまくり、バイクも立ち回りもすごい迫力。あの「ブラック・ペアン」で佐伯教授の腰巾着として、あくまでカッコ悪く、黒メガネでルックスまで封印していたのが本領発揮。

濱めぐさんもですね、これまでの豊富な舞台経験を注ぎ込んだような快演ぶり。細くてきれいなのに迫力満点で歌も最高という、女優として一段あがったような感じさえしました。「メアリー・ポピンズ」でも思ったんですが、動きがさらにキレキレになって、いいトレーニングをされているのでは。

ほかにもエクスプローラー(バンコー、もしかして阿弖流為の蛮甲はここからとっている?)の橋本じゅん、グレコ(マクダフ、山口馬木也)、グレコ夫人と魔女(猫背椿)、レスポール王の息子(松下優也)、パール王(粟根まこと)、門番(村木仁)、バンコーの息子マーシャル(富川一人)、伝令ヤマハ(吉田メタル)、魔女二人(山本カナコ、植本純米)と皆さんきっちり役割を果たしてます。役としては大きくはないですが、ソロが3曲、素晴らしい歌声を聞かせてくれたのは、冠徹弥ですね。

ステージアラウンドという客席が回転する劇場の使い方も、ずいぶんこなれてきたような気がしました。回転の際に使われる幕に映じたプロジェクションマッピングの質感と動きがよくて、左右だけでなく上下の動きも体感できます。そして、広い舞台を走り回るバイク。スピード感が快感でした。

舞台美術は堀尾幸男、照明は原田保、映像は上田大樹、ヘアメイクは宮内宏明って、ワンピース歌舞伎と同じですよ(宮内さんはワンピはヘアデザインのみ)。これだけ長くお金のかかった大作で、芝居を生かしながら少しも遠慮なく力を発揮するプロのみなさん(ワンピース歌舞伎本でいろいろ語っているのでよけい親しみがわきます)。すごいものだと思いました。

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