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文藝別冊 萩尾望都  少女マンガ界の偉大なる母

萩尾望都のムックってやつです。

61epf9hil0l__sl500_aa300_ 今までなかったのか、って思えるような、萩尾望都の生い立ちを語るロングインタビューや、家族のインタビュー、デビュー作ほか貴重な初期の作品、それから、松本零士、永井豪、小松左京、恩田陸、山岸涼子といったそうそうたるマンガ家、作家の寄稿(ただし竹宮恵子のがないのは何故?)。あー、長年好きだったし、断片的には知ってたけど、こんな風に漫画家になったんだ、と夢中で読みました。

子どもの頃、少女コミックが大好きで、毎週買ってました。萩尾望都、竹宮恵子、大島弓子。小説もたくさん読んでいたけど、彼女らの独特の世界と美しい絵はまた別の陶酔。あの絵に比べたら、最近の少女マンガの絵って単調じゃないですか? この絵を見ただけで、天才だということはわかりそうなのに、漫画家になることを反対した両親との葛藤は、気の毒です。それを乗り越えて、数々の傑作を生み出した萩尾望都さん。

しばらく離れていて、知らない作品もたくさん出ていたので、これを機会にまた読みたいと思いました。ちょっと前にPerfect Selectionを少し買い集めたときに、傑作短編「半神」を収録した9巻に、彼女らしくないホームドラマが入っててちょっとがっかりしたのですが、その作風が続いているわけでもないようです。

新鮮だったのは、映画評のエッセイ。意外にポピュラーな(上映時に書いているから?)作品を取り上げているのですが、ビバリー・ヒルズ・コップを「脚本がしっかりしている、一つのエピソードに入っている情報量が多くて、その三重四重の情報の構造が、後から出てくるエピソードとタイアップしてますますおもしろく」というのは、作家らしい見方だな、と思いました。ハリウッド映画は、ものすごく脚本を練ってるから、さらっとした娯楽作品でも、そういうところがあると思うんですが、そういうところを、ストーリーテラーとして感心してるんだなあ、と。ファンから見たら、「11人いる!」なんか完璧ですけどね。それから、「バックトゥザフューチャー」も、マイケル・J・フォックスの魅力をよく見ています。今からみたらあたりまえなんだけど。

ああ、小学生で「ポーの一族」に夢中だった頃の私に、大人になってからこんな本が買えるんだよって教えてあげたい。

欲をいえば、もうちょっと高くなってもいいから、もう少したくさんカラーグラビアがほしかったです。

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