2019年8月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

« 三月大歌舞伎「於染久松色読販」「神田祭」「滝の白糸」 | トップページ | 「増補忠臣蔵―本蔵下屋敷」「梅雨小袖昔八丈―髪結新三」@国立劇場 »

AKACompany「A Class Act」@シアターウエスト

Aclassact     FBで「あの「コーラスライン」の作詞家、エドワード・クレバンの自伝的ミュージカル」という広告を見て、おお、シアターウエストの小さな空間でその題材とは面白そう、と「A Class Act」に行ってきました。Aがついているのは、「コーラスライン(À Chourus Line)」が、ABC順に並べたときに最初に来るようにAを頭につけているのにちなんだタイトルなんでしょう。

「自伝的ミュージカル」というのはやや違っていて、クレバンの死後、日の目を見ていなかった曲を、友人のリンダ・クラインとロニー・プライスがミュージカル化したというお話です。

クレバン(石井一彰)はブロンクス生まれ、「南太平洋」を見て、ミュージカルに憧れます。コロンビア大を出て、レコード会社のプロデューサーをしながら、金曜日にはミュージカルのワークショップに通っています。そこの講師レーマン(中井智彦)、ミュージカルスターやクリエイターを目指す友人たち(岡村さやか、染谷洸太、福井将太、白鳥光夏)、クレバンを励ます元恋人ソフィ(池谷祐子)。

クレバンはなかなか才能を発揮する機会が巡ってこず、デビー・レイノルズがヒットさせた舞台「イレーヌ」のリバイバルのスタッフとなっても、ケンカしてクビになったりします。しかしとうとう、「コーラスライン」の振付・演出のマイケル・ベネット(染谷洸太)にアサインされて作詞家として参加することとなり、作曲のマーヴィン(福井将太)とやりあいながら、コーラスラインを完成し、トニー賞を受賞します。しかし、コーラスラインのロングラン中、癌に侵されたクレバンは、友人に手紙と歌を残します…。

出演者は誰も知らず、衣装やメイクがナチュラル気味なのもあって、最初は学生演劇のような雰囲気もあったのですが、後で見ると、東宝ミュージカル・アカデミー出身者や劇団四季の方、2.5次元ミューの方。皆さん歌はうまいし、台詞の声がよくて、気持ちいいです。帝劇等でアンサンブルに出てたりしてますが、ソロで聞かせるような実力。

主演の石井くん、繊細な雰囲気がクレバン、のびやかな表情のある歌声もよかったです。。はじめ普通の女の子にみえた岡村さやか、のびやかな歌声に感動でした。そして私好みの癖のある染谷洸太、もっと活躍するの、期待です。

そしてめんどくさい性格もあってなかなか芽の出ないクレバンの不器用さがせつなくて。「コーラスライン」の成功も、作詞のみで、本当は作曲でブロードウェイで活躍したかったクレバン。亡くなったあとの友人たちへの手紙のシーンは、客席も引き込まれて、泣かされました。

初めから、ジョナサン・ラーソンの「チック、チック、ブーン!」と似てるなあと思っていたら、このAKA Companyの第1回の公演は、「チック、チック、ブーン」だったそうです。このカンパニーは、演出の片島亜希子さんが、公演ごとにライセンスをとった海外ミュージカルを上演する集団だそうで、これからも楽しみですね。

レーマンの至言、「ミュージカルは、音楽とセリフの融合だ」「観客を喜ばせるチャームソングが必要!」というのも私的にはツボで、よかったです。

こんなに気持ちの良い舞台、シアターウエストのような小さい劇場なのですから、学生券を除けば、全席同額でいいんじゃないですかね。C列サイドブロックでA席は申し訳なくて。あ、安いチケットも売りたいのか。

« 三月大歌舞伎「於染久松色読販」「神田祭」「滝の白糸」 | トップページ | 「増補忠臣蔵―本蔵下屋敷」「梅雨小袖昔八丈―髪結新三」@国立劇場 »

ミュージカル」カテゴリの記事

ミュージカル(シアター)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: AKACompany「A Class Act」@シアターウエスト:

« 三月大歌舞伎「於染久松色読販」「神田祭」「滝の白糸」 | トップページ | 「増補忠臣蔵―本蔵下屋敷」「梅雨小袖昔八丈―髪結新三」@国立劇場 »