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西原理恵子「画力対決」

西原理恵子、知ってる人はよく知ってるけど、知らない人は全然知らないと思いますが、私はかなりはまってる人です。

5136dzyj0yl__sl500_aa300_ 初めて買ったのは「できるかな」の文庫本でした。それから、「できるかな」「鳥頭紀行」「アジアパー伝」シリーズ、伊集院静とのコンビ、「ぼくんち」、「パーマネント野ばら」、「ものがたり」三部作、「人生1年生」、そして「毎日かあさん」。鴨ちゃんの遺作「お家にかえろう」まであります。

私は抒情的な作品(映画の原作になってる「ぼくんち」や「パーマネント野ばら」)より、エッセー系の方が全然好き。それらのすごいところは、なぜか何回読んでも飽きないことで、寝る前に、手持ちの本を順繰りに読むのが習慣になっています。1日の終わりに、あの色鮮やかなサイバラの本を読むと、いろんなことを忘れて、頭の中がニュートラルになって、すごくぐっすり眠れます。不眠症の人にお勧めしたいくらい(ほかに睡眠薬替わりのマンガは「聖おにいさん」)。

「人生1年生」でくらたまが言ってました。「このジャンルで抜きんでて売れているのは、抜群のネームのキレと、マンガ的表現のうまさがあるから。絵も下手と言われているけどうまい」。

なるほど(さすがくらたま)。多作なのでたまにネタが被ってることがあるのはしかたないとして、なんか1コマの密度が濃いってことですね。

そして体を張って描くアジアの国々のこと。

ランチでたまに行くベトナム料理店に、ガパオライス(しかもフォー付き)があるんですが、ごはんも挽肉もたっぷりで、その上に半熟の目玉焼きがどーんとのっています。それを食べるたびに、サイバラの本に描かれていた、ゴミ拾いを1日やった子どもの食べる、豚肉と目玉焼き4分の1を乗せたごはんのことを思い出したりします。

鴨ちゃんが亡くなった時の「毎日かあさん」は、何度読んでも泣けます。あの、かっぽう着の後姿がほんとに悲しかった。で、「夫を見送って、働いて、子どもを育てて…世界中の女がやっていること」というセリフに(ちょっとちがってるかも)、ジーンとしました。

51rllnfszl__sl500_aa300_ で、これからどうするのかな、と思っていたら、元気いっぱいに仕事をしまくってくれています。「画力対決」は、「人生1年生」でちょっと出ていてそれなりに面白かったけど、単行本になったこちらは、マンガで綴っていて、2度おいしい感じ。

福本なんとかさんとか、とがしなんとかさんとか、くるねこさんとか、知らない人もいますけど、藤子不二男A、松本零士、ちばてつや、竹宮恵子、浦沢直樹、国友やすゆき、江口寿史と、大御所、売れっ子、過去の人と盛りだくさん。感心したり、意外だったりの絵も面白いけど、マンガも乗っててすごく面白いです。「首寝ちがえ三人衆」はたしかに前から絵がちょっとへんだな、って思ってましたけど、さくらももこや柴門ふみまで呼び出しかけて、実現したらと思うと、わくわくしちゃいます。

サイバラ、よく自分の年をネタにするけど、年の割には若くてかわいい。新作、楽しみにしてるからバンバン描いてね。

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