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時実象一「コピペと捏造」

201806    情報学が専門の時実象一氏による「コピペと捏造」、2016年11月出版と比較的最近の本です。ネット社会における著作権侵害の問題を扱った気楽なペーパーバックかな、と思って手に取ったんですが、そういう本でした。

著者は東大理学部化学科卒、メーカー勤務を経て情報学を専門にするに至ったそうですが、科学の分野での論文捏造などについて調べているうちに(きっかけはSTAP細胞ですかね)、コピペ、剽窃、パクリ、改竄、捏造の実例がたくさん集まったので、まとめてみたとのこと。

小説やノンフィクションの剽窃、ライオン・キングとジャングル大帝レオ、マッド・アマノのパロディ裁判、佐野さんのロゴ登用、佐村河内氏のゴーストライター、村木事件での検察の証拠でっちあげ…と記憶にある事件も多数出てきます。

200ページほどの本で、実例を集めただけ、といった見方もできますが、個々のケースの記述は簡潔とはいえ、これだけ集めてもらうとなかなか面白いです。写真も豊富です。

人間の知的活動は他人のそれの上に乗って発展してきたという面もあり、きちんとした引用がなされていれば、もうちょっと許容されてもよいのでは、といった本音もちょっとすけて見える気がします。とはいっても、著者がウソや盗用を肯定しているわけではありませんが。

ところで印象的だったフレーズは、2chでみつけたというterryさんののツィート。なるほどです。

・バレて困るのがパクリ
・バレると嬉しいのがオマージュ
・バレないと困るのがパロディー

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