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舞踊公演SUGATA「二人三番叟」「雙生隅田川」@KAAT

201803sugata_3     鷹之資、玉太郎が若手舞踊公演として開催してきたSUGATAのチラシをKAATでもらい、行ってみました。自主公演的な会に行くのは初めて、座席数220という小空間で歌舞伎舞踊を見るのも初めてです。

鷹之資の口上の後、玉太郎と二人での素踊り「二人三番叟」。鷹之資はこの春から大学生、玉太郎は1つ下と若い二人ですが、きびきびとした動きは気持ちよく、楽しく見ている間に終わってしまいました。

休憩後はいよいよ「雙生隅田川」。亀治郎が9才くらいのときに、猿之助、菊五郎(班女御前)と共に演じて評判となった演目で、2015年には右團次襲名披露で上演されているので、(見てないですけど)あらすじは知っていたんですが、どんなふうにやるのかなと思っていました。簡単な衣装と舞台装置ですが、お芝居として進んでいきます。

吉田少将のお家乗っ取りをたくらむ常陸大掾百連(尾上菊之丞)、その配下勘解由兵衛(國矢)、陥れられた少将(鷹之資)は正室を物の怪と思って殺したうえ、自分も百連に殺されてしまいます。少将の側室班女御前(藤間勘十郎)の双子の子どものうち、松若丸は天狗(花柳凛)にさらわれ、梅若丸も行方不明に。班女は正気を失ってしまいます。人買いの惣太(菊之丞)と女房唐糸(種之助)のところに売られてきた梅若丸を誤って殺してしまった惣太は元少将の家来、自害して七郎天狗となり、松若丸の行方を捜します…。

あれ、こう書いてくると、主役二人の出番が少なそうですが、鷹之資は奴軍助、玉太郎は小布施主税とかっこいい家来の役で立ち回踊りもいろいろあって大活躍。玉太郎の中間での口上もありました。

鷹之資、ほんとに踊りも台詞も見得も、かなり出来上がってます。お顔は今風のイケメンじゃありませんが(失礼)、正しく歌舞伎道をまっしぐらといった感じですばらしい!これから楽しみです。玉太郎くんもこの先輩についてほんとにがんばっていました。お目目キラキラでかわいかった!

そして宗家・藤間勘十郎さんを拝見するのは初めて。プロデューサー、師匠として舞踊はご自身が目立ちすぎないよう控えめですが、薄物を羽織っただけで化粧もなしでの女方の声も動きも見事、舞踊家なのがもったいないほどでびっくりしました。宗家、体形はけっこう丸くて、下手すればコントですよ、しかしすごい方なんですね。複雑なお話を(演舞場では昼の部まるまる)を2時間の舞台にまとめていささかも飽きさせない構成も見事で、演出家としての才能もよくわかりました。

振付で大活躍の菊之丞さんもいい声、背も高く、なんとかっこよいのでしょう。國矢さんもまた素敵で、この方、あちこちの自主公演や氷艶やニコニコ超歌舞伎等にひっぱりだこなのもうなづけます。お芝居のグレードが上がる感じがしますもの。

そして種ちゃん!袴姿化粧なしでの優しい女房役で、これだけかなと思ったら、、一転ラスボスのかっこよさ!鷹玉と三人そろったところは迫力で、大盛り上がりでした。

二階のサイドに囃子方が並び、京之助さんの義太夫もあり(女性の義太夫は初めてでしたが違和感まったくなく)、この小空間で真ん前で繰り広げられる熱のこもった舞台。前3列のセンターを囲む形で花道様のものを作ってそこでの立ち回りもあったりしますので、中央通路の後ろがおススメときいていたのですが、まさにその通り、おかげで堪能できました。

さすが歌舞伎美人、いいインタビューが載っています。http://www.kabuki-bito.jp/news/4621

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