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「ペテン師と詐欺師」@新橋演舞場

201909petensi  福田雄一演出のブロードウェイ・ミュージカル「ペテン師と詐欺師」です。原題は「Dirty Rotten Scoundrels」、汚い腐った悪党って、どうしようもない奴らって感じでしょうかね。ブロードウェイでは2005年3月から1年半上演され、トニー賞10部門にノミネートされてフレディのNorbert Leo Butz(この方、RENTのロジャーを演じてます)が主演男優賞をとっています。作者はデビッド・ヤズベック、「Full Monty」や「The Band"s Visit」の作者ですからすごい人ですね。

紳士風の容貌で金持ちの女性を騙す詐欺師ローレンス(石丸幹二)と知り合ったフレディ(山田孝之)は、弟子入りを志願します。コルゲートの未亡人ミュリエル(保坂知寿)から逃れ、オクラホマの石油王の娘ジョリーン(大和田美帆)との結婚を協力して免れた二人は、リビエラで知り合った「石鹸の女王」クリスティン(宮澤エマ)を騙すのに血道をあげることに…。一方、ローレンスの相棒アンドレ(岸祐二)は、ミュリエルといい感じに…。

すっごく面白かった!元の脚本がよくできていて、お話自体も面白いうえに、ジャジーな音楽、アンサンブルのダンスも素敵。そして実力のある出演者がそれぞれぴったりな役を、しっかり振り切った演技で演じているのがとってもよかったです。

とくに主役二人!山田孝之のちょっとワイルドでかわいげがあって、豊かな表情と身体表現、彼の良さがとってもよく出ていました。対する石丸幹二が対照的な甘い雰囲気の紳士。やっぱり少し気取ったアッパーな感じが似合います。同じく長身で日本人離れした岸祐二も違う声質で彩を添えていました。彼にとってはすごくいい役。

騙される女性たちもユーモアたっぷり、保坂知寿はかわいいし、大和田美帆も器用だなあ。宮澤エマって少し素朴な感じが、線の太さになっていて、こういう役に合っていると思いました。動きも激しいのに歌もたっぷり。

アンサンブルも高橋卓士、高原紳輔といった実力派の福田ミュージカル常連が出ているし、振付は上島雪夫なので躍動感があって見ごたえがありました。

ってことで、福田雄一ミュージカルの中でもかなり好感度の高い舞台でした!

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