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「嵐が丘」@WOWOWライブ

Photo_2     堀北真希のキャサリン、山本耕史のヒースクリフで2015年に日生劇場で上演された「嵐が丘」の再放送です。チラシ見て興味は持ったんですが、ミュージカルじゃないしね、と行かなくてちょっと後悔した舞台でした。

原作の小説を読んだ中学生のときには、なぜお嬢さんのキャサリンがそんなにヒースクリフに惹かれるのかわからず、題名のとおり荒涼とした雰囲気の話だなと思った記憶があります。「ガラスの仮面」の劇中劇は、子役を演じたマヤが激しく魅力的で、大人を食ってしまうという話でした。

堀北真希、このときほんとに美しい(本当はこの放送の前後のインタビューのときの方が透明感があってきれい)、「映像では絶対に私には来ない役柄」と言う通り、柄ではないんでしょうが、技巧でなく体当たりでキャサリンを演じています。

山本耕史はさすが、舞台での美しさ。この舞台、エドガー伊礼彼方やヒンドリー高橋和史も素敵なんですが(ともに的確に好演)、影のある豊かな表情、オーラはひいき目でなくとも凄みがあります。とくにキャサリンが赤いドレスで帰って来た時の表情!キャサリンと同じくらいの歳というのにも無理がない(さらにひいき目)。

堀北真希は、インタビューで、山本耕史と戸田恵子は、最初から役として完成していて、演出の指示に従ってアレンジする程度だったのに驚いたと言っていますが、そういう人なんだと思います。「メンフィス」で耕史と共演している濱田めぐみも、「現場での判断が早くて的確」と語っています(まるで猿之助と言われていることが同じ)。

その戸田恵子、彼女にあて書きしたようなぴったりの役で、出ずっぱりで複雑な物語を語ります。彼女の明るさや強さがなかったら、この物語はずっと荒んだ雰囲気で息がつまったでしょう。ほかに、ソニンのイザベラも熱演でしたし、召使の小林勝也もよかったです。

子役がかわいらしく(ちょっと上品すぎるくらい)、回想シーンは大人がアテレコしたりして、時の流れの描き方がうまくて感心。演出は誰、と思ったら、G2さんという方です。かなりの力量と思われますが、なに、ジーツーって。どんな方なんでしょう。

芝居の後半のキャサリンの死後は、ヒースクリフが荒れているばかりなのでちょっとやりきれないんですが(墓のシーンはリアル)、ラスト近くの瀕死のキャサリンとの回想で盛り上がります。

この大変な舞台で1カ月、なれそめには十分ですね。

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