2019年8月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

« NODA・MAP「逆鱗」@プレイハウス | トップページ | 大竹しのぶの「ピアフ」@シアタークリエ »

シネマ歌舞伎「棒しばり/喜撰」

Photoシネマ歌舞伎の故三津五郎特集ともいうべき舞踊の2本立て、いつも東劇で見ますが、これはシネコンでも上映されるということで行ってまいりました。やっぱり座席がゆったりして傾斜があって見やすいです。

1本目は、三津五郎、勘三郎、彌十郎の「棒しばり(平成16年4月)。

彌十郎の主人の留守に、縛られながらも協力して酒を盗み飲み、舞を舞う太郎冠者と次郎冠者の二人。大きな彌十郎に対して、同じくらいの背格好、年恰好の明るいお二人は好一対で、本当に楽しそう。さらに確かな踊りの技量、表現力も素晴らしい。そして勘三郎さんの愛嬌、お客さんも笑ったり拍手したり。

私は平成25年の三津五郎、勘九郎の棒しばり を見ています。二人の身体能力に驚嘆し、たいへん楽しかったのですが、この朋輩という感は、やはり、勘三郎さんとの方が格別で、かけがえのないものと思いました。勘三郎さんという盟友を失ったときの三津五郎さんがどんなに悲しかったか、そしてこの二人を失ったことが歌舞伎界にどれほどの損失であったのか、楽しみながらも悲しくなりました。

2本目は三津五郎さんの絶品と言われた「喜撰」(2013年6月)。六歌仙の一人、喜撰法師という設定ですが、坊主のくせに花見とお茶屋に遊びにきて、茶汲み女お梶(時蔵)に言い寄りますが、振られます。そこに庵の弟子たちが迎えに来て、みんなで踊って幕。

舞台には三味線など鳴り物と義太夫のみなさんが桜の裃で勢ぞろいしていて華やか。義太夫の文句はほとんどわかりませんが、録画が新しいせいか、音がよく、唄もたいへんけっこうでした。

坊主姿、けして派手だったりかっこよかったりはしないのですが、気楽な、楽し気な、軽やかな舞踊が魅力的。さすが三津五郎家の家の演目です。時蔵さんは、茶汲み女にしてはちょっと立派すぎるのですが、やはり決まっています。

最後は、坊主たちの勢ぞろい。秀調、亀三郎・亀寿兄弟は台詞のみで踊りませんでしたが、三津五郎の息子であるみっくん巳之助のほか、松也、梅枝、歌昇、萬太郎、壱太郎、新悟、右近、廣太郎、種之助、米吉、廣松、児太郎、鷹之資と、今勢いのある若手が集結して、踊ってくれました(名前は公式サイトからとったもので、見ているときはあれ、壱太郎?新悟?知った顔ばかりかも、と思ったんですが、見たことないのはたぶん鷹之資だけでした)。

三津五郎さん、この若手たちに一生懸命けいこつけたんでしょうね。舞踊の面での三津五郎さんの魅力があふれる、好企画のシネマ歌舞伎でした。Aterui_chirashi_s_3

映画館に、6月のシネマ歌舞伎「阿弖流為」のチラシがありました。やっぱりこの演目、ビジュアルが超かっこいい!映画で見ると長すぎる気がしますが、もう1回見たいかな。



« NODA・MAP「逆鱗」@プレイハウス | トップページ | 大竹しのぶの「ピアフ」@シアタークリエ »

歌舞伎」カテゴリの記事

映画」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: シネマ歌舞伎「棒しばり/喜撰」:

« NODA・MAP「逆鱗」@プレイハウス | トップページ | 大竹しのぶの「ピアフ」@シアタークリエ »