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六月大歌舞伎「妹背山婦女庭訓 三笠山御殿」「文屋」「野晒悟助」

2018062    歌舞伎座昼の部です。1つ目は、「妹背山婦女庭訓 三笠山御殿」。2015年の十二月大歌舞伎の通しで見てます。

三笠山御殿の最初の場面は、入鹿(楽善)のところに、鎌足の手紙をを持った鱶七(松緑)がやってくるところ。前回あまり記憶にないのですが、楽善さんが最近見た中ではとてもお元気で、立派でよかったです。鱶七は愛嬌があっていいんですが、とくに、皆が退場した後、くつろぐところがちょっと「矢の根」のような稚気があって面白かったです。

次に入鹿の妹橘姫(新悟)が求女(松也)を追ってやってきます。愛の証を求める求女。新悟が、赤姫の衣装が似合って、きれいでした。

いよいよ時蔵お三輪の登場。時蔵さんが若い町娘って珍しいですが、さすが、「あらすじで読む歌舞伎50選」でも選抜されていた当たり役、おどおどする前半から最後の必死の形相まで、立派なお三輪でした。お三輪をいたぶる女官たちが、息が合ってて、かつ一人一人ちがう意地悪さで面白かった!豆腐屋おむら(芝翫)も、手の所作がきれいなここの大きな人は誰だろう、と思ってたら芝翫。前に見たときは中車で、とうとう女方もと思ったんですが、立ち役からでる役なんですね。

求女実は鎌足の息子淡海のため、鱶七によって命を捨てるお三輪。鱶七も実の姿を現しますが、この装束の松緑がきれいで立派でした。

次は「六歌仙容彩 文屋」公家姿の文屋康秀(菊之助)が、小野小町を求めて女官たちとやりとりします。軽妙で品のある菊之助の軽やかで楽し気な踊り、直前の三笠御殿と同じ装束の女官の面白さ、と見どころたっぷりでした。

そして最後は「酔菩提悟道野晒 野晒悟助」。住吉大社の花見のいざこざを収めた侠客野晒悟助(菊五郎)、同じく侠客の浮世戸平(菊之助)ともめそうになりますが、こちらもうまく収まります。翌日、助けられた扇屋の娘小田井(米吉)が、結婚したいとやってきます。そして直後に、もう一人助けられたお賤(児太郎)もやってきます。しかし悟助は、仁三郎(左團次)と対決することに…。

先月の弁天小僧のためにダイエットしたという菊五郎さん、顔の輪郭がすっきりして、ほんとに往年の美貌をとりもどした感。赤い襦袢に、白で野晒の髑髏を描いた着物をすっきり着こなしたいい男。菊之助も白ではないですが、すっきりした夏向きの着物で、二人並んだところはわくわくしました。

菊五郎さん、仁三郎の手下にいたぶられてじっと耐えるところも見ものです。

そして最後の立ち回り。さすが音羽屋、「音羽屋」と書いた傘を使った見事な立ち回りで。見ごたえがありました。

昼の部は開演から約5時間、野晒悟助の爽快ですっきりした味が、梅雨空を一蹴するような痛快さ、涼しさで、ほんとに楽しかったです。

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コメント

星に願いをさん、コメントありがとうございます。

私も彦亀ってどうなるんだろうと気にしてます。実は亀蔵さんのお顔が好みで、兄弟じゃなくて一人一人もっといろいろな役をやっていただきたいですね。

松也、米吉はきれいで眼福でした。米吉は夜の琴浦もかわいかったですからね。楽日はさらに盛り上がるのでは。楽しんできてくださいね。

またまた見て来ました。私は7日でした。

楽善お父さんを中心に赤白の彦亀兄弟、以前にも書きましたがお二人とも声も良いし台詞回しも上手くてとっても聞きやすいのでもっと長い時間舞台に立ってて欲しいなぁと言うのがホントのところ!

お久しぶりの松也さん、相変わらずお美しゅうございました^ - ^

それからもう一人、米吉君、僕のチャームポイントはこのキリッとした目です!みたいな事を笑いを取る気満々で言ってたのを思い出してニンマリ!
今回は本筋に関係のない重箱のすみ的感想だけでスミマセン。

楽日にもう一度見に行きます!

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