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シネマ歌舞伎「らくだ/連獅子」

Rakudaこれが見たい~でもこの時間でしか見られない~ってことで、引き続き休日に東劇に通っております。今回は開演直前の窓口が長蛇の列で、しかし窓口では指定席をひとつひとつ売るので焦りました。しかもお客さんが多く、満席ギリギリで(一番前の席)、危うく入れないところでした。よかったー。

今回の1本目、「らくだ」(2008年8月)は落語を歌舞伎にしたもの。ふぐに当たって死んだ長屋の馬太郎(亀蔵)の友達の無頼の半次(三津五郎)は、たまたまやってきた屑屋の久六(勘三郎)を使いにして、大家から酒や料理を出させようと、「出さないなら死人にカンカンノウ」を踊らせると脅しますが、大家は断ります。そこで馬太郎の死体をかついで大家の家に…。

勘三郎主演ですが、三津五郎も大活躍。きっぷのいい三津五郎と、小心者の勘三郎の二人のやりとりが、息が合っててお芝居の楽しさを堪能します。そして、亀蔵の死体!亀蔵さんて大きいので重いと思うんですが、死体っぽさを失わずに、その動きのおかしいこと。背負う勘三郎に顔をつけるところなど、ひやりとする感触がつたわってくるようでした。お客さんたちも涙を流して笑ってるんじゃないかと思えました。

そして大家の女房の彌十郎。あの威丈夫が女房役なんて(歌舞伎って宝塚の男役のように女形が固定的じゃないんですね)。その彌十郎さんのうろたえぶりが激しくて、上り口から落ちたのはどうもハプニングだったような…勘三郎も遠慮なくゲラゲラ笑ってます。まじめそうな大家が亀蔵のお兄さんの市蔵なんですが、持ち味が違っててへーと思いました。

大家からせしめた酒を飲む半次と久六。最初は遠慮していた久六が、酒飲みの本性を現してくるのが、いかにも落語の話らしく、ひと山ありました。

(その後、2016年に染五郎・松緑・亀三郎で、2017年に中車・愛之助・亀蔵で見ています。楽しい演目!)

Renjisiもう1本の勘三郎、勘九郎、七之助親子の「連獅子」(2007年7月)。

私、この演目ってただ右の衣装で踊る舞踊ものだと思ってたんですが、1時間近くあるものだったんですね。

最初は狂言師ということで、勘三郎親子が踊ります。真面目な顔の勘三郎もきりっとしていて素敵、複雑な振りを3人が一糸乱れずすごいなあと思って見ておりました、が、獅子が谷に子を落として…という、語りってありました?そして子獅子が帰ってこないので親が心配して、その勘三郎の表情が見事で…という、どのレビューでも言及されているシーンの記憶がないんです。ありゃ。そっくり寝てた?

それから日本から中国に勉強しに来た僧にふんした亀蔵と彌十郎が、狂言のようなかけあいをします。ああ、亀蔵さんはすぐにも狂言師になれるな(彌十郎さんもうまいんですが、亀蔵さんの声が朗々と通るので)と思いながら見ていたのですが、後半またちょっと記憶がとんでいます。謡のリズムが心地よいというか、土曜日のマチネ時間帯はこれがあるからなー。

お獅子になった3人はじっくりみました。写真でもわかるように、すらっとした、持ち味のちがうよい息子二人と踊る連獅子、さすがでございました。

こういう風に見て行くと、好きな役者さんや演目ができてきますね。歌舞伎座杮落としの4月公演、第1部は勘三郎組といってよいような俳優さんが出てて、しかも熊谷陣屋、とればよかったなあと今さら後悔していますが、もちろん、チケットは完売のようです。

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