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「通し狂言 南総里見八犬伝」@国立劇場

Dsc_0900「南総里見八犬伝」といえば、NHKの人形劇「新八犬伝」を毎回楽しみにしていたのを思い出します。伏姫、玉梓(たまずさがおんりょう)、さもしい浪人網干左母二郎、妖婦舟虫、浜路、そして犬塚信乃、犬飼現八らの八犬士のキャラが立っていて、派手な話の展開が面白かったです。で、新春の国立劇場の通し狂言「南総里見八犬伝」に行ってまいりました。Hakkenden_453x640

ご存知のように原作は馬琴の超長編小説ですから(「新八犬伝」も2年放送していたそうです)、かなりはしょらなくちゃいけないのは致し方ないですが、それでも、場面ごとに、犬の文字を名に持つ八犬士たちが、牡丹の形の痣と、仁、義、礼、智…の玉をみせっこして絆を確認するところがやっぱり八犬伝だなあとうれしかったです。

菊之助が、犬塚信乃(人形劇でもすごく好きだったキャラ)で、美形の主人公です。松緑が、網干左母二郎を色悪っぽく演じた後で、勇ましい犬飼現八(ほほの痣がチャーミング)、をきびきび演じて、楽しませてくれました。二人の対決の場は、追手の衣装の色彩もきれいで、若さがあふれててとってもよかったです。

小文吾と壮助はきれいな口跡も顔も似ているなあと思ったら、亀三郎と亀寿の兄弟だったんですね。大角の萬太郎もきれいなお顔で、左近くんもかわいらしかったです。

八犬士のあと二人は女装で剣の舞を踊る毛野の時蔵と、火遁の術で舞台を派手にする犬山道節の菊五郎。嵩高い迫力ある道節の菊五郎さん、持ち役は信乃だったのが信じられませんが、刀売りの場面は「助六」を思い出しました。

浜路の養父母、團蔵と萬次郎のコミカルなシーン、敵役扇谷定正の左團次はさすがでニコニコしちゃいました。

ぐっとくるドラマチックなシーンはさほどないのですが、題材のわりには軽妙な仕立てのシーンも多く、八犬士の勢揃いも華やかで、予想外の派手なシーンもあって、気楽に楽しめるお正月の歌舞伎になっていました。これまであまり見たことのない役者さんもチェックできて、ちょっとお得感のあった1日でした。






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