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「モーツァルト!」@帝国劇場

201806      「エリザベート」の作者、クンツェ&リーヴァイの人気ミュージカル「モーツァルト!」です。ウィーンの初演は1999年、日本では2002年の初演以来、何度も上演されている作品ですが、私は今回が初見でした。

才能には恵まれているものの享楽的なウォルフガング・モーツァルト(古川雄大)は、彼を支配しようとする父レオポルド(市村正親)と常にぶつかっています。父と、ウォルフガングの才能を独占したがるコロレド大司教(山口祐一郎)から逃れて、男爵夫人(涼風真世)とウィーンに出たウォルフガング、コンスタンツェ(木下晴香)と結婚し、シカネーダー(遠山裕介)と作ったオペラが成功したウォルフガング、しかし…。

舞台装置が、グランドピアノを模してあったりして、すっきりしかも立体的でいい感じ。衣装は全体的にクラシックですが、ウォルフガングだけデニムはいてたり、現代の雰囲気をちょっと入れていてなるほど、と思います。古川くんすらっとしてるので似合ってました。彼、松田翔太に似てる。ダンスもうまいそうですが、これという見せ場はなくて残念でした。

モーツァルトは山崎育三郎と古川雄大のWキャスト。長身ながら少年ぽい古川くん、このモーツァルトには合ってたような気がします。木下晴香は初めて見ますが、19才とは思えない落ち着いた演技と歌唱力で、これから楽しみだなと思いました。涼風真世はいつもながらの安定感。コンスタンツェの母阿知波悟美もテナルディエ夫人風の欲深ママを熱演。好みだったのはシカネーダーの遠山裕介。さほど見せ場はないながら、野心がきらめく目がステキ。必要ないのに魔笛やったりして、この人がいてよかった。

若くして亡くなった天才モーツァルトって、ほんとにキラーコンテンツ、設定に説明が不要なのは強みですが、他のモーツァルトものと比較しちゃうのが難点ですね。基準がもう「アマデウス」になっちゃうんですよね。

初見のせいか、ドラマの味は薄めな気がしました。ひとつは、ウォルフガングの敵が(敵じゃないけど)父とコロレド大司教の二人だってことですよね。市村さん、ふだんあんなに濃いプリンシパルなのに、大司教が強烈すぎて(出番も多く)、やや印象が薄いです。その大司教、長身で堂々としたたたずまい、似合ったヘアメイクでこれまで見た中でもかっこいいととしか言いようがないのはいいんですが、歌はやはり独特すぎる。あれ、市村さんも似たような歌い方してるよ。アンサンブルはあんなにメロディアスでとってもよかったのに。

それから、あの加藤清史郎君の弟、憲史郎くんが、ウォルフガングの才能を体現する神童「アマデ」で、ウォルフガングの出演場面ほぼすべてに出ずっぱりで、細かい作曲等の演技をしています(さすが兄譲りというかうまい)。冒頭以外セリフなし、なんですが、何だか見ていてかわいそうな感じがしました。子役とはいえ、プロとして舞台に立っているんですから、そう思うのは失礼だとは思いますが、ほんとにこの役 必要ですかね?こういうのを演技と歌で見せてこそミュージカルなのでは?ああ、そういえば「エリザベート」でも死のダンサーとかいたっけ。すいません、好みの問題です。

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