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ドラマ「風雲児たち-蘭学革命編」「監獄のお姫さま」「コウノドリ」

201801_2 元日の夜の、三谷幸喜がオール真田丸キャストで作った「風雲児たち」、期待以上の傑作でした。「解体新書」の翻訳ができるまでのお話です。

理想を追い求めて依怙地になる良沢(愛之助)が武士の雰囲気があり、現実的で柔軟でも真摯な玄白(新納慎也)が坊主頭も似合っていて、二人の対比が鮮やか。彼らを取り巻く人物が全て、脚本のうまさと、力量あるキャストの演技で鮮やかに描かれていて、90分があっという間でした。

表現としても、日本語辞書のない状態での翻訳という地味な作業の苦労を視覚的にもうまく見せていました。とくに「海綿」が秀逸で、以前お化粧用に本物の黄色い海綿を使ったことがあるので、すごく面白かったです。

思い出したのが、子どもの頃見たNHKの「天下御免」。山口崇が平賀源内、坂本九が杉田玄白、仲谷昇の田沼意次、ほかに中野良子が出てたりして、早坂暁脚本のほんとに面白いドラマでした。そこでも、たしか田沼意次は悪役ではなかったと思いますが、「風雲児たち」でも、草刈正雄の意次は全国の経済発展を図る名政治家。そして当時も大好きだった源内を山本耕史が天才ぶりをカッコよく演じてくれました。鉱山開発に関与していたのは初めて知りましたし、源内の歌舞伎作品「神霊矢口渡」は、今でも上演されているのは最近知りました(右近の会でも上演してました)。

ところで、2006年の「決闘!高田馬場」で猿之助(当時亀治郎)と出会った三谷幸喜は、いつか「風雲児たち」の杉田玄白を演じてほしいと、彼にこの原作マンガを送ったとエッセイに書いています。「カメ流」によると、「杉田玄白は亀治郎そのものだ」と。やりたいことはいろんなアプローチでやりぬくところが似てるんでしょうかこれは実現しませんでしたが、同じころ、エノケンの偽物の芝居を、木梨憲武に演じてほしいとも書いていて、それは猿之助で実現したわけです。三谷さんが何を仕込んでいるのか、また次が楽しみです。

2017_2 10-12月期のドラマでは、クドカンの「監獄のお姫さま」。クドカンドラマの常連の小泉今日子、森下愛子、坂井真紀、満島ひかり菅野美穂たちが冤罪の姫(夏帆)のために真犯人(伊勢谷友介) を追い詰めていく話。監獄時代と現在を行ったり来たりしていて、小泉今日子と別れた息子のせつない場面もあったりして、しばらく録画がたまってたんですが、後半一気に見たらやっぱり面白かった!

50才の小泉今日子、小柄なのもあって、監獄や私服のさえないかっこだったりすると、やっぱりちょっとおばさんになったかなあと思うんですが、ふっとすごくきれいで生き生きと見えたりして、その変化がよかった。最終回のラストはとくに美しくて感動でした。菅野美穂もよかったし、久しぶりにたっぷり見た塚本高史(アニだ!って今でも思っちゃう)もかっこよかったです。

2017jpg  もう一つ、「コウノドリ」も全部見ました。前作も評判よかったんですが、見るまでは重いかなとやや敬遠、でも今回見たら、綾野剛も抑えたヒューマンなドクターだし、星野源大森南朋、吉田羊始めペルソナのスタッフが、人気者たちなのにちゃんとそういうお医者や助産師に見えて、ストーリーも原作の力でしょうが、リアルながら救いがあって、見始めたら一気でした。

松岡茉優、あのキャラクターに合っててとても魅力的でした(「あまちゃん」の若手が活躍してるの見ると、いまだに能年玲奈ちゃんを思い出しちゃいます)。あとちょっと気になったのが倉崎先生の松本若菜ですね。クールビューティ。

「リアル」と書きましたが、出てくる夫さんたちがちゃんと妻に寄り添ういい人ばっかりなのは残念ながら現実とはちがうでしょうし、お産の問題で夫婦に亀裂が生まれることも多いと思ってみていましたが、そういうことまで描くと、このいいドラマのテーマがぼやけるし、見ている方もつらいので、私はこれでよかったと思います。メインキャストが散り散りになったラストですが、続編もあるといいな。

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