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映画「ホビット― 思いがけない冒険」とトールキンの原作「ホビットの冒険」

Hobbit 新春早々、IMAX3Dで、映画「ホビット― 思いがけない冒険」を見てきました。
「ロードオブザリング」3部作で、世界中の「指輪物語」ファンの期待を裏切らなかったピーター・ジャクソン監督とスタッフが、今回さらに映画作りの腕を上げて全力を尽くしたという感のある作品でした。

思えば、「ロードオブザリング(以下「指輪」)3部作のレンタルが開始され、続きを待たなくてよくなったので、借りて初めて見たのが2004年頃。子どもが少し大きくなって、DVDとはいえ、3時間の大作を見る心の余裕が出てきた頃だったんだと思います。原作者トールキンの雄大な世界観と、フロドやアラゴルンなどぴったりのキャスト、見たことのない雄大な自然を生かしたカメラワークに魅了されて、各4枚組のエクステンディッドエディションのDVDまで買い、毎日のように見てました。原作の「指輪物語」の熱心なファンの方の詳しいブログ「The Wind of Middle Earth」 でもいろいろ勉強させていただいたものです(現在も続いていて、再び指輪ファンで盛り上がってる!うれしい!)。

当然のように、「指輪物語」を追補版も含めて全巻読み、「指輪物語完全ガイド」という本も読み、そして、「指輪」の前の時代の前の物語「ホビットの冒険」も、映画の映像を思い浮かべながら読んだのでした。

さて、いつも以上に前置きが長くなりましたが、その「ホビットの冒険」3部作の第1話。懐かしい、ホビット庄のビルボの家から話が始まります。ホビットのビルボは、居心地のいい家で、おいしいものを食べて安楽に暮していますが、魔法使いガンダルフに選ばれて、ドワーフの故郷エレボールと恐ろしい竜のスマウグに奪われたアーケン石を奪い返すために、13人のドワーフたちの旅に加わります。その後は、過酷な冒険に次ぐ冒険です。ビルボも恐る恐るながら大活躍。「指輪」につながる登場人物やシーンが出てきて、わくわく。

そして、ゴラムとのシーン。この映画の中では独立した部分という印象が強く、まったく予備知識のない方は、唐突で不思議な感じさえすると思うのですが、ビルボとゴラムの演技がすばらしく、演劇的な緊張感があって、私は息もつかずに見てしまいました。ゴラムのアンディ・サーキス、エンディングロールで第2班の撮影監督なの、すかさずチェックしましたよ。

パンフレットをみると、プロダクションノートに子ども向けのお話しである「ホビットの冒険」ののどかさを保ちながら、「指輪」の追補版にある、その前史としての意味づけを加えた、とありますが、まさに映画の印象はそういう感じでした。

指輪の主なキャストがそのままなのがとってもうれしいです。ビルボ役のフリードマンが、老人のビルボのイアン・ホルムにそっくりなのは、「MIB3」のKみたいです。フロドのイライジャ・ウッドは出番は短いですが、表情が深くなっている気がしますし、「指輪」から10年たったのに、ガラドリエルのケート・ブランシェットはエルフの女王の貫録と美貌をスケールアップしたような感じです。

「指輪」では人間、ホビット、エルフといろいろいる中で、ドワーフのギムリは頑固で頑丈で直情的だが情に厚いという、ドワーフらしい人物として描かれていましたが、「ホビット」では、一行はガンダルフとビルボの他はドワーフばかり13人なので、もう少し一人ひとりの個性が明確です。リーダーのトゥーリン・オーケンシールド(リチャード・アーミテージ)は、凛々しく、少し背が高く、ドワーフっぽくありません。

キーリ(エイダン・ターナー)は若くて美形(彼は、「指輪」でデビューしたオーランド・ブルーム的にブレイクするかも)!ドワーフたちの中には、ギムリの父グローインがいるのですが、私はその設定を忘れていて、あれ、ギムリ(←その名も忘れていた)はいないんだっけと探してしまっていました。3部作なので、12人を無理に全員紹介せず、今回目立ったのは、トゥーリン、キーリのほかバーリンくらいでしょうか。これから徐々に各人の見せ場があるのでしょう。

ガンダルフのイアン・マッケラン、ケイト・ブランシェット、老ビルボのイアン・ホルム、サルマンのクリストファー・リー(なんと御年90歳!)ら、イギリス、オーストラリア、ニュージーの、英国流の格調高い演技が身についている実力派俳優ばかりで、映画全体の世界観に、統一感があります。

「ロードオブザリング」はDVDから入ったので、大画面で見られなくて残念だと思っていましたが(それでも「王の帰還」だけリバイバル上映で見ました)、こちらはスクリーンで堪能できそうです。

(追記)

「ロードオブザリング」が日本の映画ファンにも熱狂的に受け入れられたためか、本作自身ンはさほど話題になっていないように思うのですが、(「レ・ミゼラブル」がすごかったからでしょうか)、特設サイトが面白いですね。

映画.comの「ホビット」特集

yahoo映画の「ホビット特集」

「ホビット」公式サイト

(追記その2)

お正月にこの映画を見たら、割引券をもらったので、もう1回見てきました(←2回見るのはすごく珍しい)。

最初のドワーフの歴史のシーンの王様とトゥーリン、バーリンの顔がよくわかったり、宴会のシーンでのドワーフのキャラがわかったりというのはありましたが、トロルの面白いシーンはより面白く、ビルボとドワーフのしんみりするシーンは泣くほど感動的、上記にもあるゴラムとビルボのシーンは2度見てもやっぱり素晴らしく、ほんとによかったです。

第2弾、第3弾が楽しみです。

(追記その3)

Hobbit_book_2本棚の「ホビットの冒険」、引っ張り出して読み直しました。このバージョン、厚めのハードカバーで、ひらがなの多いところが、ちょっと子ども向けのファンタジーなんですが、発刊当時の挿絵つきの、雰囲気のある本です。

居心地のいい家と美味しい食事が大好きなビルボ、ほんとにがんばります。

大人になってから読んだせいか、ラストの方、ずいぶん忘れていました。ああー、こうなっちゃうんだ。映画の後も、一行はたいへんな冒険をします。これからの登場人物や舞台もさらに楽しみ。

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