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「リトル・ナイト・ミュージック」@日生劇場

201804lnm 大竹しのぶ、風間杜夫という意外な組み合わせのソンドハイムのミュージカル、「リトル・ナイト・ミュージック」です。オリジナルは1973年という古いヒット作ですが、2009年にキャサリン・ゼタ・ジョーンズとアンジェラ・ランズベリーでリバイバル・ヒットしています。このタイトル、ドイツ語だと「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」なんだそうです。

お話は、弁護士フレデリック(風間杜夫)は若い妻アン(蓮佛美沙子)と結婚して11カ月ですが、怖がるアンとはいまだに関係がありません。息子へンリック(ウエンツ瑛士)は、神学を学ぶ一風変わった青年ですが、アンを愛しています。フレデリックは芝居を見に行って、昔の恋人である女優デジレ(大竹しのぶ)と再会します。デジレの元を訪れたフレデリックは、デジレの愛人マグナス伯爵(栗原英雄)と鉢合わせ。そして…。

複数カップルの恋の行方を描いた、洒落た大人のお芝居です。歌はソンドハイムなので難しく、本当に歌いこなせているキャストは少ないんですが、(いいなあと思っているとかすれたりする)、女性3人、男性2人(ひのあらたさんがいた!)のアンサンブルの皆さんが超うまくて、たっぷり聞かせてくれました。主要キャストがそろって入れ替わり立ち替わりという、2幕の方が面白いです。

風間さんが日生のミュージカルとはびっくり、なんですが、このミュージカル自体がお芝居部分が多くて、キャストもお芝居重視なので、まったく違和感はありません。存在自体が愛すべき人間臭いフレデリックです。…とはいえ、ミュージカル初出演にあたり、「難しい曲はないから」と言われていたそうですが、ソンドハイムをあまりご存知なかったんでしょうね。でもたしかにソンドハイムの中では比較的やさしい歌が多かったとは思います。

舞台では初見の蓮佛美沙子。演技派だとは思っていましたが、年齢的にはアイドルがキャスティングされてもおかしくないところ、こういううまい人がやるとほんとにいいなあと見ていて何度も思いました。おもしろいんだけどかわいくて、ミュージカルじゃなくても舞台でもっと見たいです。

ウエンツくんは歌も演技もよかったし、栗原叔父上も楽しそうに、強引な軍人を演じているし、この迫力は知らないベテラン女優かしら、と思ったら木野花さんだし、安蘭けいはきれいではじけてるし、初見の瀬戸たかの、トミタ栞もとってもよかったです。

しかし何といっても大竹しのぶ。女優であるという華やかさ、かわいらしさ、この恋物語の中心。そして2幕の有名な”Send in the Clowns"。涙を浮かべて歌う大竹しのぶに感動。ほんとにこの数年で見ても、歌がうまくなっていると思います。いつも期待以上のものを見せてくれてほんとにすてき。

欲を言えば、日生でも少し広すぎて、クリエとかプレイハウスで見たい作品でした。

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