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「通し狂言 小春穏沖津白浪―小狐礼三―」@国立劇場

Kogitunereiza新年の初観劇は、国立劇場の菊五郎劇団の通し狂言 小春穏沖津白浪(こはるなぎおきつしらなみ)―小狐礼三―」です。河竹黙阿弥の作を、木村錦花の改訂を経て、平成14年に138年ぶりに通し狂言で上演したものの改作だそうです。

将軍家に献上しようとした「胡蝶の調合」を盗まれる若殿さま数馬之助(梅枝)、その恋人傾城花月(右近)、これを盗んで主家を陥れようとする家臣一学(亀蔵)、胡蝶を手に入れる、狐の妖術をあやつる盗賊礼三(菊之助)、女盗賊お才(時蔵)、二人と義兄弟の契りを結ぶ駄右衛門(菊五郎)、ほかに團蔵、亀三郎・亀寿、萬次郎、萬太郎、橘太郎。

もともと河竹黙阿弥は、「白浪物」が得意、七五調の台詞が美しいと有名ですが、その良さを最大限に生かし、現代の観客が楽しめるような効果や舞台装置、テンポを工夫した通し狂言を、脇役に至るまで目配りの効いた演出でやるのですから、面白くないはずがありません。三人吉三を思わせる駄右衛門らの契りの場面もわくわくします。

菊五郎劇団のみなさん、声はいいわ、動きはきびきびしているわ、何よりお芝居の中での役割をきっちり果たす統一感が素晴らしいです。もちろん、舞台の構成は、菊五郎さんが緻密に演出しているのではと思います。

みどころはなんといっても菊之助の狐。もう何やっても美しいのに、狐の所作がまたたまらない。右近の傾城もたっぷりと美しく、梅枝の若殿様と好一対でした。橘太郎が、狐に騙されるコミカルな役で大活躍。お正月らしいギャグもあったりして、ニコニコさせてくれました。

監修の菊五郎さんは、「お正月の公演なので、お客様がご覧になってスカッとして、今年も歌舞伎を楽しもうという気持ちになっていただけるような芝居にしたい」と筋書に書いていますが、ほんとうにその通りで、ちょっとサービスが行き届きすぎな感がありつつも、やっぱり歌舞伎はいいなあ、と思いました。

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