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「モンティ・パイソンのスパマロット」@ACTシアター

Spamalot 2012年の初演を見逃してだいぶ後悔した「モンティ・パイソンのスパマロット」の再演です。その名の通り、モンティ・パイソンの、アーサー王と円卓の騎士を描いた映画「ホーリー・グレイル」を原作とするミュージカルで、ブロードウェイの初演は2005年、トニー賞の作品賞や女優賞をとっています。日本版の演出は福田雄一、昨年の「フル・モンティ」でこなれたコメディを見せてくれた人ですから、期待も大きかったわけです。

いやー、面白かったです。ブロードウェイものをこんなに好き勝手なお笑いにしていいんですかね、ってくらい。たとえるなら、豪華な衣装やセットでドリフターズのコントをやって時々歌やレビューが入るような感じ。ふざけすぎて、上演時間も3時間たっぷりでした。

キャストは実力も気合も充実した適役がそろい、みんな熱演でした。

アーサー王のユースケ・サンタマリア。ブロードウェイのオリジナルキャストは、「ロッキーホラーショウ」のフランクフルター博士役のティム・カリーですから、だいぶ重量感はちがいますが、脚色はユースケのキャラクターを生かしていて、個性的なキャストに対して普通のいい加減なアーサー王になっていました。

きれいで歌もうまいのに、大マジメにふざけていたのが湖の女王の平野綾。なかなかここまでできる女優はいないかも。舞台を見たのは初めてですが、お気に入りになりました。

「フル・モンティ」で初めて見て驚いたムロツヨシ、その後NHKの「LIFE」などでも活躍していましたが、今や、何やっても面白いし、よく見るとかわいいんですね。

そして皆川猿時。この人の舞台での破壊力というか、すべて持っていくバズーカ砲的な存在感はすごいです。1日2回公演だいじょぶかってくらい。

感心したのが「あまちゃん」にも出ていたアーサー王の従者パッツィ役のマギー。小柄な体に山ほど荷物を担いで、けなげに馬の音をココナッツで鳴らすパッツィ。動きの表情が大きく見ていて楽しかったです。見せどころのソロナンバーはあの「Always Look on the Bright Side of Life」でタップダンスもすごくがんばってました。

池田成志もランスロット卿のほかフランス兵士などの重要な役どころ。強烈なキャストの中でも負けずに濃い顔で存在感を放っていました。

高い声と臆病キャラがお芝居の最初の方のシーンから笑わせてくれた貴水博之、長身の美形なのに妙におかしい雰囲気をつくっていた松下優也の二人も大活躍。

アンサンブルも、特に女性陣は、とくにスタイルがよくてダンスのうまい人がそろっていたように思います。主要人物が地味な衣装の男性なので、ダンスシーンは、意味なく露出の多いレビュー風で、「ミュージカル」を見に来た観客へのサービスになっています。名作ミュージカルのパロディシーンもあって、笑えました。

衣装は、ワールドツアーのものを買ったそうで、とっても豪華。小道具もよく見ると凝っています。ミュージカルで感動したいという方にはおすすめしませんが、こんなに壮大なお笑いの舞台はまずないという意味では必見です。

Dsc_0941 題名にちなんで、スパムさんがスポンサーについているらしく、スパム缶のディスプレイやスパムの着ぐるみがいたり、かわいいレシピ本を配ってたりしました。モンティ・パイソンのおかげであの「スパム・メール」の語源にもなってしまったスパム。バーで売っていたスパムおにぎり食べたかったな。

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