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四月大歌舞伎「醍醐の花見」「伊勢音頭恋寝刃」「熊谷陣屋」

2017_2  四月の歌舞伎座、昼の部です。1つめは、「醍醐の花見」。

秀吉(鴈治郎)の妻たちが花見をしつつ、次々と舞います。おね(扇雀)、淀(壱太郎)、三条(右近)、松の丸(笑也)、利家妻まつ(笑三郎)。おねを敬いながらも、小競り合いする女たち。みなさんキレイで華やかで眼福。歌昇、種之助、萬太郎の若手もしなやかに舞います。歌昇君表情がいいわ。

秀吉が登場し、皆が去った後、現れたのは死んだ秀次の霊。この大柄な、キレイな顔の役者は誰(青隈だったので)、と思ったら、松也でした。そこへ三成(右團次)と僧義演(門之助)がかけつけて、秀次を追いやります。右團次さん、今月これだけってもったいない(笑也さんら澤瀉屋の方々も)。

2つめは、楽しみにしていた初見の「伊勢音頭恋寝刃」。

盗まれた名刀青江下坂とその証書折紙を奪い返そうとする家老の子息万次郎(秀太郎)を助ける福岡貢(染五郎)が、遊女屋油屋でその名刀で仲居万野(猿之助)たちを斬りまくるという話。

通常は油屋の場面だけが出るそうですが、今回は追っかけから。丈四郎(橘太郎)と大蔵(橘三郎)を、奴林平(隼人)が追いかける楽しい場面ですが、隼人が奴って、こんなにスラリとした、足の長い二枚目の奴っていましたっけ。

秀太郎さん、初めて見る立ち役。声が高くてかわいくて、みんなに大事にされている様子。恋仲のお岸(米吉―かわいい!)ともいい感じでした。

染五郎の貢はもちろんすっきりしたいい男、意地の悪い万野、いかにも道化役のお鹿(萬次郎)とのやりとり、観客が引き込まれてふーっと静かになる瞬間があって、面白かったです。貢と恋仲のお紺(梅枝)の縁切り場も熱が入っていて、ぐっときました。

主要な役どころが面白く、この演目すごい好みです。またほかの配役でも見てみたい。とても満足したので、もう帰ってもいいやと思ったくらいでした。

その3つめは「熊谷陣屋」。忠義のために子供を犠牲にする話ですね。寺子屋盛綱陣屋ときて、これでコンプリート(!)。

幸四郎さんの熊谷直実、スケール感、セリフ回し、さすがです。僧形になってからもしみじみとしたいい味。ほんとに、幸四郎さん、吉右衛門さん、仁左衛門さんが一線をひいたら、こういう役はどうなっちゃんでしょうね。

直実の妻相模が猿之助、あの万野を楽し気に演じた20分後に、子を亡くす義太夫狂言の悲劇の妻役なんて。藤の方高麗蔵、義経染五郎(今月は、昼も夜も一番大活躍)、弥陀六左團次。左團次さんのこういう化粧の役は珍しく、人間味があふれていてよかったです。

ところで舞台写真、奴道成寺の猿之助のドヤ顔のドヤ度がイマイチで、やめときました。もっとドヤ―ってやってるはず。松也の秀次と、右團次がやっぱりきれいでした。

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