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「スーパー歌舞伎IIワンピース “偉大なる世界」とワンピース歌舞伎2回目(追記・猿之助ワンピース写真展)

Photo   ワンピース歌舞伎の写真集・メイキングの2冊組の本、「スーパー歌舞伎IIワンピース “偉大なる世界(グランド・ライブ)」が、発売されました。四代目猿之助さんとしては、もともとのファンが一巡した2カ月連続公演の2か月目に、写真とスタッフのインタビュー満載の本を出版する、ということだったんでしょうが、ご存知の通り、開演わずか4日目の事故で、猿之助自身は出演できない事態に。

猿之助、右近を両方見ようと何回もチケットを取っていた人の中にはリセールに出す人もいて、そうした中、タンバリン交換や猿之助のカーテンコール登場等、話題には事欠かないワンピース歌舞伎再演となりました。

しかし、右近ルフィ、若くて純粋で元々ルフィのキャラに合っているうえに、女方は絶品。3時間奮闘した後でもツヤツヤのお肌のハンコックは美形女形です。そうなると、芝居自体の骨格の確かさやエンタテインメント性が、否応なく四代目の演出の凄さを感じさせる舞台になっているわけで、このメイキングブックが、面白くないわけはありません。

お芝居というものが好きな私にとっては、脚本、衣装、舞台装置、照明、音楽…、のプロの仕事を語るインタビューは本当に興味深く読ませていただきました。一流のプロである彼らの力を最大限に引き出す歌舞伎役者猿之助。出るか出ないかなんて、この作品の価値には関係ないとさえ思えます。

そして、猿之助と尾田栄一郎、北川悠仁の対談がたっぷり載っているんですが、猿之助の歌舞伎以外の人に歌舞伎の表現や特徴をわかりやすく理路整然と説明する能力には感心します。例えば、歌舞伎と普通の演劇の違いはときかれて、「すべての所作が美しいことです」と言うんですよ。そういえば、「LIFE」のときも、コントの後のトークがとても面白かったですね。

かと思うと、竹三郎さんが、以前公演中に体調不良で倒れたときの、猿之助の親身になっての優しさのエピソードを語り、「四代目さんのなさることなら何でも力になってさしあげたい」なんておっしゃるんですよ。お二人の共演は大好きなんですが、そういう絆があったんですね。

そしてこの本を読んだ直後に、再演2回目の観劇日がやってきました。代役もほぼ1カ月、すっかりルフィを自分のものにしている右近。初演よりはるかに存在感と安定感を増している巳之助、隼人、そしてナミとサンダーソニアとサディちゃんを楽し気に演じて輝いている新悟。

今日は休日マチネとあって、小学生くらいのお子さんも多く。コミックを知っていればこそのセリフでたくさん笑いが起きていました。

元は、猿之助の歌舞伎シャンクスが見たくてとった「麦わらの挑戦」チケット、猿之助さん自身がいなくても、とっても満足でした。2回目の大手術を終えた猿之助さん、どうか、順調に完治されますように。

(追記)

Photoその後、お茶の水のエスパス・ビブリオというブックカフェで開催されている、「市川猿之助ワンピース写真展」に行ってまいりました。

広いカフェ(壁はぎっしりと本!ゆっくり来たいものです)の壁に、引き伸ばした猿之助のルフィ、ハンコックの写真!生き生きとしたルフィの表情、目力、そのシーンを思い起こさせる迫力。実はルフィは若く初々しい右近の方が合ってると思っていた私ですが、これを見ると、演舞場初演時よりさらにこの役の真髄をつかんだような猿之助ルフィを見たいと思わずにはいられませんでした。

奥の落ち着いたコーナーでは、立派なアルバムに、応援寄せ書きが。私も書かせていただきました。

そして、たくさんのポストカードを、1枚162円で売っています。舞台写真よりサイズは小さいですが、美しい写真ばかりで、狐忠信、勘平、シャイロック等買いました。

さらにはですよ、第8回亀治郎の会のパンフレットが積まれていました。パンフレットといっても、ハードカバーの本で、厚い紙にたくさん写真が載っているので、これはいい、と買ってきました。

持っていないファンの方。これはもう貴重なものですよ!発行日は2010年8月、この年の浅草新春歌舞伎から始まった猿之助襲名へのカウントダウンが始まっているのが、よくわかります。演目は四の切初演ですし、2代目、3代目と同じ役の写真が見開きで並んでいたりします。なぜ外部の俳優(福士誠治等)と新作歌舞伎「上州土産百両首」なんかやるんだ、と言われたようですが、3代目ほか名優たちが演じた作品。

3代目やスタッフ、蔵之介さんや浅野和之さんのコメントもあり、何より4代目自身の短いながら彼らしいエッセイが多数載っていて、買えてよかった!(しかも540円)と思いました。

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